エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

交渉下手・・・

2015年02月06日 20時48分26秒 | その他
当園は洋蘭生産農家なわけですが、実際にどういう風に花を売っているのかと言うお話。

普段花を買うとなると、商店街とか駅ビルなんかのお花屋さんがイメージしやすいと思います。
他にもホームセンターの園芸コーナーとかがありますね。
こういうお花屋さんがザックリ言うと「小売店(量販店の場合も)」というくくりになります。

ウチのような「生産者」からその「小売店」にお花が届くまでに「卸売市場」や「仲買人」を介した取引があります。
卸や仲買をすっ飛ばした直販も業態としては一般にありますが、ウチでは直販はしていないので「卸売市場」に出荷して「小売店」に売ってもらう、という形になります。
お正月なんかに魚市場の様子がテレビで流れて、初競りでいくらの高値がついた、なんて話があると思いますが、あれを花に置き換えてもらえば分かりやすいと思います。

で、その「卸売市場」なんですが、「さー、○○円でどうだー!」とかいう競りだけではなくって、あらかじめ「■■を△△円で欲しい」というオーダーも取っています。
時々、そういった話がウチにもやってきて「どうですかね?」となるわけです。
そのオーダーがザックリしてることもあって、それはそれで値段交渉であったり、こちらの売りたいものを勧めたりという余地があったりもするんですが・・・

その時々で変わるんですけど、ワタシの場合、値段まけすぎたかなぁ・・・と後悔することもありまして。
心構えができていればというか、落ち着いていられれば、そこそこ強気の交渉もできるんですけど、忙しいときなんかには損得勘定が上手く働かないということがあり・・・
せっかく欲しいと言ってくれてるんだからと、話をまとめようというバイアスがかかって、値段の提示が低くなりがちなんですね。
それではいけないと思ってはいるんですが、他にやらなきゃいけないことがあるときなんかは、そちらに気が向かってて、引き締めていられないというか。

多分、こういうのは気性的な問題で、こうすればいいと秘訣を教わったりビジネス書読んで勉強したりしても、実行できるとは限らないんですよね。
強く言えば、非情さに欠けるというところでしょうか。

とりあえず、ウチの場合は、朝イチとか夕暮れ時とか(朝はスタートでやることがそれなりにあるし、夕方は仕事仕舞うのでやっぱりゴタゴタするので)は避けて電話ください(苦笑)

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