Killing Moon・・・なんて妖しく美しいタイトル、そしてジャケット。中身の曲にぴったりだった。
高校卒業前の冬、バンド仲間と長野駅近くにあった輸入盤屋で買ったのがこのEcho & The Bunnymenの12インチ。前年のヒット作「ポーキューパイン(やまあらし)」にやられた僕らをとろけさせた蒼く甘美な名曲だ。
古着屋で真っ黒のコートを購入し、気分だけはシンガーのイアン・マッカロクで、バンドでも散々コピーした。僕のオリジナルがほの暗いのは、こういう曲をリアルタイムで聴いていたから。それか、長野という土地の空気のせいか、単に根っこが暗いからだ。
あの頃、僕はJapanとかの美形お化粧バンドが嫌いだったので、Japanファンの女子とは敵対していたな(今は僕のライヴにいつも駆けつけてくれるけれど)。
80年代以降の極めて英国的な人気ギターバンドは、このすぐ後にザ・スミスが来て、その後にはストーン・ローゼズ、そしてオアシスが来る、という感じだろうか。今ならアークティック・モンキーズなのか?
何故取り上げたくなったかというと、最新作で彼らがやや復調の兆し、輝きを見せていることが嬉しかったから。それと、その喜びを周囲に語り合える人が少なくなった、局地的になってしまったことが少々寂しいから。勿論、英国じゃそんなことはないはず。80年代風の若手バンドの多くに、彼らの匂いを嗅ぎ取ることが出来る。
サビのコード進行が新鮮だったThe Killing Moon
最新シングル「Think I Need It Too」声はガラガラだが恰好は良い
高校卒業前の冬、バンド仲間と長野駅近くにあった輸入盤屋で買ったのがこのEcho & The Bunnymenの12インチ。前年のヒット作「ポーキューパイン(やまあらし)」にやられた僕らをとろけさせた蒼く甘美な名曲だ。
古着屋で真っ黒のコートを購入し、気分だけはシンガーのイアン・マッカロクで、バンドでも散々コピーした。僕のオリジナルがほの暗いのは、こういう曲をリアルタイムで聴いていたから。それか、長野という土地の空気のせいか、単に根っこが暗いからだ。
あの頃、僕はJapanとかの美形お化粧バンドが嫌いだったので、Japanファンの女子とは敵対していたな(今は僕のライヴにいつも駆けつけてくれるけれど)。
80年代以降の極めて英国的な人気ギターバンドは、このすぐ後にザ・スミスが来て、その後にはストーン・ローゼズ、そしてオアシスが来る、という感じだろうか。今ならアークティック・モンキーズなのか?
何故取り上げたくなったかというと、最新作で彼らがやや復調の兆し、輝きを見せていることが嬉しかったから。それと、その喜びを周囲に語り合える人が少なくなった、局地的になってしまったことが少々寂しいから。勿論、英国じゃそんなことはないはず。80年代風の若手バンドの多くに、彼らの匂いを嗅ぎ取ることが出来る。
サビのコード進行が新鮮だったThe Killing Moon
最新シングル「Think I Need It Too」声はガラガラだが恰好は良い