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愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

お久しぶりです。

2022年02月08日 | 一般
 まず、整理すると、2020-2021シーズンの2021年のフィギュアスケート世界選手権は見ておらず、
それ以降の2021-2022シーズン(五輪シーズン)も、Jr.GPS含めて、フィギュアスケートを全く見ていませんでした。
2021年12月の全日本選手権は、幸い視聴しました。

 個人的に「フィギュアスケート」の視聴で、モチベーションが低下してしまったのは、フィギュアスケートという競技が、「スポーツ」ではなく「ショー(アイスショー)」になってしまったからです。
ルールを制定しても、実際の運用に問題があり、演技内容や結果が恣意的なものになってしまっており、「シングル競技」はスポーツと呼べなくなってしまいました。
ルールの運用は以前から問題がありましたが、この杜撰な運用で恩恵を受けた選手が上位を占めるようになり、この競技に対して無関心になってしまいましたね。
 
 現在、ルール上の問題を除外して、「フィギュアスケート」競技で、その演技を普遍的に見る価値があるのは、
日本の男子選手の「羽生結弦」(27) と、
ロシア女子選手の「Kamila Valieva」(15)  だけですね。
 
 この二人はフィギュアスケートの“神"に祝福された存在です。同時代に二人が現役で存在するのは、極めて稀なことです。(羽生選手が現役を続けているため)
Valieva選手は、このサイトでかなり初期から紹介してきましたが、ここまでJump能力(4回転2種、3A)があるとは予測していませんでした。
女子競技の4回転を先導していたエテリ組による才能の開花といえるでしょう。

 今後、フィギュアスケート競技が、スポーツとして存在し、求心力を維持していけるか、分かりませんが、いくつかポイントを挙げてみます。

1.競技の普及
 今までは「露・加・米」の三大国家が中心になってきましたが、露勢の寡占、加勢の凋落で、バランスが崩れ、求心力が低下することになりかねません。
 ロシア以外の欧州勢の有力選手(有力組)の存在 [次回2026年五輪は、欧州イタリア]、
 また、未普及国家での選手参加も望まれるところです。(今回、冬季五輪を開催した支那、所得が向上している東南アジアなど) 
 あるいは、Pairs競技は将来、競技者減で、カテゴリが無くなる、あるいはメダルの価値が乏しくなる可能性がありますね。

2.公正なルールの制定、運用
 ジャッジシステムの機械化/自動化は必須 (特に技術点における認定に関して)。

3.選手層の質と量
 引退する選手
  この競技の“顔"である羽生選手や他の上位選手。

 待機している若手選手
  残念ながら、多くの国で若手の成長や世代交代が上手く行っているようには思えませんね。粒が小さくなっています。

4.「COVID-19」の世界での克服
 フィギュアスケート競技が最も影響を受けたスポーツの一つと言えるでしょう。(特に選手の収入面において)

北京五輪 露代表、事前合宿地はクラスノヤルスク?

2021年02月04日 | 一般
21/02/03 22:30 タス通信 ロシアのフィギュアスケート選手は、クラスノヤルスクで開催される2022年のオリンピック前にトレーニングを行う可能性があります。
https://tass.ru/sport/10615665 [自動翻訳]

 クラスノヤルスク州のスポーツ大臣パベル・ロストフツェフによると、クラスノヤルスクも2022年にロシア選手権を開催することを計画しています。

> クラスノヤルスク、2月3日。/ロシアのフィギュアスケート選手は、クラスノヤルスクで2022年冬季オリンピックの準備の最終段階を過ごす可能性があります。
これは、クラスノヤルスク州のロストフツェフ スポーツ相は、記者団に語った。

「私たちはすでに、2022年のロシア・フィギュアスケート連盟との交流がある。
まだ分からないが、オリンピックチームの準備の最終段階は、ここKrystal (クラスノヤルスクのアイスアリーナ) で計画されている。」とロストフツェフ氏は述べた。
彼はまた、クラスノヤルスクは、ロシア選手権の一つまたはすべてをホストするために競争する計画を指摘した。

 ロシアのジュニアフィギュアスケート選手権は2月3日(水)にクラスノヤルスクでキックオフされ、2月5日(金)に終了します。競技は「クリスタル」アイスアリーナで行われます。
 冬季オリンピックは2022年2月に中国の北京で開催されます。


 これはロシアフィギュアスケート連盟の賢明な判断ですね。

時差を整理すると、

モスクワ クラスノヤルスク 北京   日本
-5時間    -1時間   ±0時間  +1時間 

であり、距離は
モスクワ クラスノヤルスク 北京   日本(新潟)
約5799km  約2483km  起点  約1975km

そして、フライト時間はおよそ
モスクワ クラスノヤルスク 北京   日本(関空 / 中部 / 羽田 / 成田)
約7時間24分 約3時間45分 到着地  約3時間31分 / 〃35〜40分 / 4時間5分 / 〃11分

となります。


 平昌五輪シーズンは、ロシア代表の事前合宿地は、時差のない日本の新潟と福岡で分散開催でした。
ロシアの都市の場合、支那・北京と時差がないのは、イルクーツク(北京と約1659km / 人口 約59万人)になります。
イルクーツクの方が時差がない上、距離が近いのですが、代表レベルが使用するスケートリンク等の施設が整っていないのかもしれません。

 加えて、COVID-19という不確実要素です。
日本や他国で合宿した場合、現地の感染状況や当局の規制によって、北京五輪が開催される情勢でも、最悪、練習できない状況になりかねないわけです。
ロシア国内で合宿の場合、今季がそうであるように、1日に3万人近く感染しようが、600人以上死亡しようが、代表選手が練習を続けられないようなことはありません。

 北京五輪を訪れる支那周辺国以外の各国代表は、時差調整のための事前合宿地の選定は非常に悩ましいでしょう。
平昌五輪では、欧米の選手は時差調整や環境適応にに苦しみ、各競技で不本意な結果に終わることが多かったですね。

 また、別のファクターでは、PM2.5などの大気汚染です。(※COVID-19に感染しやすくなる)
おそらく北京周辺では、“五輪ブルー”といわれる人為的な青空が期間中現れるかもしれませんが、通常、冬期は人間が住む場所ではありません。(韓国・ソウルも大陸から流れてくる大気汚染が酷い)

 日本で合宿できる日本各代表は、ホーム練習、施設利用優先権、時差、距離(交通アクセス含む)、大気汚染等、欧米勢より有利な立場です。
Kamila Valieva選手が、日本で事前合宿を行い、個人/団体金メダルを目指す、といった至福は無くなりましたが、あれこれ心配することが無くなり幸いです。
 北京五輪開催国の支那は、来年の今の時期に世界のCOVID-19の感染状況が良くなくても、中止したりすることはないでしょう。
(支那視点だと、最悪、出場国が減ったとしても、自国のメダル数が増えればOK。我々は開催国としてやることはやった、という矜持)


21/02/04 00:00 共同 大気汚染でコロナ感染しやすく? https://this.kiji.is/729713400644911104
 関連解明へ動物実験

> 微小粒子状物質「PM2.5」などの大気汚染物質をマウスの肺に入れると、新型コロナウイルスの感染を促進する細胞表面のタンパク質が増えるとの実験結果を、
京都大の 高野裕久 教授(環境医学)らのチームが3日付の国際科学誌電子版に発表した。
 大気汚染とコロナによる死亡率の上昇に関連があるとの研究がこれまでに出ており、今回はメカニズムを知る一歩との位置付けだ。
 チームは国内の空気中から微粒子を集め、500マイクログラムを液体に溶かしてマウスの肺に投与。
1日後に肺の細胞を調べると、ウイルスの細胞侵入を促す2種類のタンパク質が増えていることが分かった。

ISU会議の決定内容

2021年01月30日 | 一般
21/01/29 スイス・ローザンヌ 評議会の決定 - ISUイベントカレンダーの最新情報 
https://www.isu.org/isu-news/news/145-news/13411-decisions-of-the-council-update-on-isu-event-calendar?templateParam=15 [自動翻訳ママ]

ISU評議会は、2021年1月28日(木)にオンライン会議を通じて開催された。その中で、以下のような決定がなされました。 [開催] [変更] [中止] 


1. ISUイベントカレンダーシーズン2020/21
パンデミック関連のさらなる進展を前提に、ISU評議会は以下の決定を確認した。

 a) 新規の ISU イベントのキャンセル
現在進行中のパンデミックと、組織上の問題、渡航制限、トレーニングと準備時間の不足、そして最終的に多くのISUメンバーが参加できないことを確認したことを含め、
組織と参加ISUメンバーにとって有害な影響がある
ため、評議会は、2021年4月9日(金)から10日(土)にクロアチア・ザグレブで開催予定の
ISU世界シンクロナイズドスケート選手権2021」を中止する
ことを決定しました。

 b) ISUイベント2021
評議会は、2020/21 シーズンのその他の保留中の ISU イベントについては、パンデミックの進展と検疫要件や禁止・大規模な参加制限がないことを条件に、計画通りに予定されていることを確認した。
オランダのヘーレンフェーンで開催される「第2回 ISU スピードスケートワールドカップ」(2021年1月29~31日)
「ISU 世界スピードスケート選手権」(2021年2月11~14日)は予定通り継続されている。

2021年3月5日~7日にオランダのドルドレヒトで開催される「ISU世界ショートトラックスピードスケート選手権」は予定通り開催されます。

ISU 世界フィギュアスケート選手権大会」は、2021年3月22 日~28 日にスウェーデンのストックホルムで開催される予定です。
本選手権は、「2022年北京オリンピック冬季競技大会」の予選大会となるため、次回の理事会[3/2(火)]でオリンピック出場資格の審査を行います。
2021年3月1日の締切日までに寄せられたエントリーの実績に応じて、ISU 理事会はその時点でオリンピック資格制度の変更が必要かどうかを評価し、決定することになる。


 c) 先に発表された ISU イベントの割当変更・取消の承認
ISU評議会は、2021年1月15日のISUプレスリリースで発表された以下の決定事項を承認しました。
2021年2月19日~21日に予定されていた「ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会2021」(八戸市)を中止する。


2. ISUイベントカレンダー シーズン2021/22
協議会は、オーストリアスピードスケート協会からの情報をもとに、「ISU世界ジュニアスピードスケート選手権2022」の開催日を変更することを決定した。
これに伴い、「ISU 世界ジュニアスピードスケート選手権 2022年大会」は、2022年1月28日~30日にオーストリアのインスブルックで開催される。


3. ISU フィギュアスケートグランプリカレンダーシーズン 2021/22
評議会は、2021/22 シーズンの ISU フィギュアスケート・グランプリシリーズのカレンダーを以下の通り承認した。

 2021年
 10/22-24 GPS 米 (米国・後日発表)

 10/29-31 GPS 加 (カナダ・バンクーバー)

 11/05-07 GPS 支 (支那・重慶)

 11/12-14 GPS 日 (日本・後日発表)

 11/19-21 GPS 仏 (フランス・グルノーブル)

 11/26-28 GPS 露 (露・モスクワ)

 12/09-12 GPF 日 (日本・大阪)


4. 2022年冬季オリンピック北京大会のテストイベント
ISU評議会は、これまで中止されていたテストイベントが、北京のオリンピック会場で以下のように再開催されることを認めました。

 2021年10月08日~10日 国際スピードスケート競技会

 2021年10月13日~17日 アジアン・オープン・フィギュアスケート・トロフィー 

 2021年10月21日~24日 ISUワールドカップショートトラック

詳細は追ってお知らせします。


5. ISU Congress 2021
理事会では、タイをはじめとする世界各地でのパンデミックの状況やそれに伴う渡航制限を注視しており、ISU2021年大会の中止の可能性については、3月上旬の次回理事会で決定する予定です。
また、2021年大会を中止せざるを得ない場合には、その時点で、特定の議案に対する郵送投票やバーチャル大会の開催の可否を決定する。


6. ISU 評議会の会議
次回のオンライン協議会は2021年3月2日(火)を予定しています。


 この決定内容で重要な部分は、「21WC」のエントリー数次第で、五輪枠を再度、調整可能とするようですね。
エントリー数が少ない、あるいは複数枠を所持している国がCOVID-19の影響でエントリーしない場合、五輪枠決定は来季以降に持ち越しになるのでしょうか。
 あと、平昌五輪のプレ大会は「四大陸選手権」でしたが、羽生選手を含む日本人選手は「アジアフィギュア杯」に出場するのでしょうかね。
その場合、GPSとの兼ね合いでスケジュールが苦しくなりますが、選手は本番リンクで滑っておきたいでしょう。(AOT支-GPS加-GPS日で、6週間で2週間隔で3大会に出場し、約1ヶ月後、GPF日という流れになります)
 ところで、「フィギュアスケート世界選手権」よりも後に開催される(12日後)「シンクロナイズドスケート世界選手権」が、あっさり中止されているのは笑ってしまいますね。
確かに大所帯で「フィギュアスケート」よりも感染リスクは高いですが。
     
1/28時点   累計感染者 累計死者 現在の感染者  重症/重篤者 1Mあたり感染者 〃死者   〃検査数    人口   https://www.worldometers.info/coronavirus/
スウェーデン  566,957  11,557   N/A      264     55,937   1,140   485,057  10,135,653 3/22-28「世界フィギュアスケート選手権」    開催予定
クロアチア   230,978   4,943   3,173      128     56,466   1,208   287,452   4,090,536  4/09-10「世界シンクロナイズドスケーティング」開催中止
日本      375,607   5,361   55,812     1,032     2,975     42    52,602  126,250,495 4/15-18「World Team Trophy」(大阪)     開催?

世界フィギュアスケート選手権は予定通り開催

2021年01月29日 | 一般
21/01/29 00:37 タス通信 世界フィギュアスケート選手権は予定通り開催されます。 https://tass.ru/sport/10572491 [自動翻訳]
> 大会は2021年3月22日から28日までストックホルムで開催されます。

 モスクワ、1月28日。/世界フィギュアスケート選手権の準備は予定通り行われており、大会の日程は変更されていません。これはある情報筋からTASSに報告されたものです。

世界選手権の準備は予定通り進んでおり、大会の開催時期は変更されていない。」と情報筋は語った。

国際スケート連盟(ISU)の実行委員会は木曜日に会合を開き、ストックホルムでの大会開催などについて協議した。世界選手権は2021年3月22日~28日に開催されます。

ISU理事会は12月、
01月24~31日にザグレブで予定されていた欧州選手権、
12月10~13日に北京で開催されるグランプリファイナル、
03月12~13日にフランス・リヨンで開催される世界ジュニア選手権
をコロナウイルスの影響で中止した。


21/01/29 05:33 タス通信 主催者は3月に開催されるフィギュアスケート世界選手権を確定した。 https://tass.ru/sport/10574303 [自動翻訳]
> 以前、ある情報筋は、木曜日の国際スケート連盟の執行委員会の会議中に、その予定日を維持することが決定されたとTASSに語った。

STOCKHOLM、1月28日。/3月22日から28日までストックホルムで開催される世界フィギュアスケート選手権の主催者は、首都のグローベン・アリーナでの競技を確認した。
これは、大会組織委員会のプレスサービス代表者がTASSに報告したものです。

"はい、大会が行われます。世界選手権の主催者は、国際スケート連盟(ISU)と緊密に連携し、3月22日から28日までグローブ・アリーナで世界選手権を開催します。素晴らしいイベントになること間違いなし!" - と彼は指摘した。

TASSによると、国際スケート連盟(ISU)は世界選手権の日程を変更しておらず、大会の準備は予定通り行われているという。木曜日の実行委員会の結果については、後日、ISUの公式発表があります。



 これは現時点[1/28の段階]で、「世界フィギュアスケート選手権」の中止決定はしない、ということでいいでしょうか。
COVID-19の感染状況は、変異株の拡散でさらに流動的であり、開催の実現性については、依然、不透明ですね。
また、大会の詳細も不明であり、世界でも稀な緩い防疫体制だったスウェーデンが、どういう条件で開催するのか、気になるところです。


  01:34 タス通信 イリヤ・アベルブフは次の世界選手権をスケーターのためのトンネルの終わりの光と呼んだ https://tass.ru/sport/10573135 [自動翻訳]
> 世界選手権を国際的なカレンダーに残すことは、選手たちにとってトンネルの先にある光となるでしょう。
オリンピックメダリストのイリヤ・アベルブフは、TASSとこの意見を共有しました。

 木曜日の情報筋の話では、国際スケート連盟の執行委員会の会議で、3月22日から28日までストックホルムで開催される選手権の日程を変更しないことが決定されたという。

「原則的には世界選手権が行われることに疑問はなかった。
 何もかもがそれを目指していたのに、他のスポーツがすでに選手権を開催しているのに、それを中止するのはおかしいだろう。
 スキーヤー、バイアスロン、スピードスケーターがどのように競い合うのかを見ています。

 来る世界選手権はオリンピック前の大会で、私たちスケーターにとっては非常に重要な大会になります。彼らにとってはトンネルの先にある光のようなものだ」とアベルブフは言った。



 「スキー」や「バイアスロン」は屋外競技であり、「スピードスケート」は室内競技ですが、リンクサイズが「フィギュアスケート」とは比べ物にならないくらい大きいわけで、
「フィギュアスケート」と「ショートトラック」は、よりリスクが高い冬季競技だと思われます。
(一番リスクが高いのは発声する必要がある「カーリング」と身体的接触がある「アイスホッケー」でしょうか)
アベルブフの発言は詭弁に聞こえ、実際は、多くの国際的なスポーツイベントが中止か延期になっています。

21年01月27日 世界フィギュアスケート選手権は開催されるのか? https://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/4d7f94c9fb97ceb893f3a9d5c13863b5

 加えて、世界選手権が開催されるスウェーデンのストックホルムは、人口の2割以上が集中する同国最大の都市[ストックホルム都市圏約210万人]であり、
ウイルス感染の中心地でもあります。
冬季競技の雪上スポーツは、山岳地域のリゾート地域で行われるのが常であり、感染リスクは都市部の人口過密地域と比較して、相当低いはずです。

 もう一つの大きな懸念は、既に国内の代表選考大会をキャンセルした7カ国(カナダ・支那含む)が、世界選手権が開催される場合、
改めて国内選考大会を開くのか、一箇所に集まらないオンライン形式の競技会を開くのか、あるいは競技会無しで過去の実績で選手を派遣するのか、
それとも全く派遣しないのか・・。大会を延期した国でも、国内の感染状況次第で、エントリー[3/1(月)締切]までに選考会を開けない場合も出てくるでしょう。[31日間しかない]
 また、開催国の渡航制限や選手の健康、自国の防疫を考慮して派遣しない場合、出場枠をたとえ2枠以上持っていても、1枠になってしまうのか。
(この場合は厳しいですね。ISU「リスクがあっても、選手を派遣しろ。派遣しない場合はつべこべ言うな」)

 別に日本の視点では、4月15日(木)-18日(日)「 World Team Trophy (団体戦)」 (日本・大阪)との兼ね合いです。
団体戦に出場する上位国が、海外渡航者に対する帰国後の2週間隔離を課している場合、WC終了後、29日(月)に帰国し、自主隔離に入っても、
隔離が終わるのは4月12日(月)と「21WTT」の開催週になり、ほとんど練習できない状況です[3日程度]。これは長距離移動を要する海外選手にとってより厳しい状況です。
もっとも、現在、日本国がアスリート等スポーツ選手に対する査証の発給制限や入国制限が解除されない限り、開催自体不可能ですが・・。
 現実的には、「21WC」が中止されたら、「21WTT」が開催される意義はないでしょう。(WTTよりWCが重要で、WTT中止-WCスライドの可能性の方が高い)
日本は、「21WC」開催―「21WTT」開催の場合は、そのタイトな日程と競技内容で非難され、「21WC」中止―「21WTT」開催の場合でも、道義的に非難される損な役回りです。


[追記]

21/02/02 RIA Novosti ISU、世界フィギュアスケート選手権を観客なしで開催予定 https://rsport.ria.ru/20210202/koronavirus-1595681645.html [自動翻訳]
> 2月2日、モスクワ発−RIA Novosti。事情に詳しい情報筋がRIA Novostiに語ったところによると、国際スケート連盟 (ISU) は現在、コロナウイルスの拡散への対策の一環として、
すべての参加者と関係者の健康安全を確保するために、特別なバブル形式でスウェーデンで世界フィギュアスケート選手権を開催する意向だ。
ISUは金曜日、コロナウイルスの大流行にもかかわらず、世界選手権は現在ストックホルムで予定された日(3月22日~28日)に開催されることを確認した。

「世界選手権は観客なしで開催されるが、選手のためにいわゆる "バブル "が組織されるような状況になっている。
 しかし、まだ大会開始まで約2カ月あるので、観客の問題も含めて状況が変わる可能性があります」と当局者は語った。

21WC [SWE] 最悪のシナリオ

2021年01月28日 | 一般
 これから書く事例は、仮定の話ですが、実際に起こった場合、致命的なことになり得るので書いておきます。

[設定]
世界フィギュアスケート選手権 → 開催
観客             → 無観客試合
入国前の陰性証明       → 必要
入国時の検査         → あり
入国後隔離          → なし 
陽性判明時          → 2週間隔離・出国不可

 開催が実現する場合の、現実的な防疫体制だと思われます。
 
 これの何が問題なのか? なにか一つ抜けていないか? お分かりでしょうか。

 それは、フィギュアスケート特有の大会開催形式にに起因するものです。
「世界フィギュアスケート選手権」は通常、国ごとに公式練習を6人で行います(強豪国は分かれる)。日本男子シングル代表の場合、羽生、宇野、鍵山の3人が一緒に練習をします。
「世界フィギュアスケート選手権」は参加選手が多いため、残りの3人は、世界中からやってくる他国の中位~下位選手と一緒に滑ることになります。
通常、練習中は、マスクをしません。(羽生選手は過去つけたりしていましたが)

 あれ、ちょっと待って!!

 大会期間中に、一緒に公式練習を滑っていた他国の3人の中で、1人が体調を崩し、その後、ウイルス検査で陽性と判明した場合、どうなるの?

 現地の保健当局から、残りの5人が濃厚接触者として認定された場合、2週間の強制隔離に入ってしまい、
日本男子シングル代表の羽生、宇野、鍵山の3選手は、「世界フィギュアスケート選手権」がその時点で終了してしまいます。
本人が陰性でも、隔離期間が2週間ではなく、1週間隔離だったとしても、その時点で終わりです。

 普通に滑れば、3枠確保が容易い日本男子シングルが、これだと五輪1枠になっちゃうよ!! \(^o^)/
(この場合、救済策はあるのでしょうか)

 これを避けるには、全豪オープン(テニス)のメルボルン2週間隔離のような、入国後の1週間の隔離が少なくとも必要ですが、
ISUや各国の連盟はCOVID-19下で資金難だと思われるので、物価の高いスウェーデンではさらに難しいのではないでしょうかね。(´・ω・`)