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ミニチュア制作のススメ ケトル編

2022-11-11 11:38:24 | サブカルチャー







前回のホーロー鍋に続いて、焚き火ライフには絶対に欠かせないアイテム、ケトルもミニチュアで作っていきます。

焚き火のケトル(ヤカン)は、様々なデザインがあり、実際のアウトドア好きな方々は色々な物を使っています。






こちらは自分が愛用しているケトル、GSIのステンレスコニカルパーコレーター。

まあ、名前の通り本当はケトルじゃなくパーコレーターなんですが・・・

GSI社では、もっとウエスタンな雰囲気のホーロー製パーコレーターも出しています。


ただ、こちらは容量が5.4リットルという大容量。

自分が使っているコニカルパーコレーターは8CUPというサイズで、約1.2リットルサイズです。


話が逸れましたが、やはりウエスタンと言えば、この円錐形のケトル!

という事で、これを参考に作っていきます。







とは言え、なかなかこの円錐台形状をきれいに形にするのは難しい・・・

と、道具箱を漁っていると、丁度良いゴム栓が!

前にショットシェルの改造で遊んだ時に買ったものです。

このゴム栓に0.3mm厚のプラバンを巻き付け、円錐台を作ります。







こうしたガイドがあると、面倒な円周率を使った計算をしなくて済むので非常に楽ですね。

底板の直径もゴム栓を参考にすればすぐに作ることが出来ます。






本体の円錐台が出来たので、注ぎ口となる部分にピンバイスで穴を開けます。

別なプラバンでクチバシになるパーツを作り、鍋と同じ要領で蓋も作っていきます。






注ぎ口が出来ました。

蓋は今回は三枚のプラバンを張り合わせて作っています。






後ろ側の本体把手を付けます。





蓋の把手と、本体を吊り下げるためのツル、取り付けのための耳パーツを作ります。

この辺は前回の鍋とほぼ同じですね。

吊り下げのツルは、そのままキャリーハンドルとして使う事も多いので、爪楊枝でグリップバーを作っています。









鍋と同じく、ホーロー風に塗装して完成!





吊り下げツルの可動、蓋の取り外しが可能になっています。






今回は白いプラバンで作っているので、内部は塗装していません。

なかなか19世紀の西部開拓時代を思わせるケトルになったんじゃないかと自画自賛しています。





鍋とあわせると、アウトドアクッキングの様子が再現できます。

1/12スケールで考えるとかなり大きなケトルなので、最初に紹介したコーヒーボイラーくらいの大きさになりました。







鍋もケトルも、どちらもミニチュアとしては直径22㎜程度。

リアルサイズだとすれば直径24センチ鍋くらいになるので、5~6人前くらいの料理は作れる大きさですね。





実際の自分の愛用品では、同じカラーのマグカップも使っているので、これも作ってみました。

樹脂粘土で作っているので形が歪んでいますが、長年使ってボコボコになったマグカップという事にしておきます。






さらに、オマケ的にこんなパーツも作りました。





マグカップの内径に合わせたプラバンと、プラモデルのランナーの曲がった部分を接着し、黒で塗装。

その上からブラウンのUVレジンを塗っています。






何のパーツかは写真を見て頂ければ分かると思います。






大きなケトルでたっぷり作った熱々のコーヒーを注ぐ。

キャトルドライブと呼ばれる牛を連れた長旅をするカウボーイは、夜も寝ている牛たちを見回るため、濃いブラックコーヒーをガブガブ飲んでいたらしいです。



こうなってくると1/12スケールのカウボーイ人形が欲しくなって来ますが・・・

まあ、それはまたいずれという事で。















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