題は知っていても、お話は知らなかった・・・
何故、触れたことがない話なのかは分からない・・・
こんな話なら大抵、知っていると思っていたのに・・・
それが、枕元で子供に読んで聞かせている母と子の物語全集(もう数冊で終わる)に入っていた。
子供に読んできかせていいのかどうかと思ったりもする。
それほど、悲しいし、救いがない・・・
殴られて死んでしまうトムおじ。
でも、そういう現実があったし、
今も、そういう現実が形を変えて存在しているだろう・・・
制度としての差別。
差別される側に立たないと、本当の辛さは分からない・・・
と言うが・・・
想像力は、それを可能にしてくれる筈だ・・・
思いやりというのは相手の立場に立てるかどうかだと思う・・・
それを認めないなら、人間の営みは空しい
黒人でなければ、差別されることの辛さや義憤は分からない・・・
そうだろうか、
集団の優位の中に逃げ込もうとする弱い人間達の作った罠はいっぱいある。
人を除外しようとする心は、自分の中にも潜んでいる。
それを見つめれば、差別される側には回りたくないと思うだろう・・・
アンクル・トムは、虐待する側には絶対回ろうとしなかった・・・
どんなひどい目に合わされても、その信念は曲げなかった・・・
娘は、こんな悲しい話は嫌いと言いながら・・・涙を出していた・・・
(僕は、悲しい話では泣けないので、泣かなかったけれど・・・)
アンクル・トムが教えてくれるものは、忘れないで欲しい。
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