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愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

羽生結弦に「国民栄誉賞」を授与すべきか?

2018年02月26日 | 羽生結弦
 以前、一行「国民栄誉賞」に関して言及し、大会期間中は控えていましたが、大会が終了し、この種の議論が起こると思われるので改めて書きます。

結論から言うと、「当然、受賞すべき。議論の余地なし。」ですね。以下、理由を箇条書き。


史上最高のフィギュアスケート選手。(国際スケート連盟[ISU] 125年の歴史の中で、洋の東西、過去の全ての選手を凌駕し、フィギュアスケート競技 4カテゴリ の中でも最高の選手)
 彼と同等の立場は、“史上最高の野球選手"、“史上最高のサッカー選手"、“史上最高のテニス選手"、“史上最高の体操選手"に相当する。

国民に高い認知度と人気。反日教育を受け、激しく外交で対立している支那や韓国でも人気という極めて稀な選手。
 (「国民栄誉賞」をまだ受賞していない、あるいは受賞に値すると言われる人物で、支那や韓国で高い知名度と人気を誇る日本人はどれだけいるだろうか)

国民に敬愛される高い人間性と人徳。子どもたちのお手本。
 (国旗・国歌への敬意。代表戦で「君が代」を歌わなかったり、口をモゴモゴさせている野球やサッカー選手とは次元が大きく異なる)

まだ、冬季スポーツ出身選手に授与がない。

前大会の2014年ソチ五輪で、日本人選手、唯一の金メダリスト(この点で、「平昌五輪のメダリスト」と立場が大きく異なる)

2018年平昌五輪で日本人選手で最初の金メダリスト(大会期間中、期待された選手が金メダルを逃し続ける嫌な流れを有言実行で断ち切った。今大会の金メダルの中で最も価値がある)

・「不確実性」の競技、「メンタル」の競技であるフィギュアスケートで、66年ぶりの男子シングル競技、五輪二連覇という偉業(「男子シングル競技」五輪二連覇の価値はカナダ人に聞いていみるといい)
 フィギュアスケート競技は、「体重別階級制」のない「無差別級」競技である。(「体重別階級制」競技は、最初から競技人口が分割されている。
また、特定階級に支配的な選手がいると、競合選手は階級を上げ下げして、最初から勝負を避ける場合がある。この場合、支配的選手は連覇しやすくなる)
 フィギュアスケート競技は、欧州発祥の白人のスポーツ、採点競技であり、過去の日本人選手は差別や偏見と戦ってきた。

怪我から復活した不屈の精神、ストーリー性。


・逆に彼に授与されなければ、一体、誰がふさわしいというのか? 

・「北京五輪まで待つべきだ」というのは酷な要求だ。選手としてのピーク年齢で授与すべきだ。既に現時点で『偉業』であり、『生きる伝説』だ。

・引退してから授与すれば、「国民栄誉賞」受賞の価値は下がる。


「国民栄誉賞」というより「地球人栄誉賞」が与えられるべきだ。『羽生結弦』の存在は、「特定国家の英雄」という範疇を超えている。


18/02/18 スポーツ報知 羽生に冬季五輪選手初の国民栄誉賞も 安倍首相直電で「誇りに思う」 http://www.hochi.co.jp/topics/20180218-OHT1T50009.html

> ◆国民栄誉賞 広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった人物、団体の栄誉をたたえる賞で1977年に創設。
 内閣総理大臣による表彰のひとつで、民間有識者の意見を聞いた上で決定する。
 慣例として100万円相当の物品が副賞として贈られる。第1号は同年9月のプロ野球・元巨人軍の王貞治さん。
 これまでスポーツ、文化、芸能関係者25人(うち12人は没後受賞)と1団体(2011年サッカー女子W杯日本代表)が受賞している。

(敬称略。随時 追記/修正)

羽生を過小評価したい、朝日新聞記者、後藤太輔 氏。

2018年02月14日 | 羽生結弦
18/02/14 15:59 朝日 後藤太輔 五輪連覇めざす羽生、4回転ループなしでも高得点は可能 「作戦が大事、たくさんの選択肢」 
https://www.asahi.com/articles/ASL2F4VY5L2FUTQP01T.html

> 16日に始まる平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で、66年ぶりの五輪連覇を目指す羽生結弦(ANA)が13日、試合会場の江陵アイスアリーナで練習した。
 2種類の4回転を決めたが、3種類目の4回転ループは跳ばなかった。その後行われた記者会見では、金メダル獲得への作戦が複数あることを口にした。
  羽生は音楽に合わせてフリーを滑った。演技後半、4回転サルコー―3回転トーループ、4回転トーループからの3連続ジャンプをきれいに決めた。
  昨年11月上旬に右足首を痛め、約2カ月後に練習を再開。練習後に記者会見に臨み、「治るんだろうか、と考えた時期もあった」と打ち明けた。
 3週間前に得点源のトリプルアクセル(3回転半)を跳ぶと、2週間前には4回転も跳ぶように。その後は順調だったようで、「これ以上ないことをしてきた。何も不安要素はない」と言い切った。
  ただ、自身が国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初めて成功した4回転ループはやらなかった。会見でも「ループに関して言うことはない。作戦が大事。たくさんの選択肢がある」と話した。
  確かに、4回転2種類でも羽生は高得点を出す可能性がある。ループなしで出したショートプログラム(SP)の自己ベスト112.72点と合わせると、合計320.05点。
 これは、羽生の世界歴代最高得点(330.43点)には及ばないが、他のどの選手の自己ベストよりも高い。

 「自分の中では、クリーンに滑れば勝てる自信がある。夢に描いていた舞台で、夢に描いていた演技をしたい」

 4回転ループなしのフリーの予想点

(左から)演技構成、基礎点、予想GOE、技術点、演技構成点、合計

4S 10.5 1.2                112.95  94.38  207.33 

4T 10.3 1.2 

3F 5.3 1.2 

FCCoSp4 3.5 1 

StSq3 3.3 1.29 

4S―3T 16.28× 1.2 

4T―1Lo―3S 16.72× 1.2 

3A―2T 10.78× 1.2 

3Lo 5.61× 1.2 

3Lz 6.6× 1.2 

FCSSp4 3 0.57 

ChSq1 2 2.1 

CCoSp4 3.5 1 

S=サルコー、T=トーループ、F=フリップ、Lo=ループ、A=アクセル、Lz=ルッツ

StSq=ステップ

FCCoSp=跳び上がってから入る足を変えてのコンビネーションスピン

FCSSp=跳び上がってから入る足を変えてのシットスピン

ChSq=コレオシークエンス(自由な踊りと滑り)

CCoSp=足を変えてのコンビネーションスピン

※ステップとスピンにつく数字はレベル、GOEは出来栄え点

※ジャンプのあとにつく×は演技後半のジャンプで得点は1.1倍

※13日の練習で行ったジャンプ構成に、
 今季のロシア杯のステップ、スピン、演技構成点などを組み合わせた。
 ジャンプのGOEは2017年の四大陸選手権以降の4大会(国別対抗戦を除く)の平均1.2点で計算
  ※筆者注 [17 4CC、17 WC、17 CS ACI、17 GPS 露]



  この記事のどこに問題あるか、皆さん、分かりますか?

・まずFPのJump構成を最初の曲がけ練習から推定。
羽生「たくさんの選択肢がある (中略) そのクリーンに滑るプログラムを何にしていくのかは徐々に調子をあげていくなかで決めていきたい」との発言から最終判断は早すぎる。
 
・「17 GPS 露」のFPの「ステップ、スピン、演技構成点」の点数を借用。

・「ジャンプのGOE」を2017年の四大陸選手権以降の4大会(国別対抗戦を除く)の平均 1.2点 で計算  ※[ 17 4CC、17 WC、17 CS ACI、17 GPS露 ]


 演技構成点を特定の1大会から推し量ること自体、ありえないですね。[17 GPS 露 94.38]
これだけでこの記者は素人だと分かります。羽生結弦のPCS幅の期待値は過去の実績から推定して、[99~95]でしょう。[上限100だが、審判の利害関係上、満点は出ない]

 さらに問題なのが、「JumpのGOE」平均 [1.2] です。今季のFPは、2季前[2015-16]に世界記録を2回更新した名作プログラム「SEIMEI」です。
「15 GPF」のFPの全JumpのGOE平均値は [2.33]です。(3A以上、2.69/3点満点。それ未満のJump、1.73/2.10満点。) http://www.isuresults.com/results/season1516/gpf1516/gpf1516_Men_FS_Scores.pdf
 平均 [1.2] で、平昌五輪FPのJumpのGOEを推定するのは、非常に無理があります。
 特に右ひざの故障がありながら強行出場して大失敗した、「17 ACI FP」を含めているのは問題です。この4大会平均の数値 [1.2]は、実際には全く参考になりません。
羽生選手の平昌五輪でのFPで、「3A」のGOEが [1.20]、「4S」や「4T」もGOE [1.20] と言っているわけです。

2017 Autumn Classic International  https://skatecanada.ca/2017-autumn-classic-international/
FP https://skatecanada.ca/results/2017-ACI/CSCAN2017_SeniorMen_FS_Scores.pdf
 Jump      GOE
1.1Lz      -0.04
2.3Lo       1.54
3.3F!       0.28
4./4S+3T     2.80
5./2T+1Lo+2S  0.00
6./2T       0.04
7./3A転     -3.00
8./4T<<     -1.82

[全平均 -0.03/8回:3A以上 -0.40/5回、3A未満 0.59/3回] ←このデータを参考記録として収集。


 またお前かよ!って感じですね。

(敬称略、随時 追記/修正)

羽生 メイン会場練習・会見

2018年02月13日 | 羽生結弦
18/02/13 11:34 毎日 <五輪フィギュア>羽生「絶対勝てる自信ある」 会場で練習 https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180213/k00/00e/050/233000c

> 羽生は会見前の練習ではフリーの曲もかけ、前半はジャンプが2回転になったり、跳ばなかったりしたが、
 演技後半は4回転サルコウ-3回転トーループ▽4回転トーループ-1回転ループ-3回転サルコウ▽トリプルアクセル(3回転半)-2回転トーループ、と連続ジャンプを決めた。
 全体的に不安を感じさせない出来だった。
 
 4S→2S、/4S+3T、/4T+1Lo+3S、/3A+2T


18/02/13 12:46 日刊スポーツ 羽生結弦「お部屋の中がプーさんに」/会見詳細 https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/news/201802130000527.html

 ―3回転、4回転ジャンプはそれぞれいつから練習したか。何に注意したか

 羽生 ジャンプ跳べるまで、リンクに乗れるまでが、長かった。それまで陸上でジャンプのフォームやイメージを確固たるものにかためようとしていた。
跳び始めたのは、トリプルアクセルが3週間前、4回転が、2週から2週半前だと記憶しています。

 ―ループに関しては (外国人が質問)

 羽生 うーん、あんまり言うことはないかな。本当に作戦が大事だと思っていて、たくさんの選択肢があるし、
    もちろん自分のなかではクリーンに滑れば絶対に勝てると思っているので、そのクリーンに滑るプログラムを何にしていくのかは徐々に調子をあげていくなかで決めていきたいです。


18/02/14 05:00 サンスポ 羽生結弦が練習で跳んだジャンプ一覧 http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/photos/20180214/pye18021405000015-p2.html

18/02/05 羽生Jump構成  http://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/936d0f8701ceb6f581fb5f89ae9b2b32


 練習を再開したのが1/9(火)前後、3Aを跳んだのが3週間前[1/23(火)前後]、4回転が、2週から2週半前 [約1/26(金)-27(土)~1/30(火)] 、だとすると
練習を再開して2週間近く、3A以上のJumpを我慢していたわけですね。これは忍耐力の進歩と言えるでしょう。

 今日の練習内容を見る限り、FPの上限は「17-18当初予定」を企図しているようですが、「4Lo」の成功率が上がって来なければ、「15 GPF」のJump構成が賢明でしょう。
SPに関しても「4Lo」[12.0]ではなく、「4S」[10.5]で基礎点をしっかり取り、GOEも稼ぐ戦術の方が金メダルの確率がはるかに高くなります。【SP1位が極めて重要。先行逃げ切りパターン】
SP+FPで 総合 330点 という中で、基礎点の違い [1.5点] は、わずか 0.45% にしか過ぎません。
わずかこれだけの点数の為に「4Lo」Jumpが「抜け」たり、「転倒 [-1.00](GOE-4.00)」したりするリスクを引き受ける方が、愚行と言えます。(ミスが連鎖すれば、最悪、最終組に入れない可能性も)
昨季、SPをクリーンに滑られなかった事や、世界新記録を達成する為に、わざわざ4年に1度の五輪の舞台でリスクを犯す必要性は全くありませんね。
また、4回転Jumpを跳び始めたのが、2週から2週半前なら、リスクを取る必要性は最初からないですね。
 
 平昌五輪における羽生結弦のタスクは「金メダル」を獲ることだけです。
世界新記録を出すことや、実力を改めて証明する必要性はありません。仮に酷い演技内容であっても、2位を「0.01点」でも上回ればいいのです。(これは女子のMedvedevaにも共通する課題)
 目の前に掲げられている金メダルを自ら首にかけるだけです。逆立ちして、片手で体重を支え、アクロバティックに金メダルを首にかける必要性などないのですから。
難しいこと [4Lzを入れたプログラムや4Aの試行] をしたいというのであれば、19 WC が日本で行われる来季[2018-19]にやればいい。

 今大会、メディアの受け答えや目標設定から推測するに、羽生結弦はこれまでと違い、過去の失敗に学んで、賢くなっている気がしますね。
事前に「団体戦 男子 シングル SP」の酷い失敗を見て、さらにその認識が強化されたと思われます。“「難易度」より「クリーンな演技」を"

 大会期間中のスケジュールから言っても、Javier Fernandezのアプローチが正しいですね。 

                                            個人戦まで   日程
個人戦のみ  羽生結弦、Javier Fernandez、Boyang Jin、(Vincent Zhou) ―――  ――――――             [SP - FP]  ※Boyang Jinは 18 4CCから中19日、24日間で4演技 [SP - FP - SP - FP]

団体SPのみ  Nathan Chen、Alexei Bychenko、Jun Hwan Cha他      中6日   9日間で3演技          [SP - SP - FP]
4CC + 〃   宇野昌磨、Han Yan                        中6日  24日間で5演技  [SP - FP - SP - SP - FP] 

団体FP    Adam Rippon、田中刑事                       中3日   6日間で3演技         [FP - SP - FP]  個人戦の成績は期待できない。
団体SP+FP  Patrick ChanMikhail Kolyada、Matteo Rizzo       中3日   9日間で4演技       [SP - FP - SP - FP]  個人戦の成績は全く期待できない。


              SP~FP  当日練習~試合まで       タイムスケジュール                                     大会概要
2016年 世界選手権  中1日  約 9-10時間後            http://www.isuresults.com/events/WC2016_ColouredTimeSchedule.pdf     http://www.isuresults.com/results/season1516/wc2016/index.htm
2017年 世界選手権  中1日  約 8時間後(但しFPは5時間後)  http://www.isuresults.com/events/WC2017_ColouredTimeSchedule.pdf     http://www.isuresults.com/results/season1617/wc2017/index.htm
2018年 平昌五輪   中日なし 約 5時間後             http://www.isuresults.com/schedules/OWG2018_ColouredTimeSchedule.pdf   http://www.isuresults.com/results/season1718/owg2018/index.htm

     最終組の当日練習は
SP当日 16日(金) 08:35-09:05 本番 10:00-14:28
FP当日 17日(土) 08:25-09:05 本番 10:00-14:07

 当日練習から本番までいつもより短い5時間程度です。これではJump練習を通常通りに行えば、本番でスタミナが切れてしまう。
従ってJumpをあまり跳ばないで精度を上げる必要性があります。この点、4Lo以上の高難度構成を予定している選手は通常の大会よりもリスクが高くなります。
 17 WCでNathan Chenは、[中1日、当日練習 5時間後]という条件下で、FPの実施が、【前半4 後半4、4回転 4種 6回 (前4後2) 3A 1回】という構成でしたが、
8回中、5回のJumpに失敗 (転倒2回を含む) という結果で、193.39点、FP4位に終わっています。同大会の羽生のFPが 223.20点 [+29.81]、15GPFで 219.48点 [+26.09] です。

【Jump構成による調整のしやすさ】 [FP] 

Nathan Chen  Vincent Zhou  宇野昌磨 Boyang Jin  Javier F   羽生結弦[15 GPF]  ←左ほどリスクが高い。
  4Lz        4Lz*2             4Lz
  4F*2        4F        4F      
                       4Lo
  4S          4S              4S     4S*2       4S
  4T*2        4T       4T*2   4T*2     4T       4T*2 (成功率が高い方を2本に)
  3A         3A*2       3A*2   3A*2    3A*2      3A*2


「Nathan Chen」   4Lz以外の4種類のJumpは成功率が低い。従って (実際「4Lz」を跳ぶかどうかに関わらず) 当日、4種類のJumpを入念にチェックしなければいけない。  
「Vincent Zhou」   全てのJumpの回転不足(3Aが苦手)とスタミナが課題。(今季前半の失敗で、プレゼンス不足から“メダル候補"とみなされていない)
「宇野昌磨」     「4F」「4Lo」の出来次第で、「4T」にも課題を残す。
「Boyang Jin」     健康であれば、「4Lz」は失敗しないJump。(気合が入り高く跳んで、着氷が乱れる場合はある) この構成でSr.デビュー後、3季過ごしており、身体的に無理のない慣れた構成。
「Javier Fernandez」 現実的なアプローチ。1発揃える怖さはある。26歳9ヶ月という年齢からくる衰え、プログラム後半が課題。
「羽生結弦」     「4S」「4T」の2種類のみのチェックで済む。「3A」は健康に問題がなく、コンディションも通常ならば、まず失敗しない。[Javiに対する優位性]

 羽生選手はこのスタンダードな構成で330点を期待できる異次元の存在です。(他の選手は最初から競争できないか、リスクを承知でJump難易度を上げる必要性がある)
また、15(木)の夜にメインリンクで練習がありますが、これは1日のピーキングや就寝時間から言っても、参加しても軽めのメニューになりますね。
14(水)、15(木)のサブリンクで行われる、昼の練習 [試合時間に近い] が調整の鍵になるでしょう。

 羽生結弦が[15 GPF]の構成で臨めば、競技へ向けた調整でJaviと同等になり、これまで散々“Nathan Chen 上げ" してきた米国メディアが最も恐れる事態となるでしょう。
[羽生結弦が (怪我をした右足首に負荷がかかる)「4Lo」を入れて、状態が悪化したり、失敗する可能性が無くなる]

(敬称略、随時 追記/修正)

羽生結弦、渡韓。 ―Winter Is Coming―

2018年02月11日 | 羽生結弦
日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/photonews/photonews_nsInc_201802110000562-0.html
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/photonews/photonews_nsInc_201802110000562-1.html
https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/figureskate/photonews/photonews_nsInc_201802110000562-2.html

デイリー 羽生結弦韓国入りで仁川空港緊迫 殺到する人に「走らないで」 黒ウエアのガードマンも https://www.daily.co.jp/olympic/2018/02/11/0010976712.shtml

18/02/11 17:34 産経 羽生結弦、韓国到着時の一問一答 「どの選手よりも伸びしろがたくさんある」 http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180211/pye1802110052-n1.html

       18:55 スポニチ 【写真特集】羽生結弦が決戦の地へ 韓国でも大人気!空港にファン集結 https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/02/11/kiji/20180211s00079000358000c.html


 まず、羽生選手どうこうではなく、韓国側がきとんとしたセキュリティ体制(7人以上の護衛)を執ってくれたことに、感謝ですね。(空港内だけだろうけど)
日本スケート連盟(JSF)も常日頃から、移動の際は最低4人のボディガードで「サイコロの5」の形で羽生くんを守るべきですよね。 

 あとはあの空港の混雑と囲み取材でインフルエンザなどの感染症にかかっていないことを祈るばかりです。  



やはりつまらなかった「NHKスペシャル」

2018年02月07日 | 羽生結弦
18/02/07 19:30-20:15 NHKスペシャル 金メダルへの道「羽生結弦 連覇への苦闘」
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180207

日本のTVメディアは、フィギュアスケート選手に密着して番組を制作するべきではない

  撮影カメラが入ることにより、選手は通常と異なる精神状態になり、競技に悪影響を及ぼします。
 「日本テレビ」のドキュメンタリーでも、同じようなJump構成を制作スタッフに披露していましたね。

・『羽生 vs 若手(Chen、宇野)』という意図的に単純化された構図。 Javier Fernandez や Patrick Chan は完全無視。Boyang Jin は一瞬、登場しただけ。
  宇野昌磨の17WCで『 個人のベスト記録でも世界2位の得点をたたき出した。 』と紹介していましたたが、
 これは【個人単位】の記録で、【記録単位】の場合は、歴代4位なわけです。(歴代1~3位は羽生結弦)
 【個人単位】であれば、羽生選手の世界記録以外の全ての得点が無効になり矮小化されてしまう。[総合得点 TOP10の内、羽生が5つ、Javiが2つ]


・17 NHK杯で怪我の直後、バックヤードで例のマッサージ師?に患部を触らせていたが、まず最初に日本チームに帯同している医師が診察すべきでした。
 また、リンクに戻り感触を確かめる必要もなかった。すぐ治療に入るべきでした。
絶対、無理をしないでよ!」と城田憲子(?)が声をかけていましたが、練習を中断して医師の診断を仰ぐべきですよね。 
 Brian Orserが術後で、代わりに帯同していた「ジスラン・ブリアン」コーチの存在感のなさ。。(エテリ組は‘3本足'だが)        

・8月のメディアデーの4回転Jumpの練習 25回/40分間(2400秒) 1回/96秒 のちに右ひざの故障(違和感/痛み) 17ACI FP後、立つことが出来ない状態に。その後、17 GPS 露でChenに敗れる要因に。

 だいぶ前、VKのコミュニティで露ファンがクリケットに在籍していたNam Nguyenの証言として「結弦は一回のセッションで、4回転を80回(?)跳ぶ」と投稿していたことがありましたが、
本当かどうかはともかく、クレイジーなのは変わりませんね。
 紀平梨花選手も以前、メディアの前で「4S」を成功するまで20回ほど跳び続けたそうで、こうした行為はもう止めないといけない。
 日本スケート連盟(JSF)は選手に対して健康の大切さや、体力を回復することの重要性を、選手達にJr.年代から説いて欲しい。選手だけではなく、コーチに対しても。
 (羽生選手に関しては、この点、もう手遅れかもしれない)
 
 羽生結弦の「マネージメント力の弱さ」が垣間見られた。(以前も書きましたが)

・「4Lz」今季を取り入れるなら、オフのアイスショーには出演するべきではなかった。(習熟期間が失われた)

・日本のマスコミに練習を公開した8月上旬のメディアデーで、あまりにも早く、状態が仕上がっていた。

・4年に1度の五輪シーズンに、テレビ局から密着番組(2本も)を引き受けるべきではなかった。

・17 ACI は怪我の状態から、当然、欠場すべきだった。(「テレビ朝日の特別番組」、「日本テレビの密着番組」、「NHKの密着番組」が決断に影響したと思われます)

・17 NHK で体調不良でJumpの調子が悪いのにも関わらず、「4Lz」の練習をして怪我をしてしまった。【今季前半の3大会 [NHK、GPF、全日本] を全て欠場する羽目に】


 羽生結弦のファンかどうか関係なく、客観的に今季の「羽生結弦」を評価すると、残念ながら 『自ら墓穴を掘っている』 状態で、今季ここまでは 『自滅』 といえますね。
もう23歳なのだから「精神的に大人」にならないといけない。Sr.デビューしたばかりの10代の若手選手のような考えは止めた方がいいです。

 羽生結弦は、はたして『学習能力』があるのか?

 皆、思っている事だと思います。(「平昌五輪」で答えが出る)

 TVは「限界への挑戦」などと盛んに煽るわけですが、アスリートの目標はただ一つ、「勝つこと」です。(ただし、「フィギュアスケート競技」は全ての大会で勝つ必要性はない)
重要な大会 [平昌五輪] で勝つには何をすべきか? 何をしなくてもよいのか。


 平昌五輪で韓国に到着した際の羽生結弦のコンディションは、過去のパターンから3つに分けられると思います。

1.大会前まで追い込みすぎ、怪我など健康状態が悪化した状態で、大会に臨む。 金メダルの確率 [50%]
2.大会前まで追い込みすぎ、抵抗力が弱り、風邪/発熱の症状などを抱えている。  金メダルの確率 [60%] 
3.大会前の過度な練習は控え、健康状態を維持し、コンディションも良好。      金メダルの確率 [75%]   ファンは当然、こうであることを祈っている。


 いずれにせよ、平昌五輪の男子シングルのキャスティングボードを握っているのは、羽生結弦ですが。

                                            個人戦まで   日程
個人戦のみ  羽生結弦、Javier Fernandez、Boyang Jin、(Vincent Zhou)                            [SP - FP] ※Boyang Jinは 18 4CCから中19日、24日間で4演技 [SP - FP - SP - FP]

団体SPのみ  Nathan Chen、Mikhail Kolyada                 中6日   9日間で3演技         [SP - SP - FP]
4CC + 〃   宇野昌磨、Han Yan                        中6日  24日間で5演技  [SP - FP - SP - SP - FP] ※Han Yanは最悪の場合、24日間で6演技。[SP - FP - SP - FP - SP - FP]

団体FP    Dmitri Aliev、Adam Rippon、Keegan Messing、+あと2人    中3日   6日間で3演技         [FP - SP - FP]  個人戦の成績が期待できないが、団体戦 銅メダル以上は保証されている(露加米)。
団体SP+FP  Patrick Chan                            中3日   9日間で4演技      [SP - FP - SP - FP]                      

 こうして整理すると、宇野昌磨を「18 4CC (フジテレビ放映権)」に派遣したのは、日本スケート連盟(JSF)の“大失策"ではないでしょうか。


[02/09 追記]

18/02/09 毎日 福田智沙 今シーズンで引退のチャン 団体で「カナダの呪い」解けるか https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180208/mog/00m/050/012000c
> だからこそチャンは、団体で9日のショートプログラム(SP)、12日のフリーの両方に出場し、金メダル獲得に貢献したいと考えている。

 これは「個人戦」は捨てていますね。

(敬称略。随時 追記/修正)