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2014年3月14日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

長岡天満宮(長岡京市)の梅林にふらり辿り着いてみた麗らかな春の日。

先日妻と息子が実家に帰ったので、ひとり豊中駅から阪急電車に乗り込んでみました。
京都河原町行きの特急列車。対面式のシートが旅情を盛り立てます。
どこで降りるか決めていなかったんですが、出発が若干遅くなったこともあり、とりあえず京都市内より幾分手前の「長岡天神」駅で降りてみることにしました。
何となく駅名が恰好良かったので。ただそれだけ。
そう言えば、昔住んだことのある同じく阪急「服部」駅も路線図を見ると「服部天神」に改名されていました。

さて、長岡天満宮までは駅から歩いて数分の道程です。
折良く季節外れの陽気に包まれた春の午後。故・大瀧詠一さんの歌を口ずさみながら時折カメラを構えてみたり。ああ、春そのものよりもたまらなく僕をうずかせるのはその予感なのだ。
春が訪れるまで 今は遠くないはず。










全く知らなかったんですが、長岡天満宮にはバイリンガル、もとい梅林があるんですね。
偶然にもこの地を訪れ、偶然にも梅の季節だった。何て素敵な巡り合わせなのでしょう。
そうと知っていたら、梅の花の撮り方でも調べておいたものを。
桜とか梅とか、皆さん当たり前のように撮影していますが、僕はとにかく苦手。
上手く撮れた試しがありません。



残念ながらその日は風も強く、そんな時の花なんてものは静物ではなく完全に動体です。
僕の技術では、偶然の力を借りねばブレすに撮ることなどほぼ不可能なのです。
「運良く」撮れたとしても、実際に目にした時の感動はもはやそこに収まってはいません。
上手い人が撮ると、現実を超越した別次元の感動があったりするんですが、僕レベルだとただ「違う」だけ。
じゃあ撮らなきゃいいやん、と言われればそうなんですが、その場にいると錯覚してしまう。




今日は撮れそうだな、いや撮れないわけがない、みたいな気になってしまう。
撮らなきゃ勿体ないとすら思うわけです。
でもって、帰ってPCのモニターで見て消沈するのが常です。
春なんて嫌いだ。嘘だけど。
僕はこうして地面とか撮ってる方が落ち着く人間なんです。



とにかく花って、撮影者の技術がそのまま出る気がします。
将棋とかと同じで、基本的には強い人が勝つ。
スナップ写真は、喩えるなら麻雀です。初心者がプロに勝つ可能性はゼロではありません。
けれども将棋の世界では、それはまずあり得ない。
確かな経験と技術、それにセンスがないと上手くなれない。
そこまでストイックに求道できるかというと自信はからきしないので、これからもスナップと息子撮り専門で行こうと思います。
たまには良い写真が撮れることもあるでしょう。



さて、日没まで少し時間があったので、再び赤茶色の電車に乗り込み、河原町まで足を延ばしてみました。






またもふらふらと写真を撮りながら、気がつけば空腹に耐え切れず先斗町の居酒屋の暖簾をくぐっていました。
「鶏ん」というお店でした。
鶏の刺身が美味でした。中でもレバー、砂肝は最高。普段ビールばかり飲んでいる僕ですが、思わず冷酒を頼んでしまいました。






刺身に漬物に冷酒。チェイサーとして、ビール。
京都に来ると決まってこんな感じになってしまいます。
もともと豊中駅に行ったのは、僕のフェイバリットラーメン店「麺哲」の肉醤油ラーメンを食したかったからなのに、いつの間にか京都に来て鶏を食べている自分を発見してしまいました。
これではいかんと自らを鞭打ち、初志を貫くべく豊中へと戻り、予定通り麺哲のラーメンを食べて帰りました。








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