エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

お知らせ

※当ブログの内容・性質について) 洋蘭の生産現場の様子や開花状況など、不定期に更新します。 コメント欄記入にはなるべく対応しますが、専門的あるいは込み入った質問はお答えしかねる場合があります。

エピデンドラム紹介【MIX寄せ】

2015年02月22日 22時03分53秒 | エピデンドラム
エピデンドラム MIX寄せ



今日は単一の品種ではなく、複数の色味を寄せ植えしたもの。
・・・
写真が手ブレでピンボケですね(苦笑)
また機会があれば、もう少しマシな写真を載せようと思います。

卸市場の方から時々、寄せ植えでMIX色できないですかね?とお尋ねがあるのです。
で、大体において、ウチは基本単色オンリーなんで・・・とお断りを入れます。
でも、やってやれないことではないので、やってみたりもするわけで、それがこの有り様(笑)
笑いごとではなかったりもしますが・・・

そもそもが、単色鉢も同じ色の株を複数植え込んでるので、突き詰めればやるかやらないかということになります。
で、生産スタイルとして、花芽がつく前から寄せ植えをして、複数の株が一緒に育って大きなボリュームを形作る、というやり方なので、花が咲いてからだとスキマが目立つというか、ボリューム感が薄いというか。

単色オンリーな理由としては、各色で品種が違ってくるので、生長速度や花茎の丈が違い過ぎるという問題があります。
特に、先だって記事を上げた「あかつき」は他の色(品種)と比べて際立ってサイズが大きくなります。
寄せ植えが早かろうが遅かろうが、とにかく花が咲くころには他の色とのアンバランスさが際立ちます。
そのほかでは、花の咲く時期のズレなどがあり、なかなか難しいなといったところです。
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アブラムシ

2015年02月19日 20時28分39秒 | 日記
しばらく更新間隔が空きました。
何も書くことがなかったわけではないのですが、日々の作業がルーチンワーク的になってくると、ルーチン外のことが吹っ飛んでしまう傾向がありまして。

そんな中でも、一応、書こうと思ってたことを後出し的に。





1週間くらい前のことですが、写真の花に、びっしりと黒っぽいものが・・・

アブラムシです。
写真がピンボケ気味でよかったなと思います(苦笑)

どこからともなく、いつのまにか入り込んで花にたかるアブラムシ。
アブラムシを食べる昆虫も存在しますが、なにぶん今は冬。
ハウスは小さな虫は入り込む余地はあるものの、そもそも冬にはいないので・・・
で、通常、冬は卵で春夏に孵ってアブラムシは活動を始めるわけですが、ハウスの中ですから、暖かく・・・

あわてて、全館(というほど広くもないのですが)防除の運びとなりました。
まだ孵ってない卵があるかもしれないので、2月末にもう1回、防除しようと思います。
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交渉下手・・・

2015年02月06日 20時48分26秒 | その他
当園は洋蘭生産農家なわけですが、実際にどういう風に花を売っているのかと言うお話。

普段花を買うとなると、商店街とか駅ビルなんかのお花屋さんがイメージしやすいと思います。
他にもホームセンターの園芸コーナーとかがありますね。
こういうお花屋さんがザックリ言うと「小売店(量販店の場合も)」というくくりになります。

ウチのような「生産者」からその「小売店」にお花が届くまでに「卸売市場」や「仲買人」を介した取引があります。
卸や仲買をすっ飛ばした直販も業態としては一般にありますが、ウチでは直販はしていないので「卸売市場」に出荷して「小売店」に売ってもらう、という形になります。
お正月なんかに魚市場の様子がテレビで流れて、初競りでいくらの高値がついた、なんて話があると思いますが、あれを花に置き換えてもらえば分かりやすいと思います。

で、その「卸売市場」なんですが、「さー、○○円でどうだー!」とかいう競りだけではなくって、あらかじめ「■■を△△円で欲しい」というオーダーも取っています。
時々、そういった話がウチにもやってきて「どうですかね?」となるわけです。
そのオーダーがザックリしてることもあって、それはそれで値段交渉であったり、こちらの売りたいものを勧めたりという余地があったりもするんですが・・・

その時々で変わるんですけど、ワタシの場合、値段まけすぎたかなぁ・・・と後悔することもありまして。
心構えができていればというか、落ち着いていられれば、そこそこ強気の交渉もできるんですけど、忙しいときなんかには損得勘定が上手く働かないということがあり・・・
せっかく欲しいと言ってくれてるんだからと、話をまとめようというバイアスがかかって、値段の提示が低くなりがちなんですね。
それではいけないと思ってはいるんですが、他にやらなきゃいけないことがあるときなんかは、そちらに気が向かってて、引き締めていられないというか。

多分、こういうのは気性的な問題で、こうすればいいと秘訣を教わったりビジネス書読んで勉強したりしても、実行できるとは限らないんですよね。
強く言えば、非情さに欠けるというところでしょうか。

とりあえず、ウチの場合は、朝イチとか夕暮れ時とか(朝はスタートでやることがそれなりにあるし、夕方は仕事仕舞うのでやっぱりゴタゴタするので)は避けて電話ください(苦笑)
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11位入賞?

2015年02月04日 19時47分26秒 | 洋蘭のこと
先月末日、1月31日のことですが、土佐花き園芸市場にて、高知県洋蘭生産組合の展示品評会がありました。
同業者の組合員が、それぞれ生産している洋蘭を持ち寄ってコンテストを行い、結果をもとに今後の商品展開や生産のあれこれを話し合う勉強会といったところです。

出展品の一部 




このほかにも出品はあったんですけど、全部載せてるとキリがないのでここまでにしておいて。

で、その品評会で、当園ことフロリーカルチャー仁淀の出展品が賞をいただきまして。

レリオカトレヤ 


順番的に上から数えた方が早い程度の、仲間内の賞ではあるんですが、ウチはここのところ、こういうことに縁がなかったので(あまり力を注いでこなかった分もあるのですが)嬉しいですね。
当面は出荷販売の予定がない、1点もの状態なんですけど、これ売れるんじゃないの?と言っていただけると励みになります。
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