最近では珍しくなった日本原産のたんぽぽ、カントウタンポポ。

セイヨウタンポポのように総苞が反り返らず、先端に突起があることで判断した。
(2019-04 神奈川県川崎市)


セイヨウタンポポのように総苞が反り返らず、先端に突起があることで判断した。
(2019-04 神奈川県川崎市)

カントウタンポポ
英名
Japanese dandelion
亜種
シナノタンポポ Taraxacum platycarpum subsp. hondoense
カントウタンポポ(関東蒲公英、学名:Taraxacum platycarpum)は、キク科タンポポ属に属する多年草である。多くの在来タンポポと同じく、外総苞片が垂れ下がらない(セイヨウタンポポは外総苞片が垂れ下がる[1])。外総苞片は内総苞片の半分程度の長さで、先に角状突起があるのが特徴である。近縁のシナノタンポポ(信濃蒲公英 学名:Taraxacum platycarpum subsp. hondoense)とは外総苞片が内総苞片の半分より長く幅が広く、角状突起が認められない点で区別される。
セイヨウタンポポにニッチを奪われて、数が減りつつある(セイヨウタンポポの項を参照)。
在来の日本タンポポの特徴として、セイヨウタンポポと違い、自分の花粉を自分のメシベにつけても種はできず、他の株からハチやチョウが花粉を運ぶ必要性があり、したがって群生していないと種ができない[2]。また1つの花からできる種の数もセイヨウタンポポと比べて少なく(同書 p.6)、1年中発芽できるセイヨウタンポポと違って、その種は秋まで発芽しない(同書 p.6)。ただし、都会において急激に数を減らした原因は、人間が開発したことによって、発芽に時間がかかる在来の日本タンポポより先にセイヨウタンポポが広がる下地を生み出したことが原因とされる[3]。
英名
Japanese dandelion
亜種
シナノタンポポ Taraxacum platycarpum subsp. hondoense
カントウタンポポ(関東蒲公英、学名:Taraxacum platycarpum)は、キク科タンポポ属に属する多年草である。多くの在来タンポポと同じく、外総苞片が垂れ下がらない(セイヨウタンポポは外総苞片が垂れ下がる[1])。外総苞片は内総苞片の半分程度の長さで、先に角状突起があるのが特徴である。近縁のシナノタンポポ(信濃蒲公英 学名:Taraxacum platycarpum subsp. hondoense)とは外総苞片が内総苞片の半分より長く幅が広く、角状突起が認められない点で区別される。
セイヨウタンポポにニッチを奪われて、数が減りつつある(セイヨウタンポポの項を参照)。
在来の日本タンポポの特徴として、セイヨウタンポポと違い、自分の花粉を自分のメシベにつけても種はできず、他の株からハチやチョウが花粉を運ぶ必要性があり、したがって群生していないと種ができない[2]。また1つの花からできる種の数もセイヨウタンポポと比べて少なく(同書 p.6)、1年中発芽できるセイヨウタンポポと違って、その種は秋まで発芽しない(同書 p.6)。ただし、都会において急激に数を減らした原因は、人間が開発したことによって、発芽に時間がかかる在来の日本タンポポより先にセイヨウタンポポが広がる下地を生み出したことが原因とされる[3]。