北京五輪 女子シングル FP
概要:http://www.isuresults.com/results/season2122/owg2022/SEG004.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season2122/owg2022/FSKWSINGLES-----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
まず、結果として、Kamila Valieva 選手 [15歳9ヶ月 / 4月26日生] はFPの演技を失敗し、総合4位に終わりました。
過密日程 ユリア・リプニツカヤと同じ起用法
・ソチ五輪
ユリア・リプニツカヤ[当時15歳8ヶ月 / 6月5日生]の場合 アデリナ・ソトニコワ[当時17歳7ヶ月 / 7月1日生]と、出場枠2枠で自国開催のソチ五輪に出場。
リプニツカヤ選手は、先に行われた初開催の団体戦にSP[1位]、FP[1位]で、金メダル獲得に大きく貢献。個人戦では、SP[5位]、FP[6位] の演技で、総合5位となりメダルを逃す。
ソトニコワは先の団体戦に出場せず、個人戦に専念した結果、キム・ヨナを上回り、金メダル獲得。
・ロシア選手権以降
2021年12月24(金)・25日(土) ロシア選手権 90.38 + 193.10 = 283.48 (国内試合。得点は非公認)
中18日
2022年01月13(木)・15日(土) 欧州選手権 90.45 + 168.61 = 259.06
中21日
2022年02月06(日)・07日(月) 五輪・団体戦 90.18 + 178.92 = 269.1*(合算)
中 7日 女子であれ、男子であれ、中7日で準備するのは極めて難しい。「体力回復↑/コンディション低下↓」「コンディション維持→/体力低下↓」
15(火)・17日(木) 五輪・個人戦 82.16 + 141.93 = 224.09 [1位 255.95] SPはしのいでも、FPの破綻は必然だった。
54日間[7週間+5日間]で4競技会へのフル参戦[8演技]。
結論から言うと、露代表の選手選考は、団体戦で残りの露女子代表とSPとFPを分けるべきでした。(SP:Valieva[3A] 1-10P、FP:コンディションが良好などちらか 6-10P)
Valieva選手は、結果的に露代表の間違った選択の犠牲になったと言えます。
リプニツカヤ選手と比べても、Valieva選手の両プログラムは、はるかに難しく、実施困難ですから。
ドーピング薬の検出問題がなくても、他の二人に比べて大幅に不利な状況でした。(他の二人は、最も調整しやすい 中30日 だった)
ロシアはValieva選手のような圧倒的な選手に、過度に負担を強いることが多いですね。
(ソチ五輪は男子は1枠でしたが、プルシェンコ選手が団体戦金メダル、個人戦は練習中に怪我で途中棄権)
Valieva選手は過去2ヶ月ほど、息をつく間もなく、次から次へと試合をこなし、とても大変だったでしょう。
EX欠場は、金メダルを逃した以上、ある意味、自然な流れだったと思われます。
[追記予定]
概要:http://www.isuresults.com/results/season2122/owg2022/SEG004.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season2122/owg2022/FSKWSINGLES-----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
まず、結果として、Kamila Valieva 選手 [15歳9ヶ月 / 4月26日生] はFPの演技を失敗し、総合4位に終わりました。
過密日程 ユリア・リプニツカヤと同じ起用法
・ソチ五輪
ユリア・リプニツカヤ[当時15歳8ヶ月 / 6月5日生]の場合 アデリナ・ソトニコワ[当時17歳7ヶ月 / 7月1日生]と、出場枠2枠で自国開催のソチ五輪に出場。
リプニツカヤ選手は、先に行われた初開催の団体戦にSP[1位]、FP[1位]で、金メダル獲得に大きく貢献。個人戦では、SP[5位]、FP[6位] の演技で、総合5位となりメダルを逃す。
ソトニコワは先の団体戦に出場せず、個人戦に専念した結果、キム・ヨナを上回り、金メダル獲得。
・ロシア選手権以降
2021年12月24(金)・25日(土) ロシア選手権 90.38 + 193.10 = 283.48 (国内試合。得点は非公認)
中18日
2022年01月13(木)・15日(土) 欧州選手権 90.45 + 168.61 = 259.06
中21日
2022年02月06(日)・07日(月) 五輪・団体戦 90.18 + 178.92 = 269.1*(合算)
中 7日 女子であれ、男子であれ、中7日で準備するのは極めて難しい。「体力回復↑/コンディション低下↓」「コンディション維持→/体力低下↓」
15(火)・17日(木) 五輪・個人戦 82.16 + 141.93 = 224.09 [1位 255.95] SPはしのいでも、FPの破綻は必然だった。
54日間[7週間+5日間]で4競技会へのフル参戦[8演技]。
結論から言うと、露代表の選手選考は、団体戦で残りの露女子代表とSPとFPを分けるべきでした。(SP:Valieva[3A] 1-10P、FP:コンディションが良好などちらか 6-10P)
Valieva選手は、結果的に露代表の間違った選択の犠牲になったと言えます。
リプニツカヤ選手と比べても、Valieva選手の両プログラムは、はるかに難しく、実施困難ですから。
ドーピング薬の検出問題がなくても、他の二人に比べて大幅に不利な状況でした。(他の二人は、最も調整しやすい 中30日 だった)
ロシアはValieva選手のような圧倒的な選手に、過度に負担を強いることが多いですね。
(ソチ五輪は男子は1枠でしたが、プルシェンコ選手が団体戦金メダル、個人戦は練習中に怪我で途中棄権)
Valieva選手は過去2ヶ月ほど、息をつく間もなく、次から次へと試合をこなし、とても大変だったでしょう。
EX欠場は、金メダルを逃した以上、ある意味、自然な流れだったと思われます。
[追記予定]