Frifot fan in JAPAN

北欧トラッドの最高峰「フリーフォート」の、メンバー及びオフィシャルサイト公認応援ブログ。管理人はYO-RI

アレメッレルのライブ映像

2006-08-27 22:34:48 | フリーフォート
アレ・メッレルの一時間もあるライブ映像をボクの知り合いがみつけました。
こっちのサイトでも紹介していいよと言われたんですが、敬意を表してその記事のある友人のサイトをご紹介します。
音楽を聴く仲間の会"
動くアレ、見出したら目が離せませんでした。
というか思わずギターも引っ張り出し、一緒にチューニングしてしまいました!


アレ・メッレルのマンドーラ/その2

2006-08-22 00:13:20 | フリーフォート
アレのマンドーラ、第二回目です。
補遺なので大した情報ではありません。

とりあえず写真を見てください。
これは2005年4月に大阪のライブハウスの二階から撮ったもので、元の写真はアレが一人でレベンティーカを熱唱してるところ。

しかし今日は楽器の話なので必要な部分だけを切り取りました。

まず最初に目に入るのはピックケースですね。
これは普通にどこでも打ってるヤツですが、アレは両面テープでしっかりボディに貼り付けていました。
いいのかなあ、大事な楽器に・・・?ってボクは思いましたけど、そういえばヴェーセンのローゲルも同じことやってました。
あんまりそういう事は気にしないんでしょうね。

次にネックの付け根に目を凝らすとどうも穴が開いてるようです。
そうここには4つねじ式カポを収納しておく穴があるのです。
こない二つと書いたのは誤りでした。
4つですね。
二つは指板上にくっついているので、あと二つ使ってないやつがはまってます。
そうかネジは4つあったんですね。
今気がついた。

もう一つは大したことないけど、あんなに激しく動くのにロックピンじゃないんですね。
普通のストラップ用ピン。
スウェーデンにはロックピンないのかなあ?

以上マンドーラその2でした。

アレ・メッレルのマンドーラ

2006-08-17 11:13:59 | フリーフォート
最近フリーフォートのメンバー、特にアレが使う楽器について興味をお持ちの方が多数いらっしゃることがわかりましたので、ボクのわかる範囲で説明することにしました。

まず写真をご覧ください。
アレが2004年ジャパンツアーに持ち込んだ、特製マンドーラです。
元となった楽器はブズーキです。
しかしこのヘッドを見るだけで、通常のギリシアやアイリッシュのものとはまるで異なったものであることがわかります。

通常ブズーキは複弦で4コース、計8本の弦が張られています。しかしこのマンドーラは複弦5コース、計10本の弦が張ってあります。つまり1コース(写真で見る限りおそらく低音側)多い。
しかもただ弦が増えているだけではなく、4コース目が1音半、5コース目はさらに半音ほど低くチューニングが出来るように、0フレット位置を変えてあります。
(わかりやすくするために写真に0のマークを入れてあります)
こうすることによってより幅広い音域を確保することが出来、またより低い音を出すことが可能となります。

そしてCのマークを付けたところには、ピンポイントで音程が変えられるように、ねじ式のカポタストがついています。
これによって低音弦側の音程を瞬時に変えることが出来ます。
複弦のチューニングには時間がかかるののと、何音もの音程差を同じ長さの弦で作るわけにはいかないので、こういう方法を取ったのだと思われます。
写真では二箇所にしかカポはねじこまれていませんが、低音側3コースの数箇所所にメスねじが埋め込まれていました。
アレは曲によってねじを移動し、演奏していました。
しかも使わない時のために、ネックの根元にねじ収納穴まで開いてました。

次にFマークを付けた場所、ここには1フレットを2分割するための補助のフレットが打ち込まれています。
これは半音のさらに半音、つまり1/4音を出すための仕掛けです。
これによってトラッドで必要な微分音を演奏することが出来ます。
面白いことにそれが1弦分や4弦分だけだったりして、指板全部をカバーしてないのがわかります。
写真はローポジション部分しか写ってないのでよくわかりませんが、この部分フレット、結構ハイポジションの方まで打ってありました。

調弦についてですが、アレに確認しなかったのでどうなっているのか不明です。
通常ブズーキの正調調弦は高いほうからD/A/F/Cという風になっているようで、要はギター高音部4弦をそれぞれ1音づつ低くしたもの。
しかしアイリッシュ・ブズーキなどではまた違う調弦をするらしく、このことに関しては申し訳ありませんが、よくわかりません。
実はこのマンドーラ、ちょっと弾かせてもらいました。
最初に開放で音を出した時、通常ギターで聴きなれた響きではありませんでした。
さらにとりあえずギターコードの押さえ方をしてみたのですが、きれいな和音になりませんでした。
おそらく独自のチューニングを施しているのでしょう。
また曲によって時間をかけて調弦しなおしてる現場も目撃してます。

以上がボクのわかる範囲でのアレのマンドーラに関するレポートですが、実はまだ書きもれていることもあるので、それは証拠写真とともに、あらためてアップすることにします。

尚、この楽器、アレ・メッレルのためにつくられたカスタムモデルだそうで、販売はされてないそうです。