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愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

羽生結弦 “Jumpの天才”

2019年12月12日 | ルール改定
目的:「フィギュアスケート競技」における選手のJump要素の評価手法・評価基準を再設定する


背景:ただリンクを行ったり来たりして、Jumpを跳んでいるだけの選手、Nathan ChenVincent Zhouのようなタイプの選手(エッジエラーがあり、回転不足が多い)が、
   グレードの高い競技会で「高いGOE評価」を得るようになり、本当に優れたJumpを跳んでいるのは誰か、という評価が分かりづらいものになってしまった。
   (評価基準があいまい、あるいは信頼性の乏しいものになってしまった)

[過去ログ] 
18/07/11 新ルールを過去の成績に当てはめると・・(男子) https://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/ca5421440ef4018d98739f674f98aa8b
新ルールの制定と運用が、理論と現実で真逆の結果に。


Jumpの種類 [6種類]

アクセル系 エッジ系に分類されるが、6種類中、唯一、前向きに踏切るJump。男女ともSPで必ず1回、FPで必ず1回跳ばないといけない必須Jump。 
       (Jumpが得意とされている選手、あるいは上位選手でも、苦手とする選手が意外に多い。例:Nathan Chen、Vincent Zhou、Evgenia Medvedeva、Alina Zagitova)

トウ系   離氷時にトウを突き、跳躍する。

エッジ系  トウを突かず、エッジを使い離氷する。


重要:「フィギュアスケート競技」は採点競技であり、「より速く(Citius)、より高く(Altius)、より強く(Fortius)」というオリンピックのモットーや、アスリートの記録、絶対評価とは相容れない。
     体重別の階級制競技でも無いため、各選手の体格に応じたJump評価が必要になってくる。もちろん、Jumpのデータ・数値は選手の身体能力の目安にはなる。
     小柄な選手が、身長比で高いJump、幅のあるJumpを跳んだ際、大柄な選手が同程度に跳んだ際の印象と同等評価になり得る。もちろん、優れたボディバランス、美しいボディフォルムは潜在的に大きくPCSに寄与する。


 図表       ([4A],3A,2A)
          アクセル系
      

            ・

     トウ系         エッジ系
    (4Lz,4F,4T)        (4Lo,4S)


  上記の3系統の「Jump能力・出来栄え」を 10段階評価 で格付けし、「三角形△」の面積で評価する。
 この面積が大きい選手ほど“バランスの取れた優れたJumper”となる。

 (トウ系で「4Lz」が跳べないなら「4F」の評価、「4F」が跳べないなら「4T」の評価となる。全て跳べない場合、評価を抑えたトウ系の「3回転Jump」の評価となる)
 上記の3系統のJumpの内、先に挙げられた(左にある方)が 難易度が高いとされる [基礎点が高い] Jumpである。


 この分かりやすい図表を実際の得点に反映させるには、(大胆なことを提案すれば)、現行の4回転Jumpの基礎点の序列を変えないといけない。
 [4Loを二段引き上げ、4Lzと同等に。4Fは現行よりさらに一段下げ、4Aは大幅に上げる]

現状
 「4Lz」は、基礎点および最大加点が(「4A」を除けば) 最も高いため、Sr./Jr.、男/女 を問わず、試行数の多いJumpとなっている。また、実際に成功例は多い。
 「4Lo」は、その難易度と リスクとリターン の効率が悪いため、競技会で試行される4回転Jumpとしては、最も少ないものとなっている。成功例は、ごくわずかである。
 「4F」は、「4Lz」ほどではないが、試行数はそれなりにある。ただし、エッジエラー[!] 無しで、継続的に実行している選手は、宇野昌磨 以外にいないといえよう。
 「4A」は、試行自体がごくわずかであり、成功例は未だない。試行数を増やすために、現行ルールから基礎点を大幅に引き上げる必要性がある。
  [「4Lz」の基礎点が11.50点ならば、「4A」は15.00点以上の価値がある(+3.50)。最大加点+7.50、合計最大 22.50点 😍]
 

具体例
   旧ルール 新ルール  改革案
4A  15.00   12.50   15.00  [4A - 4Lz] 旧ルールで 1.40点差、新ルールで 1.00点差(😒)、改革案で 3.50点差。
4Lz  13.60   11.50   11.50  旧ルール下ですら誰も試行しなかったのに、新ルール下で-0.40下がった「4A」を誰が試行するというのだろうか?!
4F  12.30   11.00   10.50
4Lo  12.00   10.50   11.50
4S   10.50   9.70    9.70
4T  10.30   9.50    9.50 
3A  8.50   8.00    8.00 

3A未満の他のJumpは、従来の序列とする。
 

  いかがでしょうか。極めて現実的で、現状に即した改革だとは思いませんか? 

 ちなみに、羽生結弦の三角形△の面積は、「アクセル系」が上に突き抜ける形の、綺麗な『二等辺三角形』を描くことになるしょう。😃

ISUアワード:投票の為の事前登録を開始

2019年11月21日 | ルール改定
19/11/20 スイス・ローザンヌ ISU Skating Awardsオンライン投票プラットフォームの事前登録を開始。 
https://www.isu.org/figure-skating/news/news-fsk/12829-isu-skating-awards-online-voting-platform?templateParam=15 (自動翻訳)

>  ISU Skating Awardsは、2020年ISU世界フィギュアスケート選手権に新たに追加されたもので、2020年3月22日の日曜日、
 カナダのモントリオールで開催される世界選手権に合わせて、米国東部標準時 16:00~18:30 (グリニッジ標準時 21:00~23:30) に開催される。 [* 約2時間半]

  ISUスケート・アワードは、2020年ISU世界フィギュアスケート選手権に出場した全ての選手を顕彰するために、 「Exhibition Gala」 と 「Awards show」 を組み合わせたもので、
 2020年世界選手権のメダリストが、伝統の 「Exhibition Gala」 の形式で、現代スケートとダンスを組み合わせたライブ音楽活動やエキサイティングな制作数と組み合わせたショーを行う。
 世界選手権で初めて、ヌーボーシルクがショーの間に展示される。スケート、コーチ、振付師の7部門が表彰されます。

  今日から、一般、メディア、ISU加盟団体はISU Skating Awardsオンライン投票プラットフォームに事前登録できます。( https://www.isu-skating-awards.com/ )
 一般の人はオンライン投票プラットフォームに事前登録することができ、 「Most Valuable Skater」 「Best Costume」 「Most Enteraining Program」 「Best Newcomer」 のカテゴリでは、ユーザー1人につき1票しか投票できない。
 メディアは、「メディアの登録」セクションから登録することもできます。
 全てのメディア登録リクエストはISUメディアチームによって審査され、メディアは以下のカテゴリーで投票することができます:最優秀スケーター、最優秀衣装、最も面白いプログラム、最優秀新人、最優秀振付師、最優秀コーチ。

  2019年12月1日には最初の候補者のリストが発表され、オンライン投票が正式に開始され、一般、メディア、ISU加盟団体は、自分たちの好きな候補者に投票できるようになる。
 すべての当事者は 2019年12月1日から2020年2月10日まで 投票する機会があります。
 2020年2月10日に投票が終了すると、各カテゴリの3人の最終候補者が選出され、2020年3月10日に正式に発表されます。
 受賞者は、選出された審査員によって決定され、2020年3月22日にISUスケート・アワードで発表され、表彰されます。

ISUスケート賞のカテゴリ

 7つの賞のカテゴリがあります。

1.Most Valuable Skater:ファンベース、メディアの注目、スポンサーへの感謝によってフィギュアスケートの人気レベルを高めることに成功したシングルスケーターやペア、アイスダンスカップルを称える。

2.ベスト・コスチューム:独創性、現代的な実装、ファッション、スタイル、独創性を反映したコスチュームを持つシングルスケーターまたはペアまたはアイスダンスのカップルを称えます。

3.Most Enterentying Program:選曲、表現、創造性、現代的な実装、オリジナリティ、全体的なパフォーマンスが最も優れたプログラムのシングルスケーター、ペア、アイスダンスカップルを称える。

4.最優秀新人賞:シニア最初のシーズンでのISUイベントで大活躍した才能あるシングルスケーター、ペア、アイスダンスカップルを表彰。

5.最優秀振付師:1人または複数のシングルスケーターやペア、アイスダンスカップルにインスピレーションを与えた振付師の振付を称えます。

6.ベスト・コーチ:プロとしての効率的な仕事をし、1人または複数のシングル・スケーターやペア、アイス・ダンス・カップルで素晴らしい成果を挙げたコーチを称える。

7.Lifetime Achievement Award:フィギュアスケート界で大きな成功と人気を収め、フィギュアスケート界のロールモデルと見なされているレジェンドを称えます。

  ISU Skating Awardsの詳細については、ISU Skating AwardsのページのFAQおよびMontreal2020のFAQを参照してください。
 ISU、Skate Canada、Art on Iceは2019年10月26日に記者会見を行い、ISU Skating Awardsの発表と説明を行った。記者会見の全文はSkating ISUのYouTubeチャンネルで見ることができる。
 #ISUSkatingAwardsの最新情報については、こちらのISUニュースレターを購読してください。

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 以前、紹介した「ISU アワード」ですが、上記以外の部門で、自分のアイディアを披露したいと思います。


ブレイクスルー賞」 当該シーズン以前との比較において、顕著な成績の向上、競技力の向上のあった選手を表彰。
           (今季の女子シングルで言えば、Young You [3Aの習得]、Alena Kostornaia [3Aの習得]、また、[4S]を着氷させた場合、紀平梨花も候補に)

 「最優秀スケーター賞」は、Alexandra Trusova、Anna Shcherbakovaといった4回転Jumpを跳ぶ、高得点を記録する選手が有力候補筆頭になるでしょうが、
 たとえ、大会で勝利しなくても、個人ベースの進歩、競技力の向上によって、フィギュアスケートの発展に寄与した選手は、表彰に値します。
 上位選手の選手層の厚みという点で極めて重要です。特定の選手しか勝てないというのでは、スポーツとしても、興行的にもつまらないからです。 


カムバック賞」   怪我、あるいは休養/引退からの復帰シーズンで、良好な成績を収めた選手を表彰。

  これは、2017-18シーズンで言えば、男子シングル競技では、「最優秀スケーター賞」と共に羽生結弦が同時受賞していたでしょう。 
 今季の男子シングルで「Han Yan」が復帰しましたが、SP/FPともに「4回転Jump無しの構成」でしたので、候補としては微妙なところです。
 一方、日本代表の山本草太選手は、例えば、NHK杯で良い演技をし、(羽生選手と共に) 表彰台に乗れば、有力候補となるでしょう。(ただし、後半戦に日本代表として派遣され、相応の成績が求められる)


パフォーマンス賞」  選手の印象的だった個別のパフォーマンスを表彰する。[特定試合の特定のパフォーマンス。SP/FP問わず]
              必ずしも成功したパフォーマンスだけが対象となるわけではない。


フォトジェニック賞」  最も写真映りが良かった選手を表彰。 ※メディア(実際に大会に帯同したカメラマン)しか、投票することができない。(投票者の各国別の比率は調整する必要性あり)


写真賞」   これはフィギュアスケートの大会で撮影された、個別の優れた写真に贈られる。実際に撮影したカメラマンが登壇。カメラメーカーと協賛できれば、「(メーカー名/ブランド名) 賞」となる。
         最優秀写真はISU本部に累積して掲示される。


SNS賞」   SNS上での情報発信、「フィギュアスケート競技」の普及、理解、広報に貢献した個人に贈られる賞。(対象は選手/コーチ)
         この賞は今の時代、必須だと思われます。


観客賞」   競技大会における動員数、模範的なマナー(競技会場以外も含む)、大会の盛り上げ(*)に寄与した観客自体に贈られる賞。 (ISU役員、選手/コーチ、審判団が投票。※自国の大会には投票できない。)
         (*) 人気カテゴリだけではなく、その他のカテゴリも。 授賞式ではその大会を主催した連盟が、観客の代理で受け取る。
         日本に有利すぎる?! 日本の観客は賞に値する!


競技普及賞」[不定期]  特にフィギュアスケートが普及していない国・地域において、競技の普及に貢献した個人、あるいは団体を表彰する。
              (投票では選ばれず、推薦された候補者の中から選ばれる。表彰者が知名度が低くても構わない)

  今季[2019-20]、前半戦のグランプリシリーズ(GPS)で Banquet のない大会がありましたね (米、加、仏)。[前年スキップされた今季の支那大会は、資生堂が 冠スポンサー & 巨大な壁広告]
 以前はフランスのGPF[2016年]でBanquetがないという事で苦情があったわけですが、はたして「フィギュアスケート競技」のマーケットは縮小しているのでしょうか?
 少なくとも、上記の3つの連盟は苦しいのでしょうね。壁スポンサーについても、日本企業(あるいは現地進出の日本企業)が一層目立つ結果となっています。 


(敬称略。随時 追記/修正)


露連盟は女子SPで4回転Jumpを認めるようISUに提案

2019年11月13日 | ルール改定
19/11/12 11:51(12:11) RIA Novosti  ロシアスケート連盟は女子シングルでショートプログラムで4回転ジャンプを認めることを提案している
https://rsport.ria.ru/20191112/1560838518.html (自動翻訳ママ)

> 11月12日、モスクワ RIA Novosti, Anatoly Samokhvalov
ロシアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長は、国際スケート連盟(ISU)に対し、女子シングルのショートプログラムで4回転ジャンプを認めることを検討するよう求めたと述べた。
ISU会議は2020年夏(6月上旬)にタイで開催される。

同会長は記者会見で、「当連盟では、女子ショートプログラムで4回転ジャンプの導入を検討しています。」と述べた。

同連盟のコーガン事務局長は、「技術基準の変更点は、提案書は9月までに送付され、これは当連盟が行った。私たちは、会議の前に技術委員会からの回答を待っています。」と述べた。


 やはり、そうきましたね!
シニアの男子シングルのSPに4回転Jumpの試行の制限がないのに対し、女子シングルで禁止されているのは不平等ですからね。
来季[2020-21]シーズンから、SPで解禁される可能性が出てきました。(ただし、ISU会議の議題にするのに4/5の賛成、さらに採用されるのに2/3の賛成が必要 [2018年会議時])
ロシアは、「男女平等」「スポーツの進化」を訴えるでしょうが、大多数の連盟には関係がなく[SPで今よりも絶望的な点差が付く可能性]、少数の競合国は当然、反対票を投じるでしょう。
(また、対案として、「[2022-23以降の] Sr.年齢制限 上昇案」が再び提案される可能性がありますね)

 現在、エテリ組の選手は「3A」習得に努めており、Alena Kostornaia (16) とSofia Akatieva (12/北京五輪不可) は既に成功させています。
もし解禁されれば、紀平梨花、Elizaveta Tuktamysheva、Alena Kostornaia、Young You、(潜在的にAlysa Liu [14] * )のSPでの優位性が減るでしょう。
むしろ、SPで「3A」のみでは4回転Jumperに対しては不利になり、「4回転Jump」が必要になってきます。
Alexandra Trusova [北京五輪時:17歳7ヶ月] は、Jumpを維持できれば、SPで4回転を2本跳ぶ構成になるでしょうから。

* Alysa Liu [北京五輪時:16歳6ヶ月] に関しては、4回転Jumpを跳べますが、SPでも跳ぶことになれば、身体的に高負担[最大に近い]になり、現行ルールよりもリスクが増大します。
 Liu側からすると、現行ルール下で「2A」(基礎点3.30+最大加点1.65=4.95) → 「3A」(基礎点8.00+最大加点4.00=12.00) の 置き換え効果 [差し引き 7.05点] でSPで点差を稼ぎ、
確実に最終組(それも後半組)に入る方が有利です。(競合選手のSPの点差、およびFPの演技内容次第で、FPのJump構成を柔軟に変更可能)
 ロシアとしては、各国代表の 紀平梨花(日)、Young You(韓)、Alysa Liu(米) の3人が、「3A」を維持してSPをクリーンに滑れば、FPの最終組には入れても、後半組に入れない可能性が出てきます。
(「3A」を習得し露代表となったKostornaia以外は。Tuktamyshevaは露代表から漏れる可能性が高い)


※ 上記のテキストは、各国の選手が、「大きな怪我をせず」、「体型変化の影響も軽微」、かつ「高難易度Jumpを維持」という理想的な前提条件での話です。
  実際は、過去の例から言って、半数程度が、サバイバルレースで脱落するでしょう。


 [追記]

19/11/12 14:06 sportsdaily.ru Alexei Mishin: Quadruple jumps in the short program? I approve, but I don't know if it will pass (自動翻訳)
https://www.sportsdaily.ru/news/aleksej-mishin-chetvernye-pryzhki-v-korotkoj-programme-odobryayu-no-ne-znayu-projdet-li 

> ロシアスケート連盟は、ISUが女子シングルスのショートプログラムで4回転ジャンプを認めることを提案した。
規則の変更は、2020年夏のISU総会で決定される可能性があるが、まずISU技術委員会の承認が必要である。早ければ(この承認が)12月にも実現する可能性がある。
「基本的に、規則の変更は会議でのみ行われるが、技術委員会にはできることがいくつかある」と、ロシアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長はモスクワでの記者会見で述べた。


19/11/13 TASS held a press conference dedicated to the ISU Grand Prix " Rostelecom Cup»
https://www.fsrussia.ru/news/4749-v-tass-proshla-press-konferentsiya-posvyashchennaya-isu-gran-pri-kubok-rostelekoma.html

(敬称略。随時追記/修正)

ISUアワードを創設

2019年10月30日 | ルール改定
19/10/27 19:36 共同通信 ISUアワードを創設 フィギュア7部門表彰 https://www.sanspo.com/sports/news/20191027/fgr19102719360011-n1.html

> 国際スケート連盟(ISU)は26日、フィギュアで最優秀選手賞や新人賞など7部門で表彰する「ISUスケーティング・アワード」を創設すると発表した。
 12月1日に受賞候補者を発表し、同日から来年2月10日までインターネット投票を受け付ける。
来年3月10日に各部門の最終候補者3人がノミネートされ、世界選手権を開催するモントリオールで同月22日に受賞者を発表する。

 第一感として「どうして今?」という事と、「遅すぎっ!」って事ですね。
日本語のニュースは共同通信ソースのものしか無く、少し待ってみましたが、日本のメディアは駄目ですね。 
日本スケート連盟のサイトも確認しましたが、関連情報がないですね。発表が行われたのなら、日本語でUPするべきだと思います。



https://isu.org/figure-skating/isu-skating-awards [元ソースを全て自動翻訳]

> 国際スケート連盟、カナダ連盟、「Art on Ice」は、2020年ISU世界フィギュアスケート選手権®モントリオール大会の際に、ISU史上初のスケート賞を開催することを発表しました。
優秀な選手、振付師、コーチには7部門の賞が贈られます。
さらに、フィギュアスケート、ダンス、ヌーボーシルクの革新的なミックスが披露され、魅惑的な音楽活動と、
2020年のISU世界フィギュアスケート選手権のチャンピオンとメダリスト全員によるいくつかのライブパフォーマンスが行われます。
詳細については、次のFAQを参照してください。


[FAQ]

―ISU Skating Awardsとは何で、いつ行われますか?

「ISUスケート賞」のプレミアは、2020年3月22日、モントリオールでの2020年ISU世界フィギュアスケート選手権の華やかなゴールとして行われます。
「ISUスケート賞」ショーは、16:00~18:30(米国東部時間)の間に、開催されます。

ISU Skating Awardsは、世界のメダリストの展覧会パフォーマンス、音楽アクト、そしてコンテンポラリースケート、ダンス、ヌーボーシルクを組み合わせた
エキサイティングな制作数を含むショーです。スケート、コーチ、振付師の7部門が表彰されます。


―賞のカテゴリの違いは?


1.最優秀Skater:ファン層との関わり、メディアの注目、スポンサーの評価に関連してフィギュアスケートの人気レベルを高めることに成功したシングルスケーター、ペア、アイスダンスカップルを称える。

2.最優秀コスチューム:創造性、現代的な実行、ファッション、スタイル、オリジナリティを反映したコスチュームを提供するシングル・スケーター、ペア、アイス・ダンス・カップルを称える。

3.最優秀エンターテイニングプログラム:音楽の選択、表現、創造性、現代的な実行、独創性、全体的なパフォーマンスにおいて、シングル・スケーター、ペア、アイス・ダンス・カップルを称える。

4.最優秀新人:ISUのシニアレベルでデビューシーズンに活躍する若手実力派シングル・スケーター、ペア、アイスダンスカップルを表彰。

5.最優秀振付師:シングル・スケーター、ペア、アイス・ダンス・カップルの1人または複数人にインスピレーションを与えた振付師の振付を称える。

6.最優秀コーチ:プロとしての効率的な仕事をし、1人または複数のシングル・スケーター、ペア、アイス・ダンス・カップルで素晴らしい成果を挙げたコーチを称える。

7.生涯功労賞(Lifetime Achievement Award):フィギュアスケート界で大きな成功と人気を収めたレジェンド、フィギュアスケート界のロールモデルを称える。



―候補者と候補者の選考プロセスはどのようなものですか?


2019/20シーズンのISUイベント
(フィギュアスケート個人戦ISUグランプリファイナル、ISU欧州フィギュアスケート選手権、ISU4大陸フィギュアスケート選手権、ISU世界フィギュアスケート選手権)での結果と経験が考慮されます。
ISU Skating Awards Selection Commissionによって選ばれた候補者の長いリストは、一般、ISUメンバー、メディアによるオンライン投票の対象となる。
オンライン投票が終了すると、その結果が考慮され、ISUスケート賞選考委員会がカテゴリーごとに3人の候補者のリストを作成し、審査員によるモントリオールでの最終投票の対象となる。


―ISUスケート賞選考委員会には誰がいますか?

ISU Skating Awards Selection Commissionは、以下のメンバーで構成されています。

• Alexander Lakernik (アレクサンダー・ラケルニク) [ISUフィギュアスケート副会長]

• Marie Lundmark (マリー・ランドマーク) [ISUフィギュアスケート評議会メンバー (後に審査委員長も務める)]

• Oliver Höner (オリバー・ホーナー) [ISU Skating Awardsプロデューサー & 「Art on Ice」CEO]

• Ari Zakarian (アリ・ザカリアン) [ISU Skating Award Show主催者]

• Fredi Schmid (フレディ・シュミット) [ISU事務局長] は後に審査委員理事も務める。


―ISUスケート賞選考委員会の役割は何ですか?

 ISUスケート賞選考委員会は、オンライン投票の対象となる候補者を選ぶ。

 ISUスケート賞選考委員会は、シーズン最後のグランプリ個人種目(NHK杯 2019年11月22~24日)の最後の1週間後に、
グランプリの結果とフィードバックに基づいて、一般公募、ISU会員連盟、メディアオンライン投票の対象となるスケート選手を選出する。

次に掲げる区分及び候補者の数を含む。


1.最優秀Skater:男子 5人 - 女子 5人 - Pairs 5組 - アイスダンス 5組

2.ベスト・コスチューム:男子 15人 – 女子 15人 – Pairs 10組 – アイスダンス 12組

3.最優秀エンターテイニングプログラム:男子 15人 – 女子 15人 – Pairs 10組 – アイスダンス 12組

4.最優秀新人:全4分野 10名/組 (女子シングル、男子シングル、Pairs、アイスダンス)

5.最優秀振付師:4分野 5名 (女子シングル、男子シングル、Pairs、アイスダンス)

6.最優秀コーチ:4分野 5名 (女子シングル、男子シングル、Pairs、アイスダンス)

7.生涯功労賞 1名


 このオンライン投票期間中、ISU大会(ISUグランプリファイナル、ISU欧州フィギュアスケート選手権、ISU4大陸フィギュアスケート選手権)の結果と進展を考慮に入れて、
ISUスケート賞選考委員会はオンライン投票のための追加候補者を追加することができる。
オンライン投票期間の終わりに、ISUスケート賞選考委員会が結果を評価し、各カテゴリーの候補者リストを発表する。


―オンライン投票はいつ行われますか?

 インターネットによる一般投票、ISU加盟連盟およびメディアによる投票は、2019年12月1日に開始され、2020年2月10日に終了する。
 (筆者注:2020年2月4日~9日 「四大陸選手権」[韓国 ソウル] が開催)


―一般の人が投票できるカテゴリはどれですか?


1.最優秀Skater

2.ベストコスチューム

3.最優秀エンターテイニングプログラム

4.最優秀新人


―メディアはどのカテゴリーに投票できますか?

1.最優秀Skater

2.ベストコスチューム

3.最優秀エンターテイニングプログラム

4.最優秀新人


5.最優秀振付師

6.ベスト・コーチ


―ISUメンバーはどのカテゴリーに投票できますか?

1.最優秀Skater

2.ベストコスチューム

3.最優秀エンターテイニングプログラム

4.最優秀新人


5.最優秀振付師

6.ベスト・コーチ

 ISU加盟国の連盟は、最優秀Skater賞、最優秀衣装賞、最優秀エンターテイニングプログラム賞、最優秀新人賞の各部門で自国の候補者に投票することはできない。
しかし、ベスト・振り付け師とベスト・コーチのカテゴリーには、この規定は適用されない。


―オンライン投票にはどのように登録しますか?

 一般の投票者はオンライン投票プラットフォームに登録する必要があり、ユーザーとカテゴリーごとに1つの投票しかできない。

 ISU加盟国の連盟には、個別の登録手順/ページがあり、パスワードで保護されたアクセスを介して投票するよう招待されます。
ISU加盟国の連盟は、投票を決定する際に、彼らのスケート選手を参加させることを奨励されている。

 メディアには、個別の登録手順とページがあります。すべての登録申請はISUメディアチームによって審査され、承認されれば、メディアは投票することができる。


―なぜ 生涯功労賞[Life Time Achievement Award] がオンライン投票に開放されていないのですか?


 ISUスケート賞選考委員会を構成する専門家は、シーズン2019/20 ISUイベントとは関係がないため、
大成功と人気を獲得し、フィギュアスケート世界のロールモデルと見なされる候補者を評価し、2020年の候補者を1人選出します。


―一般市民、ISUメンバー、メディアのオンライン投票はどのように考慮されていますか?

 ISU Skating Awards Selection Commissionは、同一重みを持つ3つの投票グループ (Public 1/3-Media 1/3-ISU Member Federations 1/3) のそれぞれのオンライン投票結果を考慮し、
ISUオンライン投票プラットフォーム経由で提出されたオンライン投票のみをカウントする。

ISUスケート賞選考委員会は、パブリック・オンライン投票及びメディア・オンライン投票の結果を決定するために、各賞のカテゴリーについて考慮する。

 a) すべての国からのオンライン投票を含む、候補者当たりのオンライン投票の絶対数

 b) すべての国からのオンライン投票を含むが、候補国からのオンライン投票を含まない候補者当たりのオンライン投票の絶対数。

 c) 各国のオンライン投票による候補者当たりのオンライン投票数

 d) ISU Skating Awardsの今回の初回版とそれに関連する全く知られていないオンライン投票結果及び結果の国別割合を考慮し、
ISU Skating Award Selection Commissionは上記のオンライン投票結果の詳細を比較検討し、公正でバランスのとれた世界的な意見を反映した最終候補者を決定することを目的とする。


―最終候補者リストはいつ発表されますか?

 2020年3月10日に、すべての候補者が公表されます。


―(最終審査の)審査員は誰ですか。

 審査員は、過去数年間にフィギュアスケートで上位6カ国 (カナダ、中国、フランス、日本、ロシア、米国) の
元フィギュアスケートチャンピオン6人で構成されており、ISUグランプリメンバーも構成している。
マリー・ランドマーク氏(FIN)は、国籍が上記の国に含まれていないため、審査委員長に任命された。

 ISUのフレディ・シュミット事務局長が理事として任命され、審査委員長が適用される手続きと期限に従って遵守すること、および審査員の決定を記録し伝達することを支援する。
理事には投票権がありません。

審査員会の全リストはいずれ発表されるだろう。


―審査員はどのように選ばれるのですか?


 審査員はISUスケート賞選考委員会によって選ばれる。


―審査員の役割は何ですか?


 審査員は、候補者の中から受賞者を最終決定する。
3月17日から3月21日の間、ISU世界フィギュアスケート選手権
(例えば、新人賞にノミネートされていない最初のシニアシーズンの若いスケーターは、世界の中で秀でている)中の例外的な状況の場合、
審査員はカテゴリーごとに一人の候補者を追加することができるが、全体的には2つのカテゴリーのみが対象となる。


―審査員の投票規則は何ですか?

2020年3月21日 (前回の2019年ISU世界フィギュアスケート選手権大会終了後の土曜日の夕方、以下の投票ルールで審査会が開催され、最終決定が下される。

a) 審査委員長は、タイブレーク投票が必要な場合にのみ投票する。

b) 審査員は、自国の候補者に投票することはできません。本規定は、可否同数の場合には審査委員長には適用されない。

c) 審査員の投票は公開されている(秘密でない)が、審査員メンバーは投票プロセス全体について厳格な機密性に拘束される。

d) 得票数が最も多い候補者は、それぞれのカテゴリーの受賞者です。

e) 可否同数のときは、得票数の最も少ない指名者を除斥し、表決を繰り返す。

f) 残りの2名の指名者が同数の場合は、審査委員長が可否同数の投票を行う。

g) 受賞者のリストは、2020年3月22日日曜日のISU Skating Awards Showでそれぞれ発表されるまで秘密にされます。審査委員長は、7つの賞の中から選ばれたプレゼンターに提出される各賞の決定を含む封筒を準備します。
 

 穿った見方をすれば、ISUアワード(生涯功労賞 [Life Time Achievement Award] を含め)の設立理由は、
今季[2019-20] 引退する可能性のある 羽生結弦 選手 [24→25歳] の為に、急遽、設立された可能性がありますね。
(アイデア自体は以前から出ていましたが、常識的には、新たな五輪サイクルであった昨季[2018-19]からが妥当であり、
今季[2019-20]からだとしても、羽生選手が出場した第2戦 GPS(加)ではなく、初戦の GPS(米) 前後の発表が妥当かと)
彼が引退してしまえば、後に賞を作ったとしても、賞の価値が損なわれるでしょうから。(授賞式に、現役選手として参加するのは今季限りになる可能性がある)
ISUとして、現役で最も重要な、そして歴史上、最も偉大な選手に、何の賞を与えられないというのは、大失態だったでしょう。

 あと、「生涯功労賞」は受賞者が1名ってところがキモかと思いますが、女性ならイタリアのカロリーナ・コストナー選手(32→33歳)、
故人も対象なら、カザフスタンの Denis Ten 氏(享年25)も入ってくるかもしれませんね。

(敬称略、随時追記/修正)

ISUが賞金額を増やす

2018年12月03日 | ルール改定
18/12/03 Communication No. 2218
https://isu.org/docman-documents-links/isu-files/documents-communications/isu-communications/19179-isu-communication-2218/file

[シングル競技]                        [シンクロ]
   Sr.                Jr.         Sr.
   世界選手権  欧州/四大陸選手権  世界選手権     世界選手権(チーム単位)
1位 6万4千ドル  2万1千ドル       1万ドル       1万2千ドル        [単位:USドル]
2位 4万7千ドル  1万6千ドル       7千ドル         9千ドル
3位 3万3千ドル  1万1千ドル       5千ドル         6千ドル
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4位 1万9千ドル    7千ドル      4千ドル 
5位 1万1千ドル    5千ドル      2千ドル
6位   8千ドル     3千ドル      1千ドル


 競技会の成績により、賞金が支払われるのは、6位までの個人/カップル。シンクロ競技は、3位までのチーム。
他の競技(「スピードスケート」「ショートトラック」)と比較して、「フィギュアスケート競技」は収益上、賞金額が優遇されているようです。

 以前、世界選手権で賞金が支払われていたのは、シングル競技は12位まで。

   増加      % 
1位 +1万9千ドル +42.22%
2位 +2万ドル   +74.07%
3位 +1万5千ドル +83.33%    なぜか、2位と3位に手厚い。。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4位 +6千ドル  +46.15%
5位 +1千ドル  +10.00%
6位 +1千ドル  +14.29%

増加分合計      6万2千ドル
7~12位で削減した分 2万2千ドル
差し引き       4万ドル


[シングル競技] Exhibition 出演
       Sr.    Jr.
メダリスト 900ドル 400ドル 
その他   700ドル 200ドル

 エキシビジョンの出演料はSr.は変わっていないようです。(Jr.は不明)
また、世界選手権の出場選手の移動費(航空運賃など)はISUが負担することになるようです。