この項では、ガンダイスのゲームルールについて、独自の解釈と共に現代でも遊びやすいルールに改定した、アドバンスドゲームを提案する。
アレンジしたルール部分は赤字で表示している。
ファイブダイスバトルを基に、戦略性もありつつ、なるべくシンプルに遊べる方法を考案したつもりである。
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〇デッキについて
デッキはダイス5個で構成する事。
キャラダイス、呪術ダイス、武具ダイスの組み合わせは自由。
例1:イスルギデッキ
例2:闇ダイスデッキ
進化ダイス
デッキに入っている通常ダイスと「同族」の進化ダイスを持っていれば、デッキのダイスと別で用意する。
使用数に制限はない。
眼魔小札絵
デッキに入っているキャラダイスと同じ小札絵があれば使用可能。
使える小札絵は3枚までとする。
〇ゲームの流れ
基本は「ファイブダイスバトル」のルールで、武具、呪術ダイスの特殊能力、進化ダイス、小札絵の使用をOKとしたルールである。
原則は1対1のバトルだが、3人バトル、4人バトルでも良い。
1召喚
対戦がスタートしたら、お互いに自分のデッキのキャラダイス全てを振る。
振ったダイスの状態により「召喚」の可否が決定する。
掛け声「眼魔召喚!」
例:イスルギ組と闇ダイス組が対戦します。
闇ダイス組は「召喚」「半召喚」「未召喚」となりました。
イスルギ組は一つが「立ち」になったので、全召喚となります。
お互いの召喚が終了したので対戦開始になります。
※「全開召喚!」ルール
もし、自身のデッキのキャラダイス全てが「立ち」もしくは「逆立ち」になった場合、そのバトルは以後の勝負を行うことなく勝利となる。
2攻撃ターン
攻撃の順番の来たプレイヤーは「再召喚チャレンジ」か「眼魔攻撃」を選択できる。
※「再召喚チャレンジ」は攻撃ターンを費やし、自身のデッキに残っているキャラダイス全てを振り直す。召喚済みのダイスであっても振り直しとなる。
「眼魔攻撃」の場合、攻撃先の相手ダイスを指名する。
指名先はキャラダイスのみとなり、呪術ダイス、武具ダイスへの攻撃は出来ない。
2-1攻撃側のロール
まずは攻撃側がダイスを振る。
掛け声「開眼(カイガン)!」
この時、ダイスが「横倒し」の場合は攻撃失敗となり、ターンは終了となる。
お互いのダイスを元に戻し、攻守を交代する。
「立ち」もしくは「逆立ち」の場合は攻撃成功となり、防御側の行動を待たず勝ち確定となる。
防御側のダイスは墓場へ送り、攻撃側のダイスを元に戻し攻守交替となる。
特殊目、通常目が出た場合は以下へ進む。
2-2防御側のロール
次に防御側がダイスを振る。
掛け声「開眼(カイガン)!」
ダイスが「横倒し」の場合は防御失敗となり、負け確定となる。
防御側のダイスは墓場へ送り、攻撃側のダイスを元に戻し攻守交替となる。
「立ち」もしくは「逆立ち」の場合はカウンターアタック成功となり、防御側が勝ち確定となる。
攻撃側のダイスは墓場へ送り、防御側のダイスを元に戻し攻守交替となる。
特殊目、通常目が出た場合は以下へ進む。
2-3攻撃側のアイテム使用
攻撃側は特殊目が出た場合、アイテムの使用を選択できる。
・武具ダイス
・呪術ダイス
・小札絵
・何も使わない
の4つから行動を選択する。
武具・呪術ダイス使用の場合、ダイスを振り、通常目ならばキャラダイスの特殊目数値「3」にプラスして攻撃値が決定となる。
特殊目が出た場合、それぞれの特殊能力に基づき、ダイス底面の能力をプラスする。
掛け声「武具・召喚!」「呪術・召喚!」
小札絵は使用を宣言した時点で効果を発揮する。
使用した小札絵はその対戦では使えなくなる。
掛け声「特殊能力発動!」
2-4防御側のアイテム使用
防御側は特殊目が出た場合、アイテムの使用を選択できる。
・武具ダイス
・呪術ダイス
・小札絵
・何も使わない
の4つから行動を選択する。
アイテムダイスが特殊目を出した場合は攻撃側と同じく特殊能力を使える。
防御側は後攻となる代わりに、攻撃側の数値に応じてアイテム使用するチャンスがある。
3判定
出目+アイテムでのボーナス値の合計数で比べ、高い方の勝利となる。
3-1 攻撃側が勝った場合
負けた防御側のキャラダイスは墓場へ移動する。
勝利したダイスは召喚状態のままデッキへ戻す。
「開眼!進化チャレンジ」
勝ったダイスに進化ダイスが用意されている場合、ここで進化チャレンジを行うことが出来る。
キャラダイスをロールし、特殊目が出た場合、そのキャラダイスを進化ダイスと交換する。
交換は不可逆となり、戻すことは出来ない。
また、進化チャレンジは勝利後のタイミングのみで、それ以外のタイミングではチャレンジできない。
チャレンジに失敗してもペナルティは無い。
3-2 防御側が勝った場合
防御成功となり、互いのダイスを元の状態のままデッキに戻す。
3-3 同点で引き分けの場合
攻撃側のダイスは召喚状態のままデッキに戻す。
防御側のダイスは、召喚なら半召喚へ、半召喚なら未召喚へ変更し、デッキに戻す。
4 攻守の交代
攻撃と防御の交代を行い2~3を繰り返す。
相手のキャラダイスを全て墓地に送ればゲームの勝利となる。
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対戦例
闇ダイス組とイスルギ組が対戦します。
先攻は闇ダイス組です。
闇ダイスのギダンで紅蓮のイスルギを攻撃します。
ともに特殊目が出ました。
ギダンは武具ダイスを使用します。
武具ダイスを振ったら、出目は1でした。
これでギダンは特殊目3+武具ダイス1で、攻撃値4です。
防御側の紅蓮のイスルギも武具ダイスを使う選択をしました。
振ったところ、武具ダイスも特殊目が出ました。
武具・羅の底面に+2と書かれています。
よって、紅蓮のイスルギは、特殊目3+武具ダイス特殊目3+追加能力2、で合計8です。
攻撃側4vs防御側8
防御側の勝利です。
互いに使用済みの武具ダイスは墓場へ送り、キャラダイスを戻してターン終了です。
今度はイスルギ組の攻撃ターンです。
紅蓮のイスルギで、闇ダイス組の爪牙を攻撃します。
爪牙は未召喚状態なので、防御することも出来ません。
紅蓮のイスルギを振り、5の目が出たので攻撃成功です。
闇ダイス組の爪牙を墓地に送り、紅蓮のイスルギを戻し、ターン終了です。
闇ダイス組の攻撃ターンです。
ギダンで青嵐のイスルギを攻撃します。
互いに特殊目が出ました。
しかし攻撃側の闇ダイス組は「アイテムを使わない」事を宣言します。
引き分けに持ち込み、青嵐のイスルギを半召喚にする事が狙いです。
しかし防御側の青嵐のイスルギは、呪術ダイスの使用を選択します。
呪術・笑童児を振ると、特殊目が出ました。
この時点で、ギダン3vs青嵐のイスルギ6(特殊目3+呪術ダイスの特殊目3)なので、防御成功です。
笑童児の追加能力「裏切り」を使い、闇ダイスデッキから美雅羅を指名し、自分のデッキに入れます。
この時点で、闇ダイス組はキャラダイスがギダン1体、武具ダイス1個です。
対するイスルギ組はアイテムダイスは全て使い切りましたが、半召喚の美雅羅も入れて4体のキャラダイスが残っています。
イスルギ組の攻撃ターンです。
イスルギでギダンに攻撃を仕掛けます。
しかし、イスルギを振ると「横倒し(未召喚)」になりました。
この時点で攻撃失敗です。
闇ダイス組はギダンを振ることなく防御成功です。
闇ダイス組の攻撃ターンです。
紅蓮のイスルギを狙います。
互いに振ると、ギダンは特殊目、紅蓮のイスルギは5の目になりました。
もう後がない闇ダイス組は武具ダイスの使用を選択します。
武具・羅を振ると特殊目が出ました。
ギダン8vs紅蓮のイスルギ5で、攻撃成功です。
紅蓮のイスルギを墓地に送り、ギダンを戻してターン終了です。
イスルギ組の攻撃ターンです。
ギダンへの攻撃を宣言します。
互いに振ると、イスルギは4の目、ギダンは3の目になりました。
このまま判定になるので、イスルギの勝ちとなります。
闇ダイス組は、これでキャラダイス全てを失いました。
この対戦はイスルギ組の勝利となります。
〇特殊ルール&特殊ダイスについて
超眼ダイスについて
超眼ダイスは、デッキに合体可能なダイスがある場合、特殊能力として「合身」が使える。
通常通りに対戦し、超眼ダイスが特殊目を出した場合、アイテムダイスや小札絵を使う代わりに「合身」を行う。
掛け声「超眼・合身!」
ただし、合身相手となるダイスは「召喚」状態のみが可能。「半召喚」「未召喚」のダイスとは合身できない。
合身成功した場合、合体した状態でロールを行い、判定を受ける。
この時、合身ダイスで特殊目が出た場合はアイテムダイス、小札絵の使用が可能となる。
以下に防御時のパターン別の行動をまとめる。
・攻撃側の数値を上回り「防御成功」⇒合身ダイスのまま次のターンへ
・同点で「引き分け」⇒合身を解除し、それぞれ召喚状態でデッキに戻す。
・攻撃側の勝利⇒合身を解除し、任意の片方のダイスを墓場へ送る。もう一方のダイスは召喚状態でデッキに戻す。
核(コア)ダイスについて
コアダイスは、デッキに合体可能なダイスがある場合、特殊能力として「合身」が使える。
手順1・攻撃、防御時に自身のコアダイスを振り、特殊目が出たらアイテムダイスや小札絵使用の代わりに「心眼・合身!」を宣言する。
手順2・デッキから合体可能なコアダイス2体を場に出す。未召喚、半召喚であっても可能。
手順3・最初のコアダイスをもう一度振る。特殊目が出れば「合身成功」。それ以外の目が出た場合、その出目での判定となる。「立ち」になった場合は合身成功の上、無条件勝利である。
手順4・合身成功の場合、余ったコアダイス2個を振り、攻撃、もしくは防御を行う。
以下に防御時のパターン別の行動をまとめる。
・攻撃側の数値を上回り「防御成功」⇒合身ダイスのまま次のターンへ
・同点で「引き分け」⇒合身を解除し、それぞれ召喚状態でデッキに戻す。
・攻撃側の勝利⇒合身を解除し、3体のうち任意のダイスを墓場へ送る。他のダイスは召喚状態でデッキに戻す。
超眼は合身成功すれば4面に目のある強力なダイスとなり、横倒しによる攻撃、防御の失敗が無くなる。
核(コア)は合身成功すると、それ以後は常に2個のダイスを振った合計値で戦える。ただしコアダイスはほぼ「立ち」「逆立ち」が出ないので、攻撃力が高まる代わりに一撃必殺が無くなる。
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漏れているルールなどもあるかも知れないので、お気づきの諸兄は気軽にお知らせ頂きたい。
令和版「眼魔伝ガンダイス」導入ストーリー
過去のガンダイス商品に書かれた「序章」をまとめ、オリジナルで加筆したもの。
不思議な力を持つ「魔眼」。
古今東西、さまざまな生物や物質に憑りつき、憑りつかれた者を「眼魔」に変えた。
「眼魔」の中でも、負の感情に支配された者は「闇」となった。
超自然の存在である「眼魔」を人の意思で操る術者が現れた。
術者は目の付いた小さな骰子のような道具で眼魔を召喚し使役した。
術者は闇の眼魔を操る「黒の一族」と激しい戦争を繰り返していた。
その眼魔の中に、特殊な存在「凶鎌手」が現れ、自分の闇分身をも生みだし闇の眼魔を増殖させていった。
術者達と眼魔はそれに対抗するため、更なる力を持った「超眼」を生みだす。
闇の一族との戦いが激化する中、一部の術者たちはこの戦争を終結させるため、各眼魔の種族の代表を「心眼」にさせ、決戦兵器化した。
鬼族の武王、竜族の鰐蛇、獣族の雷爪は超眼となり武雷蛇王に合身。
同じく魔族の獣幽士、天族の闘奇子、輪族の機改人は奇改獣に合身する。
しかし、凶鎌手はこの合身する心眼をも闇化させ増殖させる。
ついに術者の中から、この心眼を操る「核ダイス」を使いこなす者が現れ、ようやく戦争は終結した。
月日は流れ、2002年。
我々の目に見えぬ所で「眼魔」は存在を続けていた。
もはや術者達の戦争は人々の記憶からも消えていたが、再び、ガンダイスを手にする者達が現れた。
闇の一族も復活し、術者となった者達での争いが勃発したが、大きな戦とはならず、わずか1年程度で争いは鎮火した。
それから20年の歳月が流れ・・・
かつての戦いの生き残り達、また新たに眼魔の使役を覚えた者達・・・
ガンダイスを使う術者「ガンダイサー」が、新たなるバトルをスタートさせる!
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