日本語科の学生に、ナツァグドルジ博物館に連れて行ってもらう日がやっと来ました。
前日の電話では、4人ということだったが結局二人の学生が待っていたのです。
男子学生は、特別優秀だと聞いていた学生と、女子学生のほうは
ナツァグドルジのことを教えてくれたグループで、一番に連れて行きたいと
名乗りを上げてくれ、電話連絡の労をとってくれた女学生でした。
ところが、あるはずの博物館がない!
UBの情報を教えてくれる電話にかけてみたら、昨日はガイドブックに載って
いるこの場所にあるといったそうです。
しかし、今日、さらに問いただしてみると、今どこにあるかどうなったかは
不明とのこと。
こういう情報は、どこに行けば聞けるのだろう。
ウランバートルに長年住んでいる大学の3年生も、知らないのです。
せっかくだから、タクシーを雇ってザイサンの丘にピクニックをすることにしました。
パンとソーセージ、果物、ジュース、チョコレートを買って、タクシーと料金
交渉をしてもらって、出発。
今日は、よい天気。ビルと車の洪水からの脱出。彼らも私も大喜び。
タクシーはここまで、2,000トグルクそれで、2時間後に迎えに来てくれること
にして、そのときは3,000トグルクを払う約束です。
そこは、ザイサンの丘のウランバートルから一番近いゲルキャンプでした。
既に10棟ほどのゲルが建ちその一つからは煙が出ています。
週末を楽しみにモンゴル人の家族が遊びに来ていて、お昼ご飯を作っているようでした。
なだらかな丘の斜面の木陰に座り、3人でお昼を食べました。
彼は、歌がうまく日本語、ロシア語、モンゴル語の歌を歌ってくれました。
彼女は、シャイな性格らしく、歌は歌いませんが良く私に質問をします。
日差しは明るいのですが、風が冷たく、1時間座っていると震えてきたので、斜面を降りて、キャンプのレンガの建物が風を防いでくれる陽だまりに移動
し、タクシーが迎えに来るのを待ちながらおしゃべりです。
モンゴルの先のことを考えることのできる優秀な彼には、夫のウランバートル
での仕事はとても興味深かったようです。