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Weblog / 2008年02月19日 18時33分14秒
古本はうたう

皆さんこんばんは、うたうたい秦千香子です。

歌詞を書いてて、ちょっと気分を変えようと外へ出て、
ふっと古本屋さんへ。

本屋さんが大好きな私はあれこれ立ち読み。

特に古本屋さんは、すごく好きです。
誰かが大事に読み続けて、捨てられなくて、あとの誰かに譲っていった本達は、
新品の本に比べて少し汚れてたり折り目がついてたりする。
本が語るのはいつの間にかそのストーリーだけではなくて、誰かの気配や誰かとの時間も伝えてくれる。

詩集を開いたら、多分前の持ち主が好きだったであろう詩のページの角が幾つも折られていたり。
あ、私もこの詩すきなんだよな、なんて思ったりして、ちょっと楽しいです。

そんなこんなで小一時間古本屋さんでウロウロして、
今日かったのは「マザーグース」の単行本、全四巻。
大好きな谷川俊太郎さんが訳したもの。
外国の童謡だけど、日本語になってもそのリズムが失われる事はない。
うーん、日本語のプロフェッショナルにして言葉を操るアーティスト。


 ハンプティ・ダンプティ へいにすわった
 ハンプティ・ダンプティ ころがりおちた
  おうさまのおうまをみんな あつめても
  おうさまのけらいをみんな あつめても
 ハンプティを もとへはもどせない


うーん、童謡って深い。
そしてそのリズムは楽しい。

原詩と解説も巻末についていて、凄く楽しめる内容。
頭を柔らかくしてまた歌詞に取り組めそう。

けど、読んでたら谷川さんの詩集いろいろ読み返したくなってきた。
いろいろひっぱり出しちゃおうかしら。

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