風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

伴吟

2018年03月04日 | 徒然に日々のことを
江東区文化センターの合同成果発表会に江東区詩舞道連盟からもエントリーしました。

江東区連に所属する詩吟の会、剣詩舞の会とで、演じる吟詠と剣詩舞の発表です。

私は、「大楠公」徳川斉昭作の伴吟をさせて頂きました。

上背のある若者のフレッシュで勢いのある剣舞の伴吟は、それはまた、刺激的で、興味深く、吟詠にも、若いエネルギーに負けないようにと、頑張りました。

ここでも、吟者は、舞を見ることのできない位置にマイクがあり、もっと強調しあいながらの伴吟でありたかったのですが、「舞は吟にあわせるもの」との考え方で、最後まで統一されました。


小西如泉先生の教室での練習は、舞を見ながら、吟に合わせて手直しあり、舞を尊重した吟詠の調節ありの練習が普通に行われていますから、違和感がありました。

あらかじめ吟詠のテープを送っておき、その音源で、舞の練習をして、当日、リハーサルで、1回合わせるだけの舞台は、舞手の度胸が大いにものを言います。


事前に教場を訪れて、練習をして、お互いに手直しをするなんてことは、ありえないのかなぁ。。。
きっとそんな面唐ネことは、しないんだねぇ。

見えない舞を、音や空気の乱れのようなもので、感じながら、山場で、上手に立つ私の視線に入るところまで剣をエイヤッと、刺し伸ばすシーンは、ドキッとしました。
こんなに吟者に迫ってくるのは、まるで、吟者に対する心意気を示すかのようで、若者らしいと思いました。
ただ、単に舞台が狭かったということではないように、思います。
それだけ、私も、気を入れて吟をしたものと思いたい。


伴吟を好まない吟者も居らっしゃいますが、私の吟詠で、舞が生きるなら、これほど、やりがいのあるものはないと思うのですが...

それぞれの、やり方で、その通りにやりおおせた舞台でした。


コメント