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マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

こんなサービスがあったらいいな

2019-06-24 | 日々の暮らし
本日は、朝から母をかかりつけの医院へ連れて行き、採血してもらいました。
血液検査の結果は、次回の受診時にいただく予定です。
持病が悪化していなければいいのですが、80歳手前ですので何があってもおかしくはない。
検査結果が出るまで、少しドキドキです。

採血だったため朝食抜きだった母。私も、起きてすぐは食欲がないので、母と一緒に遅めの朝食を頂くことに。
食事をしたのは、うどん店。朝からうどん?
そのうどん店は朝早くから営業していて、うどんはもちろんありますが、朝定食のメニューが10時までいただけます。
うどん店ですが、私は朝定食を、母は夏限定メニューのそうめんを頂きました。

食事が終わった後は、同じ敷地内にあるスーパーで買い物。
今夜の食事用に出来合いの総菜を購入して、今日はノークッキングデーです(笑)

介護や支援サービスのことを考えるとき
前回の投稿では、認知症のケア体制について少々お堅い話をしてしまいました(苦笑)
今回は、母の病院送迎や外出にお供しながら、時々考えていることをお話してみようと思います。

高齢者への介護や支援に関連するサービスというと、思い浮かべるのが

 入浴介助
 トイレ介助
 食事介助
 家事代行
 送迎
 いこいの場、趣味の場の提供
 自宅訪問型の診療、診察

などです。これらは、介護や支援を必要とする方と直接かかわるサービスです。

間接的なサービスとしては、

 介護、介助用品のレンタル
 消耗品の定期宅配サービス
 介護食や病気に配慮した食事の定期宅配サービス
 介護、支援に関する情報提供サービス
 見守りサービス

などが思い浮かびます。

まだ勉強中ですので、他にもいろいろなサービスがあるかもしれませんが、手元に資料を置かずに思いつくのは、以上のようなサービスです。

普段の生活でこれらのサービスを意識することはないのですが、母の様子を見ていると時々思い浮かべることがあります。

母と父のこと
以前も少し触れましたが、母は食事、入浴、トイレ、着替え、すべて自分でできます。料理も、短時間で仕上げられるメニューは作ります。
しかし、持病の影響で身体に多くの負担がかかるとすぐに疲れますし、運動は厳禁で発作の危険性もあります。足腰も弱ってきていて、今は杖を使って自分で歩きますが、ゆっくりとしか歩けません。
ですから、外出の際はいつ発作が起こるかわからないので、必ず私が一緒に行動しますし、通院や必要な場所への送迎と付き添いは必須のフォローです。

母は趣味がないので、一日中テレビを見ています。
たまに、マンションの周辺を散歩しますが、調子が少しでも悪いと外出もしません。
白内障の影響もあり、読書もしません。
趣味がたくさんある方には、なんておもしろくない過ごし方だろう!と思うかもしれませんね。
ただ、母はお買い物が好きなので、調子がいいときはデパートへ一緒に買い物に行ったりします。

亡くなった父は、母と違って多趣味でした。
読書、書道、絵画(水彩画)、カメラ、美術館や博物館などでの鑑賞、映画鑑賞、スポーツ観戦(テレビ中継)...
テレビも好きで、自分の趣味に関係ある番組、バラエティ、ドラマ、ドキュメンタリー...
仕事を引退してからは、趣味のことをして一日中過ごしていましたし、趣味に関連して外出も多かったです。

亡くなる原因となった病気を発症してからは、左半身に少し麻痺が出たので外出は一人ではできなくなり、通院や外出する際は私が送迎していました。
ただ、今の母と同じで、介護や介助の必要はありませんでした。歩行も、杖をついて自力でできていましたが、いつ病気の影響で倒れるかわからない状況だったので、外出時は付き添う必要がありました。

こんなサービスを妄想しています
現在の母の状況も、亡くなる前の父の状況も、公的サービスや民間サービスを受けるまでには至りません。
なぜなら、“とりあえず人の手を借りずに自分のことができる”からです。
とりあえず自分ではできるのですが、介護じゃないし支援でもないもっと曖昧なサービスがあったら、亡くなった父も、今の母も、もう少し生活を楽しめるのではないのかな?と、時々考えます。

介護はしていないけれど、フォローはしている私の視点になりますが「こんなサービスがあったらいいのにな」と思うのが、高齢者の目線で考えられたサービスを提供してくれる複合エンターテイメント施設です。

最近になって、ゲーム、室内でプレイするスポーツ設備、大入浴場、映画館、ショッピングエリア、フードエリアなどが一つの敷地内に集中した複合施設が増えています。場所によっては、小さな遊園地やプールがあったりもします。
若者から年配の方まで、さまざまな年代の人が楽しめる場所です。
私も、数回利用したことがあります。楽しいですよね(笑)
でも、このような施設は各々が自己責任で楽しむ空間です。元気である程度健康に支障がない人が利用する前提で運営されています。

私が妄想するのは、少しだけフォローが必要な人(高齢者ではなくても可)が、気軽に利用できる施設です。

例えば、ホテルのベルサービスやドアサービスのような存在。
行きたい場所に、一緒に付き添って案内してくれるとありがたいな、と思います。

それから、施設利用者に身に付けて貰う見守り用のセンサー。
身体に異変があったら、管理センターに繋がって救急搬送などの手配をしてくれるサービス。
特に運動中や入浴中は大活躍してくれると思いますし、手遅れになる前に処置できると思います。

簡易な健康チェックができる設備。
少し気分が悪くなったときに、セルフで血圧を測ったり体温計で熱を測ったり、場合によっては近隣の病院を紹介してくれるサービスがあると助かります。

趣味の講座開講や図書館や資料館のような文化的な設備の併設。
趣味のことを楽しんだ後に、フードコートでお食事して、お風呂にも入れたら楽しいだろうなあ。

高齢の方や、既往症で身体が疲れやすい方が休憩できる空間。
健康な方は、椅子に座れば疲れはとれます。しかし、横になって疲れをとらなければならない既往症をお持ちの方もおられるでしょう。ご高齢の方も、横になりたくなる場合があると思います。
そういう場合に、時間制限があってもいいので、少し横になれる空間があったらいいと思っています。

スロープ付き送迎バスの運行。
スロープは、車いす利用の方だけではなく段差に弱い方にも必要だと思っています。定刻運行してくれたら、好きな時間に利用できます。施設利用者限定の定期券などがあったら、利用しやすいでしょうね。
年間フリーパスがあったら、なおいいかもしれません。

サービスを考えだしたら、キリがないです(笑)
今の私が「あったらいいな」と思うサービスばかり列挙しましたが、今ある娯楽施設やエンターテイメント施設にほんの少し足すだけで、いろんな状況の方が気軽に利用できるようになると思うと、どこかしらに提案していく意義はあるのかな?と思ったりもします。
残念ながら、まだどこにも提案はしていませんが...

気軽に行けない状況があるから
健康で身体的な不安がないか、介護、介助、支援が絶対必要で福祉サービス利用ができる人は、何かと利用できる設備や施設があります。
しかし、ほんの少しのフォローだけが必要な場合は、完全な介護、介助、支援をしていただける施設や設備は利用しにくいし、普通の施設や設備は不便を感じて足が遠のくこともあると思うのです。

その、ほんの少しのフォローをしてくれるサービスがあったら、きっと楽しく過ごすことができるのにな、と思いますし、自分の老後にそんな場所があったらステキだな、と考えています。


自分勝手な妄想ばかりしていますが、もし機会があれば、こういう内容のことを「お客様の声」みたいなアンケートに書きこんでいけば、どこかで実現してくれるかもしれません。
もし自分が大金持ちだったら、妄想を実現したいのですが、残念ながら毎日を生きるのに精いっぱいの蓄えしかないので、妄想にとどめるしかないのです(苦笑)