風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢青葉8月の練習

2011年08月06日 | 詩吟
去年は、8月の練習をお休みにしたら、さすがに月1回の練習では、間が開きすぎて、次の練習日が来るのが待ち遠しかったとのうれしい言葉に、今年は、8月の練習をすることになりました。

待っていた、テキストも届きそれぞれが自分のテキストで、練習です。
今までは、その日の漢詩は二種類の本からコピーをして、皆さんに配っていました。
我が家のファックス機でのプリントは、あまりきれいではなく、1年もたったのだから、自分のテキストを買いますとの、申告が生徒さんの方からありました。
東京支部中央会の担当幹事さんにお願いして、本部の大阪より取り寄せてもらいました。

私が、詩吟を始めた頃は、先生が青焼きでプリントしてくださったB6か、それよりも小さいくらいの用紙のものでした。
青焼きですから、文字も読みにくかったはずですが、若かったせいで目も良く見えていたし、(20才!)ありがたいと思うテキストでした。

今は、それぞれが、立派なテキストを手にして習う日が来るとは、その頃は思っても居なかったことです。

今日は、大事な昇段についての話があったので、私は、身を引き締めて話をいたしました。
欲の無い生徒さんたちに、ちゃんと力を備えたのだから、その証を手にするように。
そして、昇段を勧めるのは、教室や指導者の名誉や立場を良くするためではないことをお話しました。

今日は、そんな大事な話があったので、いつもより背筋が伸びていたのかもしれません。
皆さんの覚悟も決まってきたようで、休憩時間が雑談に流れないで、予定通りの時間に切り上げて、練習への切り替えがきりっとできました。

コミュニケーションツールとしての、雑談は、データ交換の意味もあり、個人に踏み込みすぎない程度のおしゃべりも、今までは大事なことでしたから、無理やりのことは出来ませんでした。

皆さんが、少し育って、私も切り替えが上手になったってことなのかもしれません。

それで、10月の初段への昇段試験を受けることを決心されて、吟題も決まりました。

そんなわけで、今日の練習は、たっぷりと声を出し、充実感があったはずです。
この充実感は、時間を長く声を出したことによるのですが、ある程度の基礎が身についてきたから、声を出すのにオッカナびっくりではなくなったことから来るものです。

また、階段を1段上がったね。夢青葉のみんなへ

          おめでとう!



今日の、吟題は、「常盤雪行」
新出の吟法は、大山下げ、大小山(だいこやま)、二段上げ揺りの三つ。

大山下げと大小山には、てこずりました。
大山とまったく別のものという印象を与えてしまったかと、ちょっと悔やむ。
前出の吟法に加えながら、差し引きしながら、覚えていくといいのですが、導入に失敗したようで、難しいという印象を与えてしまったようです。

関吟の特色は、吟法が沢山あり、一見技を要するように見えますが、一つの吟法をきちんと覚えると、その吟法を忠実に吟じるだけで、その詩の情緒が表せるところです。
そのあたりが、初心者にとって、難しいと感じる場面と、やさしいと感じる場面があるようです。

このあたりの導入については、一考の要ありでした。



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