2007年7月29日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

お墓にも、いろいろあって。

・・・・・・暑い。

言いたいことの9割は、その一言で足りてしまう。夏ってすごい。

今日は参議院選挙の投票日でしたが、皆さん投票所には行きましたか? 僕の住む箕面市では箕面まつりというのが開催されており、投票帰りに祭り、みたいな方もいらっしゃったようです。
浴衣で投票、なんてちょっと粋じゃあありませんか。

とまあ軽く時事ネタなんかも交えつつ、いよいよ本題へ。
ばばん。



上の写真は、加登西宮店にて建立させて頂いた墓石です。
こちらの墓石が、第13回全優石ニューデザイン墓石コンテストにて見事入賞を果たしました。
全優石とは、厳しい基準を満たした石材店だけが加盟を認められる、全国規模の組合のこと。小林亜星さん主演のCMをご覧になったことがある人もいらっしゃるかと思います。
その全優石が毎年加盟店を対象に行っているコンテストがこの「ニューデザイン墓石コンテスト」なわけです。

ご先祖を祀るという古来からの役割に加え、最近では故人または建立者自身の人生や人となりを後世に伝えるための、言わば記念碑としても捉えられるようになってきた「お墓」。
ひとりひとりが個性を持っているように、お墓にだってひとつひとつ個性があっていいじゃないか。そう考える人が増えてるんです。
故人の人柄をしのび、家族みんながひとつになって、その人にふさわしいお墓を考える。建立したお墓に対する想いは、想像に余るものがあります。

以下、建立者様から頂いたコメントです。

 父はいつも”人と同じことをするのではなく自分にしかできないことをやろう”と個性を大切にする人でしたので父のお墓も世界に一つだけの父親らしいものにしたいと思いました。
 父は晩年になって絵を描き始め、暇さえあれば絵筆を握っていましたから私達の心の中には絵を描く姿が今も強く残っています。死の直前には大作に挑戦し完成間近の作品を残して逝った父の無念を思う時、やはり絵をテーマにしたものを作りたいと考えました。
 そこで墓石に父に絵を再現できないか相談したところ、セラミックスに焼きつける方法があることを知り、父の代表作で大賞を受賞し本人も大変気に入っていた船の絵を選び製作をお願いしました。
 絵のサイズは実物より小さくなりましたが赤色系の絵を黒い墓石にはめ込んだことでコントラストが美しく絵自体も鮮明に再現されていて大変満足のできる仕上がりとなりました。
    

 霊標は父があの世でも絵を描き続けられるようにイーゼル型にし絵の下には絵の中の船が目的地に向かってまっすぐ進むようにとの願いと父の生き方とを重ね合わせて”真実一路”と刻みました。この言葉には子供や孫の名前の中の文字が含まれていることもあり”いつも一緒にいる”というメッセージも込められています。
 花も好きだった父のために墓石の横には小さな植栽スペースを設けお墓参り時の楽しみの一つとして季節の花を植えてあげるつもりです。
 家族のために一生懸命尽くしてくれた父親に対して生前に伝えられなかった感謝の気持ちを込めて”できるだけのことをしてあげたい”との思いからできたお墓です。
 こちらの要望や細かい注文に丁寧に対応していただきありがとうございました。おかげ様でイメージ通りのすてきなお墓が完成しました。心より御礼申し上げます。


このように加登では、故人を思う皆様の気持ちを応援しています。
ご家族の、あるいはご自身の思いがたっぷり詰まった、この世にたったひとつのお墓。
ご興味を持たれた方は、いつでもお気軽にご相談下さい。



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