他のエピソードとは、ちょっと違う。
まず、悪役がいない。
善人と悪人という構図ではない。
誰もが自分の境遇と闘っている。チリカワ族も、結局は被害者な訳で・・・
敢えていうなら、皆んな時の流れと闘っている。
ここは、西部だけど、でも近代文明は否応なく押し寄せている。
典型的西部人とルーシーに言われたヘイズは、嬉しい気持ちも半面、
そこに留まっていられないことを知っている。
いままでの西部が大好きでも、そのままではいられない。
アパッチスプリングの荒涼感は、そんな時代に残されてある西部を見せてくれている。
ここに、集まった(というか、行き合わせた)3人の女性。
夫に先立たれたキャロライン
騙され利用されて逃れてきたグレース
可能性を追及する夫に嫌々ついて来たルーシー
それぞれに、時の流れや、変化に戸惑っている。
でも、そんな境遇にも、果敢に(?)立ち向かうキャロラインおばさん
力強いいいキャラですね。
信仰にしがみつこうとするグレース、でも、心の底では変わりたいと思っている。
でも、変わることに対する惧れは強い。
夫の価値観で、自分の価値観が揺らいでいるルーシー
果たして、自分は今のままでいいのか、夫にとって自分は何なのか、何が自分に出来るのかを問いかけ始めてる。
そんな彼女達に、
宝捜しのヘイズとカーリーの失敗、フィールディングのチリカワ族説得の成功と
男達の在り方が何かを語りかけているような気がする。
チリカワ族に会いに行きましょうか?
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