概要:http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/
男子SP:http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/data0103.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/data0103.pdf
https://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/comm2168j_ver1.pdf#page=13&zoom=auto,-274,808
+ 4および+ 5には、太字で強調表示されている最初の3つの項目が満たされていなければならない。
ジャンプ要素
1)
高さおよび距離が
非常に良い(ジャンプ・コンボおよびシークェンスでは全ジャンプ)
2)
踏切および着氷が良い
3)
開始から終了まで無駄な力が全く無い(ジャンプ・コンボではリズムを含む)
男子SP 3A比較(i-Scope)と演技審判のGOE評価
Best、
Worst
Elements
飛距離 高さ 着氷時速 加点 獲得割合 J1 J2 J3 J4 J5 J6 J7 J8 J9 +4以上(+5)
羽生 3A
3.62m 0.70m 15.3km +3.43 85.75%
4 4 4 4 5 5 5 4 4 9個(3個) 決して満点にならない羽生の「3A」
宇野 3A 3.44m
0.51m 18.3km +3.09 77.25% 3
4 3 3
4 5 5 4 4 6個(2個)
Chen 3A
2.66m 0.58m 17.1km
+2.74 68.50% 2
4 2
4 3 3
4 4 4 5個 ←
Jin 3A 2.55m 0.57m 16.0km +2.63 65.75% 3 3 3 3 3
4 4 3 3 2個
Brown 3A
2.35m 0.60m 14.6km +2.51 62.75% 3 3 2
4 2 3
4 4 3 3個
田中 3A 2.75m 0.60m 12.4km +2.29 57.25% 2 3 3 2 3 3
4 3 3 1個
Zhou 3A 2.69m 0.58m 16.7km +1.60 40.00% 2 2 1 2 1 2 3 3 2 0個 問題の多いZhouの「3A」ですら4割獲得
平均[5人] 3A
2.60m 0.59m 15.4km
(羽生、宇野を除く)
Elements 飛距離 高さ 着氷時速 加点 J1 J2 J3 J4 J5 J6 J7 J8 J9
この一覧は、フジテレビの「i-Scope」で表示された数値を確認できた分だけ羅列したものです。
今季[2018-19]シーズン、抜本的なルール変更がなされましたが、
Nathan Chen (米国/19) の 「3A」のGOE評価が明らかにおかしいのが分かると思います。
Chen、Jin、Brown、田中、Zhouの5人の平均値と変わらない高さおよび距離にもかかわらず、
なんと1)~3)をすべて満たしたとされる「+4」を、9人のJudge中、5人から貰っています。[56%] (加点が近いJinと比較しても、「+4」の数が多い。Chen 5/9 [56%/過半数]、Jin 2/9 [22%])
これは、羽生の[高さ][距離]を「
非常に良い」の基準とすると、全く不合理なのが分かりますね。
Chenは基本的に「3A」が苦手だったこともあり、ただ単に着氷させているだけなんです。(Jump後のフローが出ないので、フリーレッグはすぐに下ろしてごまかす)
そもそも、「3)
開始から終了まで無駄な力が全く無い(ジャンプ・コンボではリズムを含む)」を満たしているとは思えません。(着氷で耐える形が多い)
今回、「+2.74/4.00 [68.5%]」もの加点を得るのは、あり得ないでしょうね。
宇野選手も[距離]は「非常に良い」を満たしていますが、[高さ]はWorstであり、[GOE+4]の「
非常に良い」という条件を満たしているとは言えませんね。
従って、[GOE+4以上]が 6/9個 も付くのはありえないです。
これらは、i-Scopeによって明らかになった、採点の不合理の一例に過ぎません。
羽生選手からしたらバカバカしい採点です。(Chenと加点が 0.69 しか違わない)
19/03/21 05:05 サンケイ 羽生の3回転半、アイスコープで大解剖!フジ最新技術で「状態100%」裏付け/フィギュア https://www.sanspo.com/sports/news/20190321/fgr19032105050007-n1.html
― なぜこのような不公平な事が起こるのか?
それは Nathan Chen が 現在、「
US Figure Skating (米)」-「
NBC (米)」―「
IOC」―「
ISU」によって、ゴリ押しされているからなんです。
(平昌までわずか2季[約1年5ヶ月]で金メダルを獲らせる為、Sr.デビュー初年度に [PCS] が新人の史上最高値[?]に短期間で上昇)
この流れにフジテレビも今回のテレビ放送で加担していますね。

外国人選手では、
五輪金メダリストAlina Zagitovaは妥当だとして、五輪5位の
Nathan Chen? フジは「現世界王者だ」と強弁するでしょうがね。
― なぜ、Nathan Chen のPR動画(幼少時から今までの軌跡を紹介)を開催国の日本で流さないといけないのでしょうか?
(映像素材からして本人周辺、あるいは「US Figure Skating」から提供されているのでは)
Nathan Chen を「女子シングル競技」の韓国代表だった「キム・ヨナ」に置き換えてみると分かりやすいですね。
キム・ヨナの紹介動画を見たいですか? もっと知りたいですか? え、何かが足りない。キム・ヨナ、という要素? 😂
一方、Boyang Jin (支那/21) の紹介VTRはどこ? 😒
あ、整氷期間中に、TVで大会のプロモーション映像を流していましたが、さりげなく死去した「Denis Ten (KAZ/享年25)」を挿入していましたね!
映像も、「Chenの連覇か、羽生の王座奪還か」などとのたまっていましたが、なぜ五輪5位の選手が、五輪金メダリストより前に来るのでしょうか。(「Chenが(18WCで)逆襲」ってのも変でした)
今大会は「五輪連覇の偉大な王者の母国凱旋」・・・こうでしょう、テーマは!
国内選手権である「全米選手権」の“非公認記録”を公式記録と併記する、
「世界フィギュアスケート選手権」中継担当のフジテレビ
一体、どこの国の放送局でしょうか? (この並びはKolyadaとBrownの位置入れ替えれば、最終組の滑走順となる)
逆に考えてみて下さい。「2018年全日本選手権」で、宇野昌磨がSPで110点台を出したとしましょう。
3月に「世界フィギュアスケート選手権」が米国で行われるとして、中継するTV局のNBC(米)は、このような形で併記して、宇野昌磨を紹介するでしょうか?
しないね。
いかにフジテレビが、異常なことをやっているのか。。
さて、Nathan ChenのSP演技画像を使って検証していきましょう。
1.「3A」

着氷時、フローが出ず、フリーレッグをすぐ引き下ろす。
加点 +2.74 /4.00 [68.50%]
2.「4Lz」 (Jumpと関係ない部分をスロー映像に割き、結局、後からVTR再生されず) [!] エッジエラー持ちの「4F」を回避したのは賢明だったと言えるでしょう。

GOEマイナス評価
-3 ~ -1 拙い着氷 (悪い姿勢)
加点 +2.63 /5.75 [45.74%]
4Lzは着氷後、後ろに体重が流れ、バランスが大きく崩れ、着氷姿勢を決めるのが遅れました。
転倒しなかったのは、立派だったと言えるでしょうが、GOE評価が高すぎますね。[GOE 1 *1人、GOE 2 *5人、GOE 3 *3人]
3.「/4T+3T」
+3T離氷
+3T着氷

回転は足りていますが、
+3Tフロー

つま先立ちで、強引にフリーレッグを引き回しているのが分かります。
加点 +2.31 /4.75 [48.63%]
これはセカンドJumpの「+3T」が詰まった状態の着氷ですね。(ごまかし演技付き)
今回のSPではNathan Chenは「回転不足」は無かったと思われますが、各Jumpのクオリティが低く、着氷しているだけとなっています。
【追記】
FNN系の深夜ニュース「FNNプライムニュース α」の別角度のスロー映像では、
「/4T+3T」の「/4T」の回転不足が確認できましたね。
また、
よりクロースアップされた映像では、肝心の着氷時の足元が、画面右下のでキャプションで隠されるというおかしな映像になっていました。
平昌五輪の開幕前にも書きましたが、Chenの「4T」の精度は実は高くないんですね。(FPでの「4回転Jump」使用制限が設けられた今季は、他の上位選手同様、「4T」を2回跳びますが)
また、今季は練習時間の不足により、昨季よりも全体のJumpの質が下がっているのが分かります。昨季は着氷しているだけでしたが、今季は慎重に着氷させているといった感じ。
以下は、実際のTV番組内で放映されたカメラ角度で、左側からのものです。
(別角度の映像が確認できる「FNNプライムニュース α」[https://www.fujitv.co.jp/prime_alpha/] を録画されている方は、自身でご確認下さい)
3.「4T(+3T)」離氷
3.「4T(+3T)」着氷

このカメラ角度では「回転不足」かどうかあいまいであり、判定が難しくUpload は躊躇していました。(
実際は、やはり「回転不足」だった)
基礎点 [
-2.43]、GOEマイナス評価
-3 ~ -2 [<] 回転不足
ちなみに、
宇野選手の「4T+2T」の「4T」も前方からのスロー映像では、回転不足が確認できましたね。
クリーンに着氷できたら、通常は「+2T」ではなく、「+3T」を付けるわけで。
冒頭「4F」はTV放映時に解説が指摘していたように、別角度でも明確な回転不足でした。(転倒したので、これはしっかり判定されています)
今回のSPで、素晴らしい演技を一人挙げるなら、イタリア代表の「Matteo Rizzo」(20) 選手ですね!
冒頭「4T」

着氷姿勢が美しく、スムースでしたね。「4S」を習得すれば、Javiのようになるかもしれませんね。
羽生選手はまたのちほど・・・
(敬称略。随時 追記/修正)