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ラン科の花らしい赤紫の花をつける「ハクサンチドリ」(箱根シリーズ 021)

2020年06月27日 09時24分34秒 | 

ラン科の花らしい赤紫の花をつける「ハクサンチドリ」。花のつき方が千鳥に似ているということで名前をもらったらしい。写真の個体はわずかに咲き残ったものだが、花が美しいので好まれる。ただし栽培は困難らしい。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

「ハクサンチドリ」

ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科ハクサンチドリ属の多年草の高山植物。和名は白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられた。北海道~中部地方以北の高山帯の湿り気のある場所に生える。

高さは10~40cm。花期は6~8月で、茎の先端に総状花序の赤紫色の花を多数つける。まれに白花の個体もある。花冠は唇形であり、先端が3裂している。

栽培
花が美しいことから園芸店などでしばしば販売されるが、北方寒冷地の植物であるため暖地での栽培は困難である。 株自体の寿命も長くはないようで、増殖率も良くないため寒冷地でも維持はそれほど容易ではない。 無菌播種などによる増殖は可能だが、播種培地に高濃度の硝酸イオンが含まれていると初期成育が阻害されるなど、一般に商業生産されているランと培養特性はかなり異なる。



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