2009年7月1日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

何となく、ストイック。


ぶっちゃけて言いますが、最近、同業他社さんのブログを読むのがちょっと楽しかったりしてます。
面白そうなネタがあったら参考にさせてもらおうかな、なんて怪しからんことを画策してみたりしながら。

それに較べるとまあ、このブログは一体何なんでしょうね。
ほとんど全部、独り言やん!!
みたいな。
ある意味ストイック、純度の高い自己満足。
ゆとり教育最高。

BUTしかし、AND美姫。

僕ほど本気で「日本人にとっての」お墓とは何ぞやを、考えている人間はいないですよ。
脆弱なイデオロギーたちを超越した、ユンクの所謂集合無意識とでもいうべき死生観は既に、我々の日常に遍く思考パターンを規定しまくっているのです。
今更「お墓なんて必要ない」なんていうのは、それはこの国におけるイエ制度が解体したとか本気で思ってる方々によるアジテーションに過ぎず、
どこまでいっても我々の精神は、「あの世」から戻ってくる先人たちとの交感の時を待ちつづけているんです。

このブログで霊園の紹介をあんまししていないのは、そういうこともあって、
お墓を求める人に「ウチの霊園いいですよ」ってのは二の次かなと。
生と死とを如何に捉えるかがあらゆる文化の在り方と言っても過言じゃないわけだから、
そうした文化の波打ち際を支えている企業としての自負を、僕は伝えなきゃいけないんじゃないかと思うからなのです。

お墓、即ち(と言って良いなら)「先祖崇拝」という概念がなくなったら、少なくとも日本は日本じゃなくなりますよ。

海外を旅していると、「日本人であること」の意味を表現しなければならない場面に、多々遭遇します。
日本人って引っ込み思案で、特徴がないのが特徴、みたいに我々自身思ってたりしますが、
先祖が時々この世に帰ってきて、そのために火を焚いたりお供えをしたりする、という風習は、西欧の人々から見ればかなりエスニックなことなのです。
日本と西洋とを隔てる、最も高い壁と言っても差し支えないでしょう。

西洋コンプレックスは我が国において支配的な潮流ですが、逆に西洋は西洋で東洋に対するコンプレックスを抱いている人がたくさんいる。
ハイデガーやニーチェ以降の思想が、仏教の根本思想を部分的になぞりながら、結局それを超えることができずにいるジレンマと憧憬。

僕は別にナショナリストではありません。
ただ、日本人は日本人であることを、恥じ過ぎている。

ちっちゃいことに拘泥することなく、日本人としての、けれど僕なりの、行き方を模索したいです。
だからもうある意味、差別化とかいいかなと。

それにしても1日231回更新はすごい。
東に向かって、敬礼!!



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