一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

鬱だと言える、ということ

2005-05-09 | web
【素人考え】
新入生や新社会人が5月の連休前後に無気力や不安、不眠といった体の不調を訴える「五月病」。新生活での緊張感が一段落したために出てくる心の病を総称したもので医学的な病気ではないが、放置するとうつ病(気分障害)につながる場合もあるという。スランプに陥ったときの克服法を専門家に聞いた。

 (中略)

 このような状態に気づいたら、どうしたらよいか。荒井稔・東京臨海病院精神科部長(産業精神医学)は「旅行などで気分転換したり、仕事以外の時間を持って、リラックスしてみてはどうでしょうか。それでも症状が治まらなければ、職場の上司や医師に相談してほしい」とアドバイスする。

 また、家族や職場の同僚など身近な人に心配な症状が出た場合、周囲の人はどうしてあげられるのか。神庭(かんば)重信・九州大教授(精神医学)は「まず話を聞いてあげること。怠けていると頭ごなしに叱(しか)るのは逆効果で、本人が悩みを打ち明けやすい状況を作ってあげることが大切です」と指摘する。


素人考えだが、入社わずか1ヵ月とかでそういうことを職場の上司に相談できたりする人は何となくそういう五月病的な症状になりにくいような気がするし、もともと本人が悩みを打ち明けやすい状況が作れない環境だから五月病っていう感覚に陥るような気がするが。どうなんだろう。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050509ddm013100160000c.html

【デリケートな問題ではあるが】
本当に身近なところに限定すれば鬱病とか鬱状態とかで苦しんでる人を目の当たりにしたことがない(と思っている)ので詳しいことをよく知らないのであるが、それは単に私がそういう人を見ていても気がつかないだけであったりして、実は悩んでいるとかいうケースもこれまであったのかもしれない。個人的には気軽に「鬱だ」とか言ったりする言葉遣いが好きじゃないので(鬱という意味合いがどうこうという深いことまで考えず、ただ単に言葉遣いが好きじゃない)自分ではほとんど発しないが、もしそれを(パッと見素人目ではわからないけど)多少なりとも鬱状態を抱えた人が聞いたりして、それがその人にとって何らかのダメージを与える可能性があるのなら、発する側も多少考える必要があると思う。そういった配慮はひとつのケースでしかないが、そういう細かい配慮をみんなが少しずつ持っていれば全体としてSOSを発しやすい環境だったり、もともと悩みを抱え込んだりすることの少ない環境が作られるのではないだろうか。本当の意味での「鬱だ」ということを口にしやすい環境であれば少し楽なのかなと考えるし、そのために必要なことは「鬱状態などで悩んだり苦しんだりしている人はいっぱいいる」という認識と、いっぱいいることを踏まえたうえでの日常の中での小さな配慮なのかなと思う。ただ残念なのは現在の自分の言動なりなんなりがそういう人にとっての配慮が行き届いているのかどうかということが知識不足ゆえにはっきりとはわからないことなのだが、常にそうやって「自分の行動は配慮が行き届いていないかもしれない」という気持ちを持つことも配慮がただの独りよがりにならないために大切なのかなとも考える。

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