まだ、読み始めたばかりだけど、かなり卓見。上質なオタク文化論かな?
オタク文化論というと、オタク評論家みたいな、オタクそのものの人物だったり、
あるいは、オタク批判家だったり・・・と、
何んだか、偏向しているのが多いような気がする。
でも、この『萌える男』は、確かに著者は、オタクの側なんだけれども、
ちゃんと、日本の文化の中で、のめりこまない適度な位置を保ちつつ、
分析してくれているような気がする。
オタクに、対立する概念(あるいはグループ)として、「恋愛資本主義」を挙げる。
言いえて妙。
確かに、僕らの世代は「恋愛資本主義」を主流として推移して来た世代だったと思う。
自らを、その中で商品と出来るか、出来ないかで・・・二極化されて来た。
不適合になったグループが、今、「萌え」という言葉で、
認識されてきつつあるオタクだと・・・
勿論、スッパリ二極化されている訳ではなく・・・
僕は、どちらでもあって、どちらでもない・・・
でも、「恋愛資本主義」からは、不適合を刻印されていただろうな・・・
オタクに拒否感のない人は、読まれると面白いと思います。オススメ
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はっちん
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