Yasun's Such A Feeling

やあさんのこんなかんじ。

ランダに乗りっぱなし  道後温泉にいこう!! 4

2010-08-04 22:14:16 | ランダに乗って
さて、温泉から上がり、元いた休憩室に戻る。

ちょっとの差で、わが奥様のほうが先に帰っていて、
『どや?』顔で僕をお出迎え。

「そんな、『どや?』顔をせんでも、言いたいことはわかったるで!!」
と先々攻撃をしかけました。
「来てよかったやろ。」とわが奥様。
「ほーですな!!」と僕。

そんな話をしていると、係のおねいさんが、お茶とせんべいをもってきてくださる。
僕としては、“坊っちゃん団子”にとても興味をもっていたのだが、“霊の湯2階”では、おせんべいなのです。

湯上りだし、気温も高い。もちろんエアコンなんて付いていなくて、扇風機とうちわで風を送るだけ。
で、汗が噴き出てくるのですが、着ている浴衣が、程良く汗を吸ってくれる。

「浴衣ちゅうのは、これが本来の機能なんやろな~。」とわが奥様に語りかけると、
ちょうどわが奥様もそう思っていたらしく、

「ほんまや。ちゃーんと汗をすうてくれるわ。なかなかうまいことしたるな~。」
と、答える。

昔から残っているものには、何らかの残る理由があるわけです。
今まで、浴衣の機能をこんなに実感したことがなかったから、大発見です。
(これが、私たちを馬鹿夫婦と呼ぶゆえんなのかも????)

お茶もいただき、せんべいも食べて(おいしいのよこれが)汗も引いたので、着替えてオプション?の
『又新殿 (ゆうしんでん)』の見学に行きました。

『又新殿 (ゆうしんでん)』
明治32年に建てられた皇室専用の湯殿。
手前から、玄関の間、御次の間、玉座の間となっており、その隣に警護の人が控える武者隠しの間がある。
建築様式は桃山時代風の優雅なもので、建築以来一分の狂いも生じない建てつけとなっているとのこと。
浴槽は、御影石の中でも最上のものとされている香川県の庵治石を用い、正面の湯釜に大国主命、
少彦名命の両神像を刻んだ宝珠がある。
とのこと。

係のおじさんが一生懸命説明してくださいました。

そのあと、夏目漱石さんがよく利用していたという、『坊っちゃんの間』を見学。
漱石さんは、
「道後温泉はよほど立派なる建物にて、八銭出すと3階に上がり、茶を飲み、菓子を食い、湯に入れば
頭まで石鹸で洗ってくれるような始末、随分結構に御座候」と手紙を書いたそうである。(誰にかはわかりませんでした)

ここでも僕の頭の中は、『坊っちゃん団子』でもちきり。
いつかどこかで食べてやる~と、決意するのでした。