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液晶ファインダーに浮かんだカワセミ

2013-09-10 | 僕の散歩道
9月10日。一週間ぶりの散歩に出た。本当は、昨日行きたかったのだが、仕事の都合が付かず、今日になった。
ちょっと曇り気味だし、気温も低い。チョウを観察するには、今ひとつの状況だ。

チョウを探しつつ歩いていたのだが、丸子川で思わぬ出会いがあった。
カワセミだ。


カワセミ 2013-09-10 世田谷

カワセミは、僕の散歩道で時々見かけるのだが、警戒心が強く、たいがいの場合あまり近くで見ることはできない。
しかし、今日はかなり近くで見ることに成功した。デジタルカメラならではの方法で…。

カワセミを発見したあたりは、川岸が、高さ1m以上、幅50㎝程あるコンクリートの堤防になっているところだ。そのため、堤防の上にのしかかるようにしなければ、川底が見えない。特に川の真ん中より手前側は、全く見えない。たまたま、対岸側に2頭のカルガモが居たので、目を向けた直後のことだ。少し先の水面に波紋ができた。「手前側に、何かいる」と思った僕は、堤防の上にのしかかり、そっと覗きこんでみた。
予想通り、水面から突き出た杭の上にカワセミの背中が見えた。


カワセミの居た場所。中央の杭にカワセミが止まっている。 2013-09-10 世田谷

僕は急いで顔を引っ込めた。ラッキーなことに、反対側を向いていたカワセミは僕に気付かなかったようだ。
僕は、自分の姿が見えぬよう、カメラだけを差し出し、横から液晶画面を見て、カメラの位置を動かした。鳥は、人間、特に目が見えなければ、それほど警戒しない。横から見てカメラの向きを操作するのは大変だったが、数秒の後、液晶画面には、見事なカワセミの姿が浮かび上がった。

 
カワセミ 小魚を捕まえた(左)と飛沫を払った直後 2013-09-10 世田谷

僕は、カメラの位置を少しずつ移動させ、しばらく観察をさせたもらった。
途中で3回ダイビングをして、小魚を捕まえた。くちばしに挟まれた魚はどれも小さく、おそらくカワムツの仔魚だろう。
何時までも見ていたい気もしたのだが、15分ほどで、チョウの調査に復帰することにした。
少し行ったところで振り返ると、すぐ脇にいたカルガモが「もう撮影は済んだのか~」とでも言うように、僕を見つめていた。


僕とカワセミを見守っていてくれたカルガモ 2013-09-10 世田谷


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