エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

お知らせ

※当ブログの内容・性質について) 洋蘭の生産現場の様子や開花状況など、不定期に更新します。 コメント欄記入にはなるべく対応しますが、専門的あるいは込み入った質問はお答えしかねる場合があります。

出荷始まった

2022年10月27日 20時10分19秒 | エピデンドラム
投稿の間隔が空きましたが、9月の後半は台風ラッシュでエライコッチャでした。
9月後半からエピデンドラムの鉢を山から下ろしにかかったんですが、
山中の道が一部崩落してて、応急で工事(鉄板敷いて固定しただけ)してくれてたので
通れたものの・・・
崩落区間は道幅ギリギリ、それ以外でも周りの木が倒れて道に差し掛かるような状態で。
肝心の圃場も棚が動いて落ちた鉢もありました。

ホント、応急処置という感じで整理して引き払ったんですが、
年内販売分を下ろしてくるだけで半月かかりました。
他にも大問題があって、水源が潰れてしまって・・・
蘭を下ろしたら水は要らないので、とりあえず状況確認するだけにとどめて、
あとは来年あたたかくなってからということにしましたけど、
来年の苦労を思うと今からウンザリします。

そうこうしてる間に10月に入って、ハウスの破れ目など(これもかなり多かった!)
直しながら、今度は年明け以降の春用の鉢を取りにまた山へ。

で、肝心の花の出来なんですが、今年は妙に開花が早くて10月始めから出荷してます。
主に黄色の花が早いんでそれメインなんですが、今年は桃色もメチャクチャ早く・・・
品種によってバラツキはありますが、全体としては1ヶ月くらい開花が早めです。
春先の天候が良すぎて山上げする頃には花芽の生成が始まりつつあったと思われます。
特に桃色の花は山の上(寒冷地)なのに、ほとんどが花芽が形成完了といった感じで、
下ろしたらワッと咲くだろうと思ってその通りになってます。
なので、下ろして来たら冬支度のところ、10月後半はあえてハウスを冷たい状態に
保つことで開花を遅らせる努力をしました。
努力の甲斐もなくボンボン咲いてますが、進行は気持ちゆるやかになったかなと。

原罪の出荷状況としては、進行を遅らせる間もなく早い黄色の花をメインに
今週から桃色の花を混ぜて出荷しています。
開花が早いとはいえ、咲きそろいも見ながら、量は様子見レベルです。
11月からは量を増やしていきます。
コメント
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