野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

風に揺れて儚げなキキョウソウ

2019年06月22日 06時31分38秒 | 

キキョウに似た小さな紫の花をつけるキキョウソウ。
一番上に一つだけ花を開き、あとは閉鎖花なるヒナノキキョウソウとは違って、一本の茎にいくつかもの花をつける。それでも風に揺れて、儚げな花であることに変わりはない。寂しげな風情が魅力的だ。
アメリカ・インディアンたちは薬草あるいは毒草として使ったらしいが。

(2019-06 東京都 神代植物公園)

キキョウソウ

キキョウソウ(桔梗草、学名:Triodanis perfoliata、英名:Common Venus' looking-glass)は 北アメリカ・南アメリカに自生するキキョウ科の一年生植物。自生域はカナダからアルゼンチンにおよび、中国、韓国 、オーストラリアに帰化している。日本では福島県以南に移入分布し、道端や公園の空き地などに群生する。別名はダンダンキキョウ。

特徴
花は車形花冠または鐘形花冠で青紫色。放射対称な5弁の花冠を持つ。葉は幅6ミリメートルから25ミリメートルで鈍鋸歯を持つ貝殻型。高さ15から45センチメートルで5月から8月に開花する。小さな蒴果を多く付ける。

アメリカ先住民族による利用
チェロキー族は過食による消化不良に根の液体混合物を服用し、煎じた根を入浴に用いる。

メスクワキ族は一日中病気にさせるための嘔吐剤として使用し、儀式の際に喫煙する。

 



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