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チョウとの、今年最初の出会いは、キタテハでした。

2014-03-12 | その他探訪記
実は、梅の花は、あんまりきちんと見ていないんです…。
というのも、梅の花の咲く季節は、仕事が最も忙しい時期なのです。僕の仕事は、ほとんどお役所仕事のため、3月に納品、検査という一大イベントが待ち構えているのです。毎日12時間以上パソコンの前に座り、報告書のとりまとめをしているのです。

さて、そんな中でも、何とか時間を作り、短い時間ですが外を見て回る努力をしています。お昼を食べに外へ出た帰り道とか…、それから、お昼を買いに出た時とか…。それから…、それから…。それだけか…。

前回、外へ出たのが2月25日でした。ウメが咲き始めていて、そこにメジロがきていました。


ウメの蜜を吸いに来たメジロ 2014-02-25 砧公園(世田谷)


ウメにウグイス論争というのがあります。「あれは、ウグイスではなく、どう見てもメジロじゃないか」というものです。
古くは、美しいもののたとえを、ウメ(花=見る)とウグイス(鳴き声=聞く)という見るるものと聞くものを組み合わせて表現したものだったようです。その後、言葉だけが独り歩きをして、花札で有名な「梅に鶯」の構図ができあがったというのが真相のような気がします。誰が、どう間違えたか、それを追求しても仕方ありません。しかし、ウメとセットになるのは、ウグイスではなくやはりメジロのようです。

先ほど言ったように、2月中旬から3月いっぱいは忙しいのですが、その中にも山があります。実は昨日、二つ目の山を越えたのです。そこで、今日は、午前中だけ、外を見て回ることんしました。気温も高く、歩き回るにはちょうど良かったものですから…。

今日のテーマは、3つありました。
①今年の冬は、鳥が少ないという印象なのですが、3月になって増えてはいないだろうか。
②そろそろ、春の花たちが顔を見せてくれてないだろうか。特にスミレ類の開花はあるだろうか。
③チョウが動き出してはいないだろうか。越冬した、タテハチョウるが動き始めているかも…。
というものです。

①の冬の鳥ですが…。
結局だめでした。この冬は、ここ数年で最も少ないと言いきっていいでしょう。ほんとうに居ません。
鳥が少ないということは、1/21の「ノスリ探索」のログにも書いた段階で明らかでした。しかし、その後雪も降ったことなどから、変化したのではないだろうか、と淡い期待をしていたのですが、やはりだめでした。

前回見たウメにははキジバトが枝に止まってのんびり寝ているだけでした。毎年、いたる所に姿を見るツグミも、その姿は少なく、シメやアオジも…。そういえば、今日はシメを1頭も見ませんでした。アオジも、鳴き声を1回聞いただけでした。ただ、今日の様気のせいでしょうか、シジュウカラだけは、やけに騒ぎまくっていました。


梅林 まだかなり咲いていました 2014-03-12 砧公園(世田谷)



ウメで昼寝をしていたキジバト 2014-03-12 砧公園(世田谷)



騒ぎまくっていたシジュウカラ 2014-03-12 砧公園(世田谷)


②春の花の開花状況
こちらはまだまだでした。
ハコベ、タネツケバナ、オオイヌノフグリ、ノゲシ、それからホトケノザがわずかに見られた程度です。スミレ類やヘビイチゴなどの本格的な春の花は、まだ咲いていませんでした。砧公園には、カタクリも植えられているのですが、こちらもまったく姿を現していませんでした。あと1週間…、イヤイヤまだ2週間くらいかかりそうです。

③チョウは動き出しているか
花がこんな状況ですから、チョウも難しいと思いました。
もうお昼直前。諦めたころ、風に舞った落ち葉の中に、明らかに違う舞い方をしたものが…。
11時58分。今年初めてのチョウが発見できました。越冬明けのキタテハでした。


越冬明けのキタテハ 2014-03-12 砧公園(世田谷)


昨年は4月8日からスタートさせたチョウのカウントを、今年は3月中から始めようと思っていました。
仕事の方はもうひと山あるのですが、来週あたりからは、仕事と並行して、チョウのカウントを始めなければならないかなぁ…。と、思っています。




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