フェラーリとマセラティとベルーガと

山陰のド田舎でクルマとベルーガを愛しながら生きているある医者の日記。

雪降る夜には

2010-01-13 01:12:55 | Weblog
また雪が降ってきました。今度は積もるかなあ・・。
往診で山の奥にいくと雪がまだ多い・・。年末に広島に抜けたときも思ったけれど、AWDってありがたい。
9年前の今頃、開業の準備のため2週に1回は、豊岡と島根の間250kmを雪の中、ソアラで往復していたっけ。帰る週末になると、大雪になって困ってったっけなあ。
兵庫県北部の雪はこれまた想像を絶するほど多く、9号線を使って走ったら15時間かかったこともあった。よって、海岸沿いの道を走って帰ることも多かったけれど、それでも横は雪の壁。FRのソアラ(スタッドレスははいていたけど)で進む道ではなかった・・。幸い、ソアラはエアサスで車高を上げればそうそう亀の子状態になることはなかったのだけど、一度止ろうモンなら二度と発進できないような雪だった。もう2,30km/hでノロノロ、時折快調に進むパジェロJrとかランクルとかに道を譲りつつ(譲るのも一苦労)。夜8時に豊岡を出発し、朝3時に実家の前にたどり着いたのはいいけれど雪が深くなって道の真ん中でスタックしたりとか・・。
あの頃は資金を貯めるために、4年前から節約生活を送っていて、最後の年は締め付けが厳しく、財布には毎日300円だけ持って出勤してたり(食堂のうどんが300円)、弁当持参のときは所持金15円とか(爆)しかなくて飲み会で後輩に借金を重ねてたり・・。よって、スッタドレスを換えることもできず、ソアラは追突され事故車扱いのため値が付かず、軽の4WDすら買えない始末。でもソアラはがんばってくれてたなあ。開業前経費でガソリン代だけは認めてくれてたのでそれだけが救い・・みたいな。
あの時、ハリアーとまでは言わないけどパジェロミニとかテリオスキッドみたいなのがあればどんだけ楽だっただろう・・。

そんな想いを、妻としみじみ語るこんな雪の日。