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野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

黄緑色の小さな花がくるくるとついてかわいい「ヤマネコノメソウ」(高尾の花08)

2020年03月31日 09時00分39秒 | 

ネコノメソウの仲間の一つ「ヤマネコノメソウ」。黄緑色の小さな花がくるくるとついてかわいい。高尾山ではいくつもの種類のネコノメソウがたくさん咲いていた。

(2020-03 高尾山) 

 

 

 

ヤマネコノメソウ Chrysosplenium japonicum は、ネコノメソウ属の植物の1つ。走出枝を伸ばさず、葉や苞葉は丸っこい。

特徴
小型の多年生草本。根出葉は全体で長さ2-7cmで葉柄にはまばらに柔らかな毛がある。葉身は円腎形で幅15-25mm、縁は浅く切れ込む。葉身の基部は心形。花茎は高さ10-20cm、葉柄のように柔らかな毛がまばらに生える。茎葉は1-2個が互生し、長い葉柄がある。花茎の基部はやや膨らみ、地上にも地下にも匍匐茎を出さないが、花が終わった後に楕円形で表面に毛の生えた珠芽を生じ、これによっても繁殖する。

花は早春に咲く。花序は径2-3cmで6-10個の花を密につける。花は径4-5mm、4枚の萼列片は淡緑色で、倒卵形で平開し、長さ約1mm、花後に直立する。雄蕊は4-8個あってごく短く、裂開前の葯は黄色い。さく果は5月頃に杯形に口を開ける。種子は黒くて楕円形、稜が1本走り、全体に表面を微細な突起が覆う。

分布と生育環境
北海道の西南部から九州まで広く分布するほか、国外でも朝鮮半島、中国大陸(東北部)にも産する。森林の林床から林縁や湿ったところ、低地の茂った石垣などにもみられる。本種は日本国内では分布域、生育環境共にもっとも幅広いものである。

 

 

 



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