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ビー・シー・シー 宇宙4Dパズル アポロ計画 ~人類初の月面着陸~

2025-04-16 18:29:36 | 知育玩具


地味に気に入ったグッズを集めている「宇宙モノ」玩具ですが・・・

小惑星探査機「はやぶさ」が奇跡の帰還を果たし、さらに「はやぶさ2」が話題になっていた時代。

2010年代には、当時の食玩などでも様々な宇宙グッズが発売されていました。



しかし、やはりブームとは一過性。

その後は「比較的安価でお手頃に手に入れられる宇宙グッズ」はなかなか発売されていません。

私が認識している限りで、気に入って購入した物といえばマッチボックスというミニカーシリーズで発売された「スペースXドラゴン」くらいですね。









そんな中、先日にお台場の「日本科学未来館」に行ったら、ミュージアムショップで出会ってしまいました。

「宇宙4Dパズル」!!

大き目のカプセルに入った、ブラインド仕様の全4種。

アポロ計画編との事で、カプセルは月面を模しています。

価格は900円弱でした。









カプセルを開けると、このようにビニール梱包されたパズルがギッチリと入っています。

この4Dパズル、もともとは海外製品ですが、日本ではアオシマ社が輸入販売していたこともあり、宇宙系以外にも動物やら人体臓器やら、サイエンス感のある様々なモチーフを立体パズルとして販売していました。

ただ、それもやはり2010年代くらいが主流。

過去にこのブログでも紹介した「ISS(国際宇宙ステーション)」など、一部再販もありますが、どれも今では入手困難です。


それが、ひそかに博物館の土産物屋で売られていたんです。










ラベルを見てみると、発売元は株式会社ビー・シー・シーという企業。

HPを見ると、宇宙モノのイベントやグッズ制作、ビジネスサポートなど幅広く展開している会社。

おそらく、こうしたミュージアムショップ向けにサイエンス玩具などを独自に輸入販売しているのだと思われます。









さて、カプセルの中身に戻ると、1個目は宇宙飛行士。

アポロ計画の60年代の船外宇宙服です。

カプセルには、ピースがある程度組まれた状態で入っているので、すぐに完成させたい人はサッと組立することが出来ます。











いったん、全てのピースを分解してみました。

総ピース数は28ピース。

手のひらサイズですが、組応えがあります。

組立のための凹凸は、それぞれ大きさや形を変える事で、組間違いを防ぐようになっています。









すべて組んで完成した姿。

スケールは約1/20。

60年代当時のもったりとしたスタイリングなのでディフォルメ体型に見えますが、調べてみると割と細かく再現されている事が分かります。










特にバックパックから胸部腹部に繋がれたパイプ類や、全体の皴など、フィギュアとしての造形はしっかりしています。

一方、塗装は流石に雑な部分が多いです。

塗り直しとウェザリングで相当バケそうですね。









カプセルが月面を模しているので、このようにカプセルの上に乗せてディスプレイすると、また雰囲気が出ますね。

宇宙服の中身はアームストロングかバズ・オルドリンか?


















続いてのカプセルの中身は「アポロ司令船・機械船」

ピース数は29ピース。









組み立てると1/100スケールのコマンドモジュールロケットが完成します。








玩具で、さらに組み立てを想定しているのでピースの頑丈さも必要なのか、バーニアなどは厚めに作られています。

無理矢理パズル化しているため、内部までピースが詰まっているので、ほぼPVCの塊。

カプセルの状態でも、ずっしり重いので他の物より中身が当てやすいです。










こちら、なんと司令船部分と機械船を分離させることが出来ます。

分離面のディティールがあっさりしているのが残念ですが、ちゃんと欲しいギミックが再現されているは嬉しいですね!

これで司令船を改造してパラシュートを付けた帰還仕様にするのも良いかも知れません。










1/100スケールという事で、同スケールのバンダイMG用パイロットを置いてみました。

円錐状の司令船に三人乗って、宇宙そして月へ行き、地球まで戻って来たんだからすごいですよねぇ。












続いては「月着陸船」

これは最もピース数が多く37ピースもあります。

パズルとして遊ぶため、造形的には1パーツで済むような場所も分割されてしまっていますが、複雑な形状をした月着陸船を再現するためには、どうしても細かいパーツが増えるので仕方が無いでしょう。









組み立てると月着陸船イーグルが完成します。

細かい部分は、バリや塗装のズレ、省略などありますが、この複雑な形をよく手のひらサイズで再現しているもんだ、と感心します。

パズルとしてピース分け出来る利点を生かし、細かい部分を別パーツ化しているのが効いていますね。









パズルならではのギミックとして、上昇段と下降段の2つに分けることが出来ます。

写真では分かりにくいかも知れませんが、ちゃんとどちらにもバーニアが付いています。










こちらもスケールは1/100。

上昇段にMSパイロットフィギュアを立ててみました。

この4畳半程度の船に2名が乗り込み、月面に降り立ったんですね。












そして、コマンドモジュールとルナランダーの2種を揃えると・・・










このようにドッキングした状態を再現できます!

やっぱコレだよな!








接続自体はジョイントなど無く、造形の凹凸を合わせてはめ込んでいるだけなので、上手く飾らないと簡単に分離してしまいます。

スタンドなどは付属しないので、展示する方法は工夫しないといけないです。









いやぁ、昔はそんなに興味なかった宇宙船が、今ではこんなにかっこよく見えるなんて。

ちょっと造形に手を入れて、塗装すれば相当カッコよくなりそうです。

(そういって自分では手を動かさない事がほとんどだけど)

どうしてもパズルなので、完成後もパーツのポロリが多かったり、嵌め合わせ部分にスキマが出来てしまい見栄えが悪い部分もあります。

接着剤で固定してしまうのが良いですが、場所によっては凸部分のバリや歪みが原因でキレイにハマらない事もあるので、接着する場合は思い切って凸部分をカットしてしまうのが良いと思います。











全4種なので、本当はこれにサターンVロケットが加わるのですが・・・

6個買っても当たらなかった・・・

で、司令船と月着陸艇が当たって、ドッキング状態が可能になった時点でコンプリート諦めました。










ドッキングした状態だと、外カプセルの月面は流石に小さくて置いておくことが出来ませんね。

代わりに、遠い昔、はるか彼方の銀河系で活躍した人工惑星にのせてみました。



自分もアポロ計画はリアルタイムでは知りませんし、当時の熱狂ぶりは分かりませんが、宇宙に興味が出てくるとやはり避けては通れないというか・・・知ってしまいますね。

過去にはいろいろな商品、玩具で出ていたとはいえ、その頃はまだ自分に購入意欲が無かったので、今にこうして手に入れられるのはとても嬉しいですね。


ちょっとこれからは、通常の玩具店だけでなく、博物館や科学館のミュージアムショップもこまめにチェックしなければいけないです!!































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