行き先は、オーストラリア(ケアンズ・ゴールドコースト)。
行き先をここにしたのは、老人二人と幼児がいれば、
行程のきつい場所はつい避けてしまう・・・
自分が行きたいでは選ばない。
もっとも、旅行で何が目的かというと
子供にいい経験をさせたいというそれだけに尽きてしまう。
今回も、世界遺産グレートバリアリーフを子供に見せたかった。
それが主目的。
買い物も自分のものは、ひとつリストサポート(マウスを使う時の)を買ったのみ。
それも、トラベラーズ・チェックを換金したかったため。換金して、買うのはお土産。自分の欲しいものがなかったのも事実だが・・・
写真もたくさんとったけど、自分が写っているのは数枚のみ。
そんなこんなで、帰国後、読んだのは「腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち (中公新書ラクレ) (新書) 」杉浦 由美子 (著)という本(図書館で見つけて)。オーストラリアには特に関係はないけど・・・
そこに、気になる一文が、
腐女子の特徴は、妄想の中に自分が介在して来ないこと
登場人物に自分を投影しない
現実ではない方がいい
だから、女性が出てこないボーイズラブになる・・・
と
分かるような分からないような・・・
なるほど
僕の場合、男性なのでボーイズラブは、ちょっと(妄想でさえも)無理だけど
実生活上で、すでに自分が介在していないような気もする。
眠てみる夢も自分が出て来ない夢をみることが多い。
知っている人物すら出て来ない夢もある。
純然たる映画のような夢。
そんなことを考えつつ
週末、10年前の仕事の同窓会に出る(阪神大震災の頃のプロジェクト)。
いろんな会社のメンバーが集まってやった仕事。
半分の十数人が来ていた。
10年前だというのに、つい一ヶ月前のような感じすらする。
歳はとったけど雰囲気も口調も変わらない・・・
話題は、昔話の確認と、近況報告。
今でも当時と同じ会社にいる人間は2、3割。
でも、同じITの仕事をしていることは変わらない。
話題が一区切りついたら、話す話題もなくなって・・・。
趣味の話は、ギャンブル、ゲーム。
ふーん
自分の楽しみとなるとそうなるしかないのか中年は・・・。
僕らの世代は、
個性的であれ・・・
自己実現・・・
をスローガンに育ってきた。
今の世代、
結局、個性といったってみんな同じだしぃ
なんか人と違うって疲れちゃう
と全体主義への憧れを抱く傾向も出てきているとか・・・(週刊誌の記事)
「自分」って一体何んなんだろうね?
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