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愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

羽生結弦の公式練習初日の転倒

2017年11月09日 | 羽生結弦
「4Lz」を跳んで転倒するまでの、羽生結弦のコンディション状況

17/11/09 デイリースポーツ 羽生にアクシデント 4回転ルッツで転倒…1度リンク離れ、戻るもジャンプは跳べず https://www.daily.co.jp/general/2017/11/09/0010717957.shtml

> まずは本番リンクの感触をじっくり確かめると、4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプも後半に、両手を上げる形で軽やかに決めたが、4回転ループでは2度転倒。
 4回転サルコーは回転が抜ける場面が目立った。


17/11/09 19:44 時事 羽生、公式練習で足を負傷=4回転ルッツで転倒-NHK杯フィギュア https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110901145

> 午後の練習では序盤から4回転ジャンプの調子が思わしくなく、ループで2度続けて転倒し、サルコーは回転が抜けるなどミスが目立った。

 現地入りから、1日休養に充てたにも関わらず、状態が良くなかったようですね。

@yuzu_pino   https://twitter.com/yuzu_pino/status/928542861888327680
別角度     https://vk.com/video368656555_456239404
日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/sports/news/201711060000626.html

  怪我の状態が不明ですが、この転倒以前に今大会、不安要素がありましたね。

・17GPS露では右膝の怪我が回復していなかった。(今日で中18日)

・Brian Orserが帯同する予定が、帯同していない。=NHK杯に向けた調整で、羽生の練習を監督していない。結果、自主練習に近い状況で、過度に追い込んだ可能性がある。

・来日が遅れた。7日(火)夜8時の大阪入り。
 既に先に来日して国内で調整していたのか、トロントで調整していたのか不明ですが、後者なら時差調整(昼夜逆転)や長距離移動の疲労を考慮すれば、かなり遅いと思われます。(NHK杯は自国開催)
 伊丹空港での報道陣に対するコメントは「バッチリ」。このコメントをそのまま受け取れば、来日直前まで追い込んでいたと想像されます。

・通常、利用してきた非公式練習を欠席。

・公開練習の午前練習を欠席。(時差ボケで定時に起きられないというのなら、分かります)


 健康状態 <―> コンディション

1.コンディションを上げれば、健康状態が下がる。

2.健康状態を重視すれば、コンディションが上がらない。


 この二律背反の法則ですね。

 年間を通じたピーキングに関しては、前半戦のピークは五輪前哨戦となる17GPF(名古屋)であり、そこまで右肩上がりで、
頑張る必要性のない(重要度の低い)全日本選手権には下がるという流れです。
従って、中24日のGPFに向けて、現時点で、それほどコンディションを上げる必要性はなかったわけです。
 また、NHK杯は、シード選手のPatrick Chanが欠場、3番手以降の競合選手も強い選手がおらず、追い込む必要性は全くありませんでした。
特に17GPS露で、右膝の怪我の回復が思わしくない状態が見て取れたので、羽生結弦は『怪我の完治優先』が課題だっといえるでしょう。[(2)の状況]

 短期的な転倒による怪我は「偶然」と言えるかもしれませんが、過度の追い込みによる疲労が蓄積していた状態だったならば、怪我のリスクは相対的に高くなっていたと思われます。
今回の怪我の程度が不明ですが、17ACIのような状態ならば、NHK杯は欠場した方がいいでしょうね。平昌五輪出場を優先させるならば、怪我の治療をした方が賢明です。
(その場合、GPF五連覇はなくなり、自国開催でメインホストが不在の“異常事態"に。)
 
 怪我の程度が、なんとか演技できるレベルならば、FPでは4S/4Tの3本か、あるいは、Jason Brownと同等の4回転無しの構成まで落としたら良い。
そして、演技内容がボロボロでも、何とか総合270点くらいを獲得し、1位(+15P)で28PでGPF進出になれば良い。
表彰式は参加せず、EXも欠場で、日本で即治療というのが考えうる最上のシナリオでしょう。


 やはり、「4Lz」はリスクの高いJumpです。今季のDmitri ALIEV (18歳4ヶ月) と同じ状況ですね。
他にもMikhail Kolyada(22歳8ヶ月)やAlexander Samarin(19歳4ヶ月)などリスクを承知で試行していますが、Orserが反対したように、TOPの羽生結弦がやる必要性は全くなかった。
プルシェンコ氏がインタビューで述べたように、FPは4S/4Tの3本でも五輪で勝つには十分だった。

 4Lzをプログラムに入れるという判断、成功率が低いにも関わらず早期に投入した、この2つが戦略ミスと言えるでしょう。(十分な時間がないから、急いでやらないといけない)
時間を遡れば、右膝の怪我がありながらACIに出場を強行したり、大事な五輪シーズンにも関わらず、アイスショーに出演したことも、重大な判断ミスといえます。(前者は17GPS露でChenに敗れた主要因)


 五輪シーズンである今シーズンは、『結果が全て』なんですね。実力や実績はあまり関係がない。内容が伴わなくても、「勝った者が強い」という風潮になるでしょう。
ここまで、第一戦で羽生がChenに敗北、第二戦でChanの不調、第三戦でJaviの大失敗と好ましくない流れが来ていて、第四戦で新たな羽生の怪我。。。

 本来、祝祭になるはずの自国開催のNHK杯が、嫌な予感はしていたとはいえ、悪夢の展開です。

羽生結弦がGPS初戦で求められること

2017年10月17日 | 羽生結弦
男子シングル競技 Sr.GPS [過去3シーズン]                                  羽生P・最終順位   進出の下限      2戦合計  2戦平均
2014-15 http://www.isuresults.com/events/gp2014/gpsmen.htm 初戦、Han Yanと激突       22P 6位で進出  22P 羽生結弦    467.35点  233.68点 
2015-16 http://www.isuresults.com/events/gp2015/gpsmen.pdf  初戦、Patrick Chanに敗れ2位  28P 2位で進出  22P 村上大介    332.49+FP       15GPS仏、テロでFPが中止。
2016-17 http://www.isuresults.com/events/gp2016/gpsmen.htm 初戦、Patrick Chanに敗れ2位 28P 3位で進出  22P Adam Rippon  528.96点  264.48点
2017-18 http://www.isuresults.com/events/gp2017/gpsmen.htm

 男子シングル競技のSr.GPS過去3シーズンを振り返ると、GPF進出の下限は「22P」と意外なほど高くはない。これは上位選手であっても安定した演技を2戦続けることは少ないからだ。
また、羽生結弦が2015年11-12月に世界記録の壁を二度に渡って打ち破って以来、男子シングル選手の得点の合計点が高くなっている。
上位選手で4回転Jumpの種類、回数が増加した今、安定した演技を続けることは、以前よりもさらに難してくなってきている。
従って、クリーンな演技よりも、「まとめる能力(ダメージコントロール)」がGPSではより重要だ。
 Sr.GPSシリーズは、Jr.GPSシリーズと異なり、1戦少ない。つまり、その分、Jr.よりも多くの優勝者は誕生しない。一戦一戦が大事になってくる。(1戦を欠場すれば、その時点でGPF脱落。1戦を大失敗しても同様。)
初戦で優勝すれば、2戦目は有利な条件 (最終獲得Pが同Pの場合、優勝者が優先) & 心理状態 (3位以上でOK。最終獲得P:26P~) で臨むことが出来る。

 今季は五輪シーズンであり、GPF進出は上位選手にとって、平昌五輪のプレゼンスを確保するためにも、喉から手が出るほど欲しいところ。(世界6位圏内=メダル候補)
・今季のGPFは日本の名古屋で開催される。(ホームアドバンテージ)
・羽生結弦は現在、GPFを四連覇中である。(今季、五連覇に挑むことが可能)

 過去のGPSの例をみれば、優勝(15P)+優勝(15P)で進出した選手が、GPFで必ず勝つわけではない。(獲得Pは、参加大会の対戦相手、競合選手の出来不出来に左右される) 


 <GPS露大会の羽生結弦の優先順位は>

1.まず健康体でいること。
 新たな怪我をしない。怪我を抱えているなら、より症状を悪化させない。省エネで乗り切る工夫が必要。
 怪我をした場合、3週間後に自国開催される第4戦・NHK杯に間に合わない可能性が生じる。
 4Lzは必要ない。 「Jackie Wong‏」、「日刊スポーツ」といった●ジャーナリスト、●メディアが早速、羽生を煽っているが。

 17/10/15 08:20 Jackie Wong ‏https://twitter.com/rockerskating/status/919583781257744384
 > Will we see the 4Lz from Dmitri Aliev, Mikhail Kolyada, Nathan Chen, and Yuzuru Hanyu? Moscow…

 17/10/17 10:11 日刊スポーツ 羽生の戦い始まる「挑戦しないと」4回転ルッツ注目 https://www.nikkansports.com/sports/news/201710170000169.html


2.GPF進出に十分なポイントを獲得する。[1位 15P、2位 13P、3位 11P、4位 9P、5位 7P、6位 5P、7位 4P、8位 3P]

 1位 15P 理想的。五輪に向けた自身のプレゼンテーションになる。 
 2位 13P 必要十分。ただし、Nathan Chenに敗れた場合、米国メディアのプロパガンダにGPF開催(12/07-10)まで晒されることになる。
 3位 11P 必要最低限。羽生結弦は2戦目が自国開催のNHK杯(ホームアドバンテージ)であり、対戦相手も競合相手は、近年存在感が薄くなっているPatrick Chanしかいない。=優勝[15P]の可能性が極めて高い。(最終獲得P:26P)


3.今大会の午後の早い時間帯の競技開催に慣れる。(五輪同様、中日はない。) 競技日程:http://www.isuresults.com/schedules/gprus2017_ColouredTimeSchedule.pdf
 記載時間は全て現地時間
 20日(金) 当日朝の練習: (08:30-)09:00-  SP: 14:00-15:33 時差6時間なので、日本はゴールデンタイムにTV中継(生放送可能)な時間帯になる。Sr.GPSの単一競技の出場者は12人しかいない。
 21日(土) 当日朝の練習: (07:30-)08:10-  FP: 13:30-15:25   〃


 【注目点】

・羽生結弦の怪我の回復具合は? コンディション状況は? (ある意味、これが全てだろう)

・21日(土) 男子シングルFP終了[15:25-]後、その後、どう過ごすのか。会場内の選手席で残りの競技を観戦するのか。ホテルに戻って休むのか。

・22日(日) [09:00-12:00] エキシビションの練習で、以前と同様、Jumpを跳びまくるのか?

・22日(日) [15:00-17:30] 今季のエキシビション用プログラム。過去、GPS露は各競技4位までを自動的にエキシビションに配置していた。(羽生が優勝しても、Medvedevaが優勝すれば、大トリはMedvedevaになるだろう)

大会会場内の様子 (Megasport Sport Palace)

Yuri Larionov Instagram  https://scontent-sjc2-1.cdninstagram.com/t51.2885-15/e35/22582734_1669086886458889_8707277724206497792_n.jpg

(敬称略、随時 追記/修正)

羽生結弦は五輪 団体戦に出場するべきか?

2017年10月01日 | 羽生結弦
17/02/10 羽生結弦にあって、ハビエル・フェルナンデスにないもの。 http://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/9490bfeb81f8bfdf0569432419bf7d24

17/10/01 日刊スポーツ 高場泉穂 フィギュア日本、平昌五輪団体出場枠 羽生2種目も https://www.nikkansports.com/sports/news/201710010000195.html


Q.羽生結弦は五輪団体戦に出場するべきか?

A.出場する必要性は全くない


 団体戦のメダルは“無価値”ですね。個人戦の足を引っ張るだけです。
団体戦に出場する選手とそうでない選手の身体的負荷が全く異なり、個人戦での公平な競争が担保されていません。
名目上、10カ国が出場しますが、「男子シングル、女子シングル、Pairs、IceDance」の4競技で一定水準の戦力を揃えられるのは、カナダ、ロシア、米国の3カ国だけです。
五輪団体戦は上記3カ国のための種目となっています。あとの参加国は見せかけだけの競合国、“添え物”にしか過ぎません。日本のマスゴミは種目の増加(儲け話)に喜んでいるようですが。

 個人戦(男女シングル競技)30人出場、うち団体戦・SP出場10人、団体戦・FP出場5人となります。うちメダルを獲得できない、最も悲惨な境遇はFPに出場する2人となります。
(前大会で犠牲になったのは、我らが日本の「町田樹」[個人戦 5位]、イタリア「Paul Bonifacio Parkinson」[個人戦 27位]の2人)
団体戦でFPを滑る選手は全く無意味かつ徒労に終わるでしょう(男子は中三日、Pairsは中二日)。メダルを獲得できる3人を除いては。


> ショートプログラム(SP)、ショートダンス(SD)で1位から10位まで10~1点が与えられ、4種目合計の上位5チームが、フリーの決勝に進む。
  予選と決勝の合計得点で順位が決まる

 例えば、日本のPairsが予選(SP)で最下位だった場合、獲得できる順位点は【1点】です。これは何を意味しているのか?
カナダ、ロシア、米国のPairsは、予選(SP)でこんなに低い順位点を取らないでしょうから、【予選と決勝の合計得点】というルールでは最初から日本は不利なんです。
【予選と決勝では順位点がリセットされる】でないと、まず無理でしょう。(リセットされても、実力が劣るため不利なことは変わりない)

予選最下位【1点】~ 予選最上位【10点】  10人/10組 
      ↓
決勝最下位【6点】~ 決勝最上位【10点】   5人/5組

 日本はPairsは0枠なので、決勝に進出しても、同じカップルが予選も決勝も滑るでしょう。
仮に予選最下位だとして、決勝に残るだけで、5点も順位点が増加するわけです。
この点数の増加が、いかに間抜けな、見せかけだけの、八百長的な競技か分かりますよね。(実力差や演技内容に関わらず、点数だけでも“見かけ上”競った競技とするため)


 団体競技を個人競技の前に行うと、何が個人戦に起こるのか、ソチ五輪を思い起こすといいでしょう。
男子個人戦FPの羽生結弦の失敗、Patrick Chanの失敗が記憶に新しい。
女子シングルの金メダリストは、団体戦に出場しなかったソトニコワです。銀メダリストは同じく団体戦に出場しなかった金妍児です。
弱冠、15歳で最年少の(冬季五輪)金メダリストとなったリプニツカヤは、団体戦でSPとFPを両方滑り、ロシアに対して最大の貢献をしながら(両方1位で順位点 +10、+10)、
個人戦は5位に終わり、この団体競技の最大の犠牲者といえます。

 五輪におけるフィギュアスケート競技の問題点をおさらいすると以下。

・日程     団体戦が個人戦の前に行われる。全ての競技者は個人戦のメダルをかけて戦っている。団体戦のメダルとは価値が全く異なる。
         団体戦の練習や本競技の際、怪我をしたら、個人戦を欠場するリスクがある。

・競技順   個人戦「Pairs―男子シングル―Ice Dance―女子シングル」という最も身体的負荷が激しく、怪我のリスクが多い競技が、最も日程が厳しい、あべこべのおかしな日程になっている。(米国で人気が高い種目が後になっている)
 身体的負荷から「Ice Dance―女子シングル―男子シングル―Pairs」とすべき。興行面から言えば、「Ice Dance―女子シングル―Pairs―男子シングル」でもいい。

・新体操のように、個人戦と団体戦の出場者が分かれていない。選手層の薄い国や、出場枠が少ない国は、団体戦のために、特定の選手が個人戦の前に酷使されてしまう。

・団体戦と個人戦で、プログラムは全く同じで、評価基準も同じで、競技開催の意味合いが薄い。新体操のように違う魅力があるわけでもない。
 本来、「シンクロナイズドスケーティング」を種目に加えるべきで、団体戦で選手の負荷を高めるべきではない。

・競技開催時間が通常の午後から夜の時間帯ではなく、米国のプライムタイムに強制的に合わせた(午前10時開始)。選手は早起きして、当日練習を早朝に行わなければいけない。


 現行ルール下でも、以下を提案したいですね。

 1.羽生結弦は平昌五輪・団体戦に出場しない。個人競技に専念する。平昌五輪が選手としてピーク年齢。

 2.宇野昌磨は団体戦 SP に出場する。 [中6日/9日間でSP-SP-FP] 宇野選手は平昌五輪がピーク年齢ではない。北京五輪で個人競技3枠あれば、同様の待遇を受けていい。
  1.の措置を取らない場合、高い確率で、SP:羽生結弦、FP:宇野昌磨となってしまい、宇野は「中3日/6日間でFP-SP-FP」の競技日程で、相当不利な状況に追い込まれてしまう。(日本勢で1-2フィニッシュが困難に)

 3.個人競技・日本代表3枠目の選手が、(SPで上位5カ国に入った場合) 団体戦 FP に出場する。 [中3日/6日間でFP-SP-FP]
  3枠目が誰になるのかは現時点で不明ですが、羽生、宇野といった選手と相当のレベルの違いがあるため、この待遇に文句を言ってはいけません。(チームオーダー)
  なぜなら、WC3枠/五輪3枠に貢献したのはこの2人なのだから。

 4.団体戦は別に行うのではなく、個人戦の結果をそのまま団体戦に反映させる。同時進行。1競技―2結果。
  これは自動車競技のフォーミュラ1(F1)での「ドライバーズ」と「コンストラクターズ」部門を想定すれば分かりやすいでしょう。
  フィギュアスケートに適応すれば、「ドライバーズ」部門が個人戦、「コンストラクターズ」部門が団体戦に相応します。
  実際はTV中継などで、団体戦の結果の理解に苦労すると思われますが、選手の団体戦の負担は『ゼロ』になります。


 問題は、“史上最高のフィギュアスケーター”羽生結弦が五輪団体戦に出場しない場合、
競技の格式、興行面で団体戦の価値は格段に下がるので、「NBC(米国)―IOC―ISU」(魔のトライアングル)がクレームをつけるでしょう。
団体戦のルールがどうなっているか知りませんが、出来ることなら羽生結弦は団体戦を回避するのが賢明ですね。
皆さん、日本代表の団体戦の銅メダルが見たいですか? それとも、羽生結弦の個人戦の金メダルが見たいですか? 

 団体戦に出場しないだけで、個人競技は上位選手である Javier Fernandez (ソチ五輪・4位) や Denis Ten (ソチ五輪・銅メダル) に大変、有利な戦いとなります。
ただでさえ、男子シングルはJumpエレメンツが高難度化しており、また、開催時刻が通常と大きく異なる為、個人戦はソチ五輪以上のサバイバルレースとなるでしょう。


平昌五輪 代表枠 獲得国   3枠 // 2枠 / 1枠の国   * 17 Nebelhorn Trophyで(1枠)追加国

男子 21ケ国30人 米国、日本 // カナダ、ロシア、支那、スペイン、イスラエル / フランス、ドイツ、イタリア*、韓国*、豪州、ウクライナ*、チェコ、ウズベキスタン、ジョージア、ラトビア、カザフスタン、ベルギー*、スウェーデン*、マレーシア*

女子 20ケ国30人 カナダ、米国、ロシア // 日本、イタリア、カザフスタン、韓国 / フランス、ドイツ、支那、ラトビア、ベルギー、スロバキア、ハンガリー、ウクライナ*、豪州*、スウェーデン*、スイス*、ブラジル*、フィンランド*

Pairs 12ケ国20組 カナダ、ロシア、支那 // フランス、ドイツ、イタリア / 米国、イスラエル*、豪州*、チェコ*、オーストリア*、北朝鮮*

ID  17ケ国24組 カナダ、米国 // ロシア、フランス、イタリア / 日本*、ドイツ*、支那、イスラエル、ウクライナ、韓国、スペイン、デンマーク 返上、ポーランド、トルコ、英国*、チェコ*、スロバキア* 


17WCで代表枠が決定していた国で、PairsとIce Danceで1枠ずつ辞退あり(該当国不明)。 → Pairs競技 (仏 2枠→1枠)、Ice Dance競技 (Denmark 1枠→0枠)
http://www.isu.org/docman-documents-links/isu-files/documents-communications/isu-communications/15079-isu-communication-2119/file
フランス Pairs [17WC成績] 8位 Vanessa JAMES / Morgan CIPRES、 27位(FP進出ならず) Lola ESBRAT (20) / Andrei NOVOSELOV (27)  JAMES / CIPRES組が獲得した2枠の内、2番手の枠を返上。
Denmark ID  [17WC成績] 13位 Laurence FOURNIER BEAUDRY (25) / Nikolaj SORENSEN (28) この1枠をなぜか返上。引退したわけではなく、今季はUSI.C(米)やA.C.I(加)に出場しています。ただ、スコアは落ちていますね。
                                                             カップルのプロフィールを見ると、女性がカナダ出身なのでデンマークへの帰化手続きが間に合わないということかもしれません。

[男子, 女子, Pairs, Ice Dance 枠数] ※フランスの枠数は、実力を反映しているので返上分はそのままに。

4枠 カナダ[2,3,3,3]、ロシア[2,3,3,2]、米国[3,3,1,3]、支那[2,1,3,1]、イタリア[1,2,2,2]、フランス[1,1,2,2]、ドイツ[1,1,2,1]
3枠 日本[3,2,0,1]、イスラエル[2,0,1,1]、韓国[1,2,0,1]、チェコ[1,0,1,1]、ウクライナ[1,1,0,1]、豪州[1,1,1,0]、
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――↓平昌五輪・団体戦 出場資格なし
2枠 スペイン[2,0,0,1]、カザフスタン[1,2,0,0]、ラトビア[1,1,0,0]、ベルギー[1,1,0,0]、スウェーデン[1,1,0,0]、スロバキア[0,1,0,1]
1枠 ジョージア[1,0,0,0]、ウズベキスタン[1,0,0,0]、マレーシア[1,0,0,0]、オーストリア[0,0,1,0]、ハンガリー[0,1,0,0]、スイス[0,1,0,0]、フィンランド[0,1,0,0]、ブラジル[0,1,0,0]、北朝鮮[0,0,1,0]、
    デンマーク[0,0,0,1]、ポーランド[0,0,0,1]、トルコ[0,0,0,1]、英国[0,0,0,1]

平昌五輪・団体戦は基本的に、
カナダ[11]、ロシア[10]、米国[10]、支那[7]、イタリア[7]、フランス[6]、日本[6]、ドイツ[5]、イスラエル[4]、韓国[4]、チェコ[3]、ウクライナ[3]、豪州[3]、  
([枠数合計] 序列は枠獲得数の合計順、同数の場合、バランスの良い方を優先。)
13カ国の中から、(昨季と今季のGPFまでの獲得ポイント)上位10カ国で争われることになるようです。



母国が五輪団体戦の出場資格を満たし、団体戦メダルの有力国の選手。国家代表になり、団体戦出場の可能性が高い選手。

男子シングル
カナダ 2枠 Patrick CHAN、Kevin REYNOLDS、Nam NGUYEN 他
ロシア 2枠 Mikhail KOLYADA、Maxim KOVTUN、Dmitri ALIEV、Alexander SAMARIN 他
米国  3枠 Nathan CHEN、Vincent ZHOU、Max AARON、Jason BROWN、Adam RIPPON 他


母国が五輪団体戦の出場資格を満たし、ポイント上位10カ国に入る可能性がある選手。“上記三カ国の犠牲になる選手達

男子シングル
日本    3枠 羽生結弦、宇野昌磨、日本代表3人目
支那    2枠 Boyang Jin、Han Yan
イタリア  1枠 Matteo RIZZO or Ivan RIGHINI
フランス  1枠 Chafik BESSEGHIER
ドイツ    1枠 Paul FENTZ or Peter LIEBERS


母国が五輪団体戦の出場資格を満たしているが、ポイント上位10カ国に入るか分からない選手

男子シングル 
イスラエル ISR   2枠 Alexei BYCHENKO、Daniel SAMOHIN
韓国    KOR  1枠 Jun Hwan CHA
チェコ    CZE   1枠 Michal BREZINA
豪州    AUS  1枠 Brendan KERRY
ウクライナ UKR  1枠 Yaroslav PANIOT

母国が五輪団体戦の出場資格を満たさず、最初から出場を想定しなくてもいい選手

男子シングル 
スペイン      ESP 2枠 Javier Fernandez
カザフスタン   KAZ 1枠 Denis Ten
ウズベキスタン UZB 1枠  Misha GE
ベルギー     BEL  1枠 Jorik Hendrickx
ジョージア    GEO 1枠 Moris Kvitelashvili
ラトビア      LAT 1枠  Deniss Vasiljevs


(敬称略、随時 追記/修正)

羽生結弦の右膝痛に思う -ハインリッヒの法則-

2017年09月21日 | 羽生結弦
@yuzumin_love2

読売新聞夕刊記事 https://pbs.twimg.com/media/DKOKKoEUQAUcNak.jpg:large

> オーサーコーチ
 「ユズは先週から右膝にちょっとした痛みを抱え、練習を休んでいた。
  大きな問題ではないが、私の決断でプログラムを少しシンプルにして初戦に臨む」

 ちょっと今、ロシアのVKで知りましたが、「調子は?」「まあまあ」というのは、実は状態が良くなかったようですね。
右膝に痛みがあるのなら、ACIは欠場した方がいいのではないでしょうか。
今大会でもVincent Zhou (米/GPS支那出場)やNepela TorophyでもDmitri Aliev (露/GPSロシア出場)などが欠場していますし。
テレ朝[CS]のTV放送(ハイライト/録画放送)や24日(日)放送の特別番組(番組内で速報)、観戦ツアーで現地に行っている日本人観光客の為、
男子シングルが今大会のメインイベントである事を理由に出場するというのであれば、非常に馬鹿馬鹿しく愚かなことです。
 今の時期に無理をするのは意味がありません。欠場して1ヶ月後のGPS露に備えたほうが良いと思います。WSのポイントは、ACIを欠場しても首位を陥落することはありませんので。
また、今季のSP/FPの2つのプログラムは、過去に演じた名作プログラムであり、改めてJudgeや観客の反応を確かめるなどという目的は必要ないですね。

 怪我の程度はSPのパフォーマンスで判断するしかありませんね。明らかにおかしい状態ならば、コーチが止めるべきだと思われます。
ACIに参加すれば、状態は今以上に悪化し、そこから【中26日】でGPS露に間に合うのか、ということになります。
昨年10月頃から痛みがありながら治療を優先せず、我慢して練習して、この夏、悪化させてしまったチャ・ジュンファン(15歳・韓)の例もありますから。

 また、怪我で万全でない中、納得できる演技が出来ずにJaviに敗れれば、世界王者としての権威にも影響します。
米国の●メディアはここぞとばかりに、「羽生不安説」をGPS開幕前から、しつこく煽り立てるでしょう。

 どうして右膝なのかというと、これは「4Lz」の練習の影響でしょうね。右足トゥを突き離氷、右足で着氷。右膝に負担がかかるのは当然ですね。
今季のFPのプログラムも、エッジ系Jumpの3Aを1つ置き換え、左足トゥを突く4Tを2回跳びますので、
過去に治療した「左足リスフラン関節靭帯」にも総量として相当、負荷がかかっているはずです。

 羽生結弦は怪我、というよりオーバーワークに一番注意しないといけない。彼を止められるのは『怪我』だけなのだから。


(続報)

17/09/22 07:17 朝日 羽生結弦、右ひざに軽い違和感 4回転ループ回避へ http://www.asahi.com/articles/ASK9Q2CWMK9QUTQP004.html

> 練習後、右ひざに軽い違和感があるため、今大会では4回転ループを跳ばないと明かした。

> 羽生は右ひざについて「まだ大事に至っていないけど、至らないように。右踏み切りのジャンプはちょっと抑え気味で」と話した。

> 今の羽生の状態について、「仕上がりは過去最高だ。(右ひざは)弱い小さな痛み。治療は必要ない。
  ただ、私の経験上、痛みを覚えるということは体が何かを訴えようとしているということなので、ちょっと技術的に引くことを私が決めた。
  ループはやらない。(痛みの原因は)練習疲れだと思う」と話した。


     08:06 毎日 羽生、五輪シーズン初戦へ 右膝に少し痛み https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00e/050/209000c
> 羽生が師事するブライアン・オーサーコーチによると、羽生はジャンプの練習のしすぎで右膝に少し痛みがあるという。


     08:16 スポーツ報知 羽生結弦、今季初戦は4回転ループ回避 右ひざに「とても小さな痛み」 http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170922-OHT1T50053.html

> フリーは〈1〉3回転ルッツ〈2〉3回転ループ〈3〉3回転フリップを跳び、後半に〈4〉4回転サルコー―3回転トウループ〈5〉4回転トウループ―1回転ループ―3回転サルコー〈6〉4回転トウループ〈7〉3回転半―2回転トウループ〈8〉3回転半の構成。
  後半に3本の4回転とトリプルアクセル2本を集めた。

ACI FP   3Lz 3Lo 3F / 4S+3T 4T+1Lo+3S  4T  3A+2T  3A  前半3 後半5 4回転2種3回(0:3) Jump基礎点    当初予定  2015GPF
        6.0  5.1 5.3   16.28    16.72   11.33  10.78 9.35                         80.86 [-8.65]   89.51    79.89 [参考値]

 投稿者注:読売新聞やスポーツ報知は今大会、優秀だと思います。


     09:54 日刊スポーツ 羽生結弦、4回転ループ回避も「後半マックス」 https://www.nikkansports.com/sports/news/201709220000198.html

> ブライアン・オーサーコーチは練習前に取材に応じ、約10日前 [9/11(月)?] に羽生が「『ちょっと痛い』と言ってきた」と明かし、
「取るに足らないことかもしれないが、体が何かを訴えているということ。我々は、構成を一段階落とすという決断をしました」と話した。

> 本来は前半2本、後半3本、計5本の4回転ジャンプの予定だが、前半のジャンプすべて3回転に抑えた構成で行った。
また演技後半にあった3回転ルッツを冒頭に、後半1本だったトリプルアクセル(3回転半)を2本にする変更もあった。


17/09/22 サンスポ(共同通信ソース) 羽生が4回転ルッツを視野に! 平昌五輪へ4種類目の大技、オーサー・コーチ明かす/フィギュア http://www.sanspo.com/sports/news/20170922/fgr17092210320004-n1.html

> 今季初戦のオータム・クラシックでは大技を跳ばず、約10日前に疲労の蓄積で右膝を少し痛めたため、右足で踏み切る武器の4回転ループも回避する予定。

> サルコー、トーループの2種類の4回転で臨む意向で、


 結論としては、早急に精密検査をするべきですね。もう既にやっているのでしょうか。まさか、やっていないで参戦とか?!
普段から検査は定期的にやるべきですよね。資金力はあるのだから。羽生選手の『ちょっと痛い』は、一般人に換算すると『激痛』のはず。
 Jump練習に関しては、回数をこなして精度を上げるより、いかに回数少なく精度を上げるかに注力すべきですね。(「北京五輪」まで現役を続けるのなら、アプローチの転換が必要になってくる)
1日に跳ぶ回数を制限する、跳んだら必ず休む(間隔を空ける)、高難度Jumpは健康に問題がなく、調子がいいときのみに練習する。健康体の維持の方が遥かに重要です。
これは2014-15シーズンの15年上海WC、2015-16シーズンの16年ボストンWCの結果を見ても明らかでしょう。まず、健康でなくては勝つことはおぼつかない。
8月上旬のメディアデーで、状態が良すぎるのが気になった人も多かったと思います。結局、羽生結弦は“過去”に学んだのか、そうでないのか。
 また、4Lz習得を今季のプログラムの保険とするなら、5月末から6月下旬にかけて(少なくとも24日間以上)、アイスショーに出演するべきではなかったですね。
今季は4年間で最も重要な五輪シーズンなのだから。


(追記)

 この件と関係ありませんが、競技会のエキシビション当日練習などで、羽生選手がJumpを跳びまくるのはもういい加減、止めた方がいいですね。精神的に“大人”になって欲しい。
Medvedevaもやっているじゃないか、という人もいるかもしれませんが、彼女は羽生選手が好きで、一緒にいられるのは、この時くらいですからね。(氷上“デート”みたいなもの)
また、根本的に男子の4回転Jumpと女子の3回転Jumpでは、疲労した身体でも負荷が違います。 
 例えるなら、プロ野球の大谷翔平選手が9回を100球以上で完投後、ブルペンでさらに新球を試す為に投げ込む、というぐらいクレイジーな行為です。
フィギュアスケーターの身体(足首、膝、股関節、腰)は、野球における投手の利き腕(手首、肘、肩)に相当すると考えられます。つまり、跳べば跳ぶほど消耗してしまう。
当然、累積的な疲労や負担は、過去数年で蓄積しているでしょう。

 エキシビション終了時の、いわゆる“Jump大会”もそうです。今季は全くやる必要はないですね。ちょっと想像してみて下さい。

「羽生、Jump大会で足首骨折。平昌五輪は絶望的―――」

 こんな見出しを見たいですか? まったく、馬鹿馬鹿しすぎますよね。

 これはMedvedeva選手にも言えます。羽生選手が先に行動を改めないと、追随するMedvedeva選手にも起こる可能性があります。(可能性は0ではない)
羽生選手が競技後の不要なJumpで自身が怪我をするのは「自己責任」と言えますが、
Medvedeva選手が同様の怪我をした場合、Medvedeva自身も批判を浴びますが、羽生選手も同様に批判されることになるでしょう。
 こうした事は大会に参加した選手同士で事前に申し合わせて、「今日はやらないよ」みたいな合意形成があればいいですね。(男子で反対する人はいないでしょう)
([Elladj Baldéのような]特定の選手に会場の盛り上げを任せるか、よくやっているように選手のサインボールを客席に全員で投げたらいい)

 あと、NHK、民放も含めてTV局は、羽生結弦の密着番組は今季、絶対にやらないで頂きたい。競技に悪影響しかありませんので。
仮にTV局から依頼があったとしても、羽生選手側として、断るべきですね。


(敬称略、随時追記)

「Yuzu. Gabby...」 のIce Dancer (加) JGPデビュー

2017年08月25日 | 羽生結弦
SD結果  http://www.isuresults.com/results/season1718/jgpaus2017/SEG005.HTM
プロトコル http://www.isuresults.com/results/season1718/jgpaus2017/jgpaus2017_JuniorIceDance_SD_Scores.pdf

SD 動画  https://youtu.be/-pgP17a0MSc?t=4140

 今日のIce DanceのSDで、あるカップルにどこかで見た顔だなと、演技前に思っていたら、このインタビュー動画のカップルでしたね。

17/01/17 CTNSC17: Natalie D'Alessandro/Bruce Waddell (Novice Ice Dance Gold)
 動画 https://youtu.be/csoD7xQ4qMQ?t=76

ISUプロフィール http://www.isuresults.com/bios/isufs00103180.htm

Natalie D'ALESSANDRO 13歳 2ヶ月 153cm オンタリオ州トロント生まれ  
Bruce WADDELL      15歳 8ヶ月 171cm オンタリオ州トロント生まれ  

 二人共、シングル選手出身で、Toronto Cricket Skating Curling Club所属でしたね。
女の子は成長して、以前と違い、かなり印象が変わっています。SDは、9組中、6位となりました。