エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

お知らせ

※当ブログの内容・性質について) 洋蘭の生産現場の様子や開花状況など、不定期に更新します。 コメント欄記入にはなるべく対応しますが、専門的あるいは込み入った質問はお答えしかねる場合があります。

エピデンドラム栽培経過9/28

2015年09月28日 20時07分51秒 | エピデンドラム
エピデンドラムの状況をまったく更新しておりませんでしたので、そろそろやらなきゃということで。
とはいえ、春から4~5ヶ月空いた計算ですが・・・

■出荷株(山上げ終了直後)




サイズが分かりにくいと思ったので、とりあえず手持ちの油性マジックを鉢に差し込んでみましたけど・・・

参考になるか分かりませんが、4月後半(山上げ処理前)の時点と比べるとかなり大きく育っています。

これまでに書いてないところを書くと、6月上旬に愛媛県は久万高原町(旧の美川村)の大川嶺にある圃場(使われなくなった牧場の敷地を間借りしております)に、年内出荷を見込んでいる鉢を持っていきました。
そして、現在9月後半になって、今度は順次下ろしてきている状況です。
山上げ圃場に置いている間は、遮光ネット1枚で、水は晴天が続くような場合に、手灌水。
最近は気候変動が大きく、以前より気温の下がり幅が小さいようなのですが、やはり平地よりは気温が低く山風あり雲の通過ありと、あまりキツイ日照を浴び続ける環境ではないのですね。
梅雨や台風で、雨が降れば2、3日は鉢の内側は乾き切ることもなく。
なので、厳重な遮光や毎日灌水があまり必要とされない、というよりはそこまでしなくてもなんとかなる、でしょうか。

それから、2枚目の写真に、葉の間にとがったものが見えています。
寒さにあてることで開花(結実)を促していたわけです。
これに関しても、出荷時期を見こんで、早すぎる花芽は摘んで成長具合を整える、ということもやってました。
が、今年はちょっとしくじったかもですね・・・

現時点で、年内出荷見込み分を7~8割方、持って帰ってきていますが、最低あと2回、下ろしてこなければなりません。
それも、かなうなら今月中に・・・
明日明後日連チャンの必要があるのですが、ハウスのビニール貼り換えを依頼していた業者が明後日に来るというので、今月中という目標は達成不可と
なりました。
やれやれえ・・・
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雨ニハ負ケル

2015年09月02日 21時41分08秒 | 日記
昨日は高知県洋蘭生産組合主催の山上げ圃場視察研修会がありました。
が、天候不順で土砂崩れ等道路状況の悪化が懸念され、内容を変更して行われました。

元々のスケジュールは9/1・2と2日続けて予定が組まれていまして、1日は山上げ圃場に実際に行って、各生産者と懇談しつつ、現況、年末あるいは年明けに向けての状況説明等。
2日は切り花生産者の圃場を巡って、やはり懇談しつつ説明を受ける・・・本来なら今日はそんなスケジュールのはずでしたが。

結局1日だけの開催となり、山上げ圃場には行かず切り花圃場へ。
それも、雨風が強く、視察どころじゃないということで、それも予定変更で切り上げて、土佐花き園芸市場の会議室を借りて懇談という形に。

天気のことを考えるとこれでよかったんだろうなと思いますが、ちょっと拍子抜けになったかもしれません。
地元の生産者が集まるだけでなく、取引のある花市場や資材業者などの関係者も来ていて、モノを見た上で販売面からも意見交換となるはずでしたが、結果的に机上の話となった部分は否めないところです。

正直なところ、ウチは経営が厳しいので、アドバイスをいただいても人手や原資がなくてなかなか取り組めないところもあって、このような場に出るたびに歯がゆい思いをしてたりもします。
もうちょっと胸を張って、ウチのはすごいんだぞと言えるようになりたいですね。
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