野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

大きな蓋のある落とし穴式の食虫植物「セファロタス・フォリキュラリス」(食虫植物シリーズ11)

2021年07月31日 10時58分49秒 | 

大きな蓋のある落とし穴式の食虫植物「セファロタス・フォリキュラリス」。この蓋は開閉するらしい。オーストラリア南西部に自生する。

(2020年夏 箱根)

■食虫植物シリーズ

「サラセニア・フォルモーサ」(食虫植物シリーズ 01)
「サラセニア・プルプレア・プルプレア」(食虫植物シリーズ 02)
「サラセニア・プルプレア・ベノーサ」(食虫植物シリーズ 03)
「サラセニア・オカムラ」(食虫植物シリーズ 04)
「サラセニア・ルブラ・ルブラ」(食虫植物シリーズ 05)
「サラセニア・ウムラウフティアナ」(食虫植物シリーズ06)
「パラドクサ」(食虫植物シリーズ07)
「ドロセラ・ディラタトペチオラリス」(食虫植物シリーズ08)
「ドロセラ・ラナタ」(食虫植物シリーズ09)
「ヘリアンフォラ」(食虫植物シリーズ10)

食虫植物「セファロタス・フォリキュラリス」

学名 Cephalotus follicularis
科・属名 フクロユキノシタ(セファロタス)科セファロタス属
分布 オーストラリア南西部

セファロタスの特徴
同じような落とし穴式のウツボカズラやサラセニアは飛翔性のハエやハチ、樹上のアリなどをとらえます。
それに対し、このセファロタスは捕虫の袋以外は地中に埋もれており、捕虫の袋も地面から少し顔を出しているだけです。
おそらくは、地面を這う虫、とくに歩行性の高いアリの捕食に特化した食虫植物のようです。
また、大きな特徴がフタにあります。
サラセニアやネペンテスなどの落とし穴式捕虫葉を持つ種類の食虫植物たちは、一度開いてしまったフタを閉じることはないのですが、このセファロタス。なんと、開いたり、閉じたりする変わった特徴を持っているのです。
このフタの開閉がセファロタスの健康状態を知るバロメーターとなるのですが、基本的に開いているときは調子が良い時の場合が多いです。
それに対し、フタを閉じてしまっている場合。これは地下に埋まった本体の状態があまり良くなかったり、乾燥気味になってしまっているサインだったりするようです。
なので、毎日観察する中で、フタを閉じてしまってはいないか、よ~く見ていただきたいです。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。