エピデンドラムの咲く家 ~フロリーカルチャー仁淀~        Habitat of Epidendrum

高知県の洋蘭生産者、フロリーカルチャー仁淀のブログです。
主にエピデンドラムを生産・出荷しています。

トリコローレ

2015年12月06日 22時10分54秒 | エピデンドラム
ただいま繁忙期のまっただ中。
色々立て込んでて、年末なんだなあと思わずにはいられませんが、それよりもなんでこんなに忙しいんだ!というのが毎年先に立ちます。
一応、年末がやってくるたびに「来年はああしよう」と思っているんですが、結局その時になってみると、ほとんど改善されてません・・・

さて、今回の商品は・・・

エピデンドラム 三彩


21世紀レッド(赤)、こちもも(ピンク)、あかつき(黄)の3品種を一株ずつ寄せ植えした3色鉢。

で、この3色鉢なんですけど。
売り物ではなかったり。
以前からこういう寄せ植えはやってたんですけど、問題をいくつか抱えていて、最近は作ってなかったのでした。

ひとつには、属は同じでも種は微妙に異なるので花の特性がバラバラ、結果として花の揃いが合わない・使える色味が限られるということがあります。
例えば、白花が欲しいというのは、以前によく言われたことがあるのですが、咲く時期が合わないのでした(少なくとも年内は白花は開花極小)。

それに加えて寄せ植えの方法でも問題があり、3号ポットで育てて、咲いたものを取り合わせれば、花が揃わないという問題は解決できるのですが、代わりに、いかにも急ごしらえで作りましたという感じになるのです。
上手く表現できませんけど、別個に育てたものを併せても、一体感が出ないいというかなんというか。

というわけで、写真の鉢は、開花時期が重なる品種で開花前から生育の良い株をチョイスして6鉢だけ寄せ植えして、単色鉢と同様に栽培したものです。
開花が揃ったとなんとか言えるのが半分てところです。
花茎の丈もあまり揃いがよくないですしね。

どっちにせよ、一か八かの生産環境なのは変わりないですね。
開花前から寄せ植えしておくと一体感は出るし生長の度合いもいいんですが、よくて半分しか満足がいかないとなると・・・

で、次回のアプローチはコレ。



別個に育てるパターンを試してみようかなと。
通常は丸いポリポットで作っているので、この変形ポットで丸型と同じように育つかどうか。
出荷鉢に抜き差し可能なので、完成形を色々試せるというメリットはありそう。
一番の大問題は、丸型ポリポットを入れるトレイケースに変形ポットが入らないことですかね・・・
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