Re:SALOON & VBA

014:刻

あれほどに忘れたくない思いして刻みし跡も角がとれていく


君の前刻んでばかりで進まない同じとこばかり掘れていたっけ


刻まれた一つ昔の一秒と今との重み軽くなるばかりで



今まで、僕は、世の中に自分の名前、つまり存在を刻み付けることができただろうか?

たとえば、僕の作ったプログラムが、今夜も日付の変り目を記録する。
日替わり処理のプログラムが動いている。
ソースの作成者には、確かに僕の名前、
でも、僕でなくても良かったのかも知れない。

自分が生きていた証を刻みつけようとしている。
どんな跡も、結局は、擦れて、すべすべになって行く・・・

僕は、最初からすべすべでなく、一度は角張っていたという思い出に、
満足したいと思う。僕はそれを覚えているから・・・まだ


もし君が時計の文字盤だったなら僕は何時と刻まれてるの


多分、刻みはないのだろうけど・・・それは言うまい
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