というのは、
僕は、かれこれ、20年来、この病気が出たり、引っ込んだりしている。
「乾癬」とはいうものの、「感染」性はない。痒くも無い。
原因もはっきりしない、特効薬も無い・・・というか、医者には、「一生付き合っていく病気です」みたいに言われる(今は、病院にはかかっていない)。
そういう病気ともう、人生の半分以上、付き合ってきた。
刺激のある場所に出てくる、ストレスもよくない、かさぶたになる。フケのように落ちる。
薬も、完治する薬はなくて、つけて少しは効くけれど、だんだん効かなくなる。
今は、乾燥と刺激を防ぐために油分を塗って保護しているぐらい。
自分では、それ(乾癬であること)が当たり前になっていて、
顔に鼻がついているようなものなのだけれど、
ときどき、人に言われて、そうなのか、人は気になるのかと思ったりする。
やはり、子供は素直だ、まっすぐに「怪我したの?」と聞いてくることが多い。
(娘と息子は、いつもそうなので、それが普通と思っているようだ、ホクロがついているのと変わらない)
一般的に皮膚の病気は、見映えがあるので、そこが辛いところだと思う。
この病気は、痛くも痒くもないので、自分では平気なのだが、
人に不快な(不潔、汚い)思いをさせるのではないかと、それは気にしていた。
プライバシーではなかったけれど、プライベートな部分なので、
聞かれれば答えるけど、自分から、吹聴するようなことはないと思う。
気がつかなければ不快でないのに、気がついたら不快だと思うことはあるだろうと思う。
(まあ、気がつかない人もいるぐらいの症状だということ)
本当はどうなのだろうね。他人の病気というのは・・・。
気づいていても、あえて、触れないでいてくれる人が多いようだ。
この病気のせいで、人間関係では、そう特に恋愛などについては、難しいだろうとずっと思っていた。ハードルは高いと思い込んでいた。
誰かにとっての「唯一の人」になることは、難しいし、そういう努力は相手に対して罪かも知れないと思っていた。
好きになってもらって、その次にこのハードルがある。
恋愛というのは、それを超えられるものなんだろうけど・・・
当事者としては、越えられても、越えられなくても、避けて通りたいハードルだった。
この病気になっていなければ、人生変わっていたかも知れない。
・・・と、そう思うけれど、
まあ、これだけが、僕が、変わり者であるという理由ではない訳だし、
ちょっとは違うだろうけど、やっぱり、同じような人生だったんじゃないだろうか・・・。
それに、人間的な魅力はどうしようもない・・・失恋の山を築くだけのことだったのかも知れない。
恋愛ももうとうに関係ない年になって、今はただ
もう、他者の不快でない、格好であれば自分はいいと思う。はは、ダンディとはほど遠い。
僕だけでなく、この病気で悩む、若者のために、今回の研究成果は、喜ばしく思う。
(プライベートな話題の好例になった。)
ただ、プライベートとしても・・・同様のプライベートが確実にあるのだ。
同じ時代に、特に何の関連もないのに、
同じ病気に罹る人が、何%かは存在するという事実。
感染症の菌でもなんでもない・・・人間の体のメカニズムとして、
同じ反応をしているということ・・・
何んて、不思議なんだろう・・・
病気で、自分が人間という種に繋がっている・・・そんなことを考えた・・・
ちょっと、変かも知れないけれど・・・
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はっちん
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