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年末年始の川めぐり-3 混迷するカワセミ ウインク

2014-01-08 | その他探訪記
川めぐりの3回目です。
やっと丸子川を離れて、野川の話に入れます。
野川は、多摩川の支流のひとつで、比較的大きく、僕の行く辺りで、川幅は30mほどになります。年末に行った皇居のお濠でカモをたくさん見た影響で、野川のカモを見ておこうと思ったのがきっかけでした。その後1月3日、7日と3回通っています。

 
野川 仙川が左手から合流(左写真) 下流側を望む 2014-01-03 世田谷 

さてその結果は…。
12月31日。残念ながら、期待したような結果にはなりませんでした。
確認できたのは、カルガモ、コガモ、マガモの3種だけ。コガモは40頭ほどいましたので、個体数はほどほどなのですが、オナガガモや、ヒドリガモ、あるいはハシビロガモなどは1頭も見られませんでした。

 
マガモ♂左とメス 2013-12-31 野川(世田谷)

ふとみると、河川工事用の足場に使われた鉄骨の上で、アオサギが休んでいました。このアオサギ、ずっとこのあたりに居座っているようで、年の明けた1月7日には、しっかりと眠ていました。鳥の瞼は、人間とは違って、下から上へとせり上がります。

 
 
アオサギ 目を開けている(上)2013-12-31 眠って閉じている(下)2014-01-07 共に野川(世田谷)

1月3日。イソシギがちょこまかと歩き回っていました。餌取りをしているようです。この日はうすぐ森で、光が若干弱いため、イソシギの早い動きにシャッター速度が追い付かないのですが、それでも、イソシギの餌取りの様子が連写で来ました。


イソシギの採餌 2014-01-03 野川(世田谷)

おや? 真ん中の写真。イソシギも水中に頭がつかりそうになる瞬間、目をつむるのですね。見事なウインク! 先ほどのアオサギと言い、今回は、目をつむるシーンに縁があるようです。

さて、最後はカワセミ。
前回地図を乗せて紹介したように、ここのカワセミは、Aに近い嘴の♀。ただ距離があるため、個体の特徴が今一つはっきりしません。なんとか、もう少し近い位置で観察しなければ…。
31日と3日は、前回紹介した下嘴がおもいきりオレンジ色の個体でした。このCとAが別の個体であるか否かを確認したかったのですが、後で見直してみると、嘴の色合い、尾の長さなどが異なり、間違えなく別個体と判断できました。しかし、見易い写真が取れていない。3回目のの挑戦と、1月7日に行ってみると、この日は、姿を現さない。仕方なく、若干上流側まで足を伸ばすと…。いきなり美しい個体が現れました。しかしよく見ると、これは雄のようです。目当てにしていた個体とは違うようです。
一応カメラに収め、家のパソコン画面で見てみると、「おや…。」雄だと思っていたのが、雌かもしれない…。
野川は、大きく、観察位置も上からになるため、下嘴の裏側が見にくいのです。それでも、わずかにオレンジ色が見えるのです。ということは…。オレンジの小さいB個体の可能性が…。


カワセミ 下嘴のオレンジが目立つC個体(左)2013-12-31 野川(世田谷)

カワセミ 下嘴に、わずかにオレンジが見える、B個体に似た謎の個体 2014-01-07 野川(世田谷)

そういえば、12月29日に見付け31日、3日と続けて見られていたB個体が、今日は見られなかった。丸子川は小さく、人との距離が短いため、人通りの少なくなった、年末年始だけ遊びに来ていたのだろうか。、人々が動き出すと利用しにくいと感じ移動してしまったのだろうか。その個体が7日に道桁謎の個体なのではないだろうか…? そうなると、今度はこの謎の個体(Dとしておきます)とBとを見分けなければ。
カワセミたくさんいますね。ますます混迷が深まるばかりです。
 


 


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