2009年7月29日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

凪。 


お蔭様でこの「カトカト日記」のアクセス数も微妙に伸びて参りました。
気を良くして今夜もまた、下らない日記をばお届けしたいと思います。

最近読んだ本にこんなことが書いてありました。
「自分に起こった感情(特に「怒り」「憎しみ」)の責任は、すべて自分自身にある」

ふむふむ。
確かに「あいつがあんなことを言うから、腹が立った」「あいつの顔を見てるだけでイライラする」
など、人は誰しも感情の原因を外部に求めがちです。
しかし、同じことを言われたり、同じ人の同じ顔を見ているにもかかわらず、まったく腹が立たない人もいるわけです。

こいつは目からウロコでした。
考えてみれば当たり前のことなんですが、なかなか思い至らぬ盲点ではありませんか。

大体、腹が立つツボっていうのは各々決まってるんですよね。
僕自身過去に腹が立ったことをあれこれ思い出してみると、他の人からすれば何でもないことだったりする。
言われた100人が100人とも怒りを覚えるような言葉を投げられたりしたのならいざ知らず、大抵はちょっと顧みるだけで途端に冷静になり、どうしてそんなに苛立ちを覚えたのか自分でもよく分からなくなる類のことばかり。

そう考えると感情、とりわけ「怒り」だとか「憎しみ」だとかというのは、特にそれらの対象となる人間にとっては常に理不尽なものです。
そして、以前にも書きましたが、これらの感情は厄介なことに「転移」するのです。

怒りをぶつけられた人間は、その相手に対し怒りを感じる。
その怒りを内に溜めたまま別の人間と接する。
いつもなら気にも留めない言動にも、腹が立って仕方ない。
必然生じる、つまらない言い争い。

そこにまた、新たな怒りと憎しみが生まれる。

怒ってトクすることなんて、本当にひとつもありません。
繰り返しますが、ゼロですよ、ゼロ。
自分も相手も嫌な気持ちになり、さらには自分の知らないどこかに怒りが転移していくだけで。

つい最近までは、朝のラッシュ時に無理矢理割り込んでくる車にも腹を立てたりしてましたが、よく考えると、
  ①この車に割り込まれなくても、会社に着く時間は殆ど変わらない。
  ②割り込まれたことに腹を立てても、会社に着く時間は殆ど変わらない。

つまり、腹を立てても無駄無駄無駄無駄ぁ~ってことですね。
腹が立ちそうになったらなるべく、「腹を立てることで有意義な結果を得られるか」「相手に希望や意志を伝えるのに、怒るのが最も早道なのか」を考えるようにすると、色んなことを建設的に見られる気がします。

そんなことを偉そうに連れに語ってたら、「歳ちゃう?」
と言われカチンときましたよ(笑)

まあ、言うは易し行うはキヨシということですね。
・・・・・お後がよろしいようで。



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