
僕たち二人はどうやら“緊急避難路”を歩いていたようで、僕たちの前にペアがいるだけで他はどなたもいらっしゃいませんでした。

しかしあたり一面は雪で真っ白。
どこになにがあるのやらさっぱりわかりません。
自分たちが歩いているところが地面だと錯覚してしまうが、実は地面ははるか下の雪の下にあるわけで・・・・。
なぜか空中を歩いているような妙な感覚を感じてしまいました。
室堂ターミナルに戻って建物の中に入るとあたりは真っ暗にしか見えません。
外が明るすぎたため目が慣れるまではちょっと危険な歩行となります。
「せっかくここまで来たんだから、違うところも行こう。」とみくりが池方向へ行くこととしました。
やっぱり一面雪一色でいま自分がどこを歩いているのか、自分が歩いている雪の下はどうなっているのかまったくわかりません。
ちょっとにおうなと思ったら、ここが“地獄谷”なんでしょうか?


それさえもわからず歩いていると、どこからか“ちゅんちゅん”と鳥の鳴き声が聞こえてくる。

何とか後姿をカメラにおさめたけれど、結局お顔は拝見させてもらえませんでした。


みくりが池温泉に到着し、温泉に入れると書いてあったので
「温泉はいろか?。」と聞くと
「カッパはあるけどパンツがないで~。」と答えられて
「パンツがないとあかんな。一回はいたパンツは洗濯せんとはく気にならんもんな。」
としょうもない理由で温泉を断念。
みくりが池も少しは見れるかな?と思っていたけれど結局発見できません。
歩きくたびれて室堂ターミナルへと戻っていきました。

もう少しつづきます・・・・。
立山へは室堂折り返しコースに一度行きましたが、旅ならではの普段は見ることの出来ない光景で感動した記憶があります。
室堂から地獄谷へ下る山で「ライチョウ」が見れますよ!とガイドさんが言ってましたが、数百人の観光客が歩いているようなシーズンでした。
鳥はイスカみたいにも見えますが、当方は野鳥歴半年なのであてになりません。多分間違いですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-isuka.html
リンクされてあるURLに飛んだところ、あの日あの場所で聞いた鳥の鳴き声が聞こえてきました。しっかり姿を見たわけではないので僕も断言はできませんが、耳の記憶はその鳥を“イスカ”だろうと思わせます。
いつもきれいな野鳥の画像を見せてもらっています。今回も雪の中で見た鳥の名前がわかって本当に感謝しております。本当にありがとうございました!!。