毎週 江ノ島でセーリングを愉しみ 人生を愉しむ♪

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多岐にわたる知識が必要ですがマダマダ

雪の思い出♪

2008年02月09日 | Weblog
横浜は朝からどんより曇っています

今、姪のスクーターでトコトコ配達に行ってきました

先日の雪で雪崩?が起きていた場所を
中原街道から信号待ちのときに細い裏道を覗いてみました
なぜ、あんな3mほどの崖で雪だるま状の雪崩が起きたのか?
自分でもとても不思議だったからです
何かの外的要因がなければ、最初のきっかけがなければ・・・・
ふと、上を見ると高圧線の鉄塔
そこから延びた電線が真上に

あーそうか、キット電線に氷結した氷の小さい粒が風か何かで落ち
それがきっかけで斜面を雪だるま式に大きくなって下り落ちたに違いない

と、頭に引っかかっていた理由が分かり
妙に落ち着いて気持ちで配達を続けました

今、帰宅したら曇りですが
中山・・・ここ、都岡から4kmほど北のほう
坂をいくつか上りしたところを走っていたら白いものがチラチラ
着ているジャンパーの袖口が白くなるほど

そんな中、信号待ちをしていると
ホンダのバハ というバイクが僕の横に並んだ
フル装備
後ろには大きな荷物
振り分けバック
背中にはバックパック

おお、この雪の中に・・・・

で、想い出しました

そのころの僕の自慢のバイク
ホンダ パリダカ XL-R250
チェーンからスプロケ、タイヤ交換タペット調整まですべて自分でやっていた愛車
それが、今では盗まれたきり出てこない・・・。


何年前だ?
もう、十年以上前・・・
今、お袋さんの書いていたお店の帳簿を見たら・・・

平成6年2月11日 朝5時に四国に向け出発

と、書いてある。



そう、この、少し前練習に出かけた
どんなものでも、練習をしないで本番に臨むやつはいない

それは、熱海にショートツーリング
もう、その時はバイクはツーリング使用
ハンドルのバーには瞬間パンク修理材を結わえ
そこに、デジタルの安物の腕時計をさせる


ただ、用もなくバイクで出かけた訳ではなく
熱海で文房具の見本市があったので、良い機会、と、出かけました
例年、車で行くのにバイクで

行きは、何もしない
敢えて・・・。

で、体の調子を見る

普段、あそこが痛い、ここが痛い
と言う僕ではないのですが
寒さの中肩をすぼめて何時間も運転すると
体がどうなるか知りたかった。

すると、僕も人の子、肩がこった、パンパンに
手を上げるのも億劫になるほど。

暖かいホテルで新商品を見て周り・・・・
泊まらずに帰宅。
帰りは、行きよりも寒い夕方
今度は信号で停車するたびに上半身のストレッチ

肩を動かし
わき腹を伸ばし
腰をひねる

この、効果絶大!

まったく、どこも痛くならずに帰宅

地図を穴の開くほど見つめる
中原街道から茅ヶ崎
国道1号線から2号線

と、分岐点までの交差点名と距離を書き
タンク上のバックに張っておく
地図は持っていかない。


一週間で、問題点を洗い出し改良



瞬間パンク修理材のデジタル時計は外し
アナログの腕時計に交換

デジタルは、見にくい・・・・?
アナログは、チョット見ただけで、雰囲気が分かる
2 だか 3だか 良く分からないし
2時50分は
2時みたい

アナログで見ると
3時10分前
という見方が出来る。

胸が寒い、向う脛が寒い。
そこで、段ボール紙で服の下に挟むものを作る

新聞紙も暖かいのだが長く乗っているとグヅグヅになてづれて来る・・・。

ダンボールなら、硬くしっかりしている
おまけに、空気の層もチャントできる
ついでに夜はベット代わりにもなる!

持ち物は、一人用のテント
シュラフ二枚
スキー用のマスク
ヨット用の下着

なんたって、雪の予報。

でも、その前の週も雪の予報だったのに、結局降らなかった

だから、今週も大丈夫だろうけど・・・・。


平成6年2月11日

この年は、11・12・13日と連休。

朝、5時、暗いうちに出発。

茅ヶ崎までは通いなれた道

暗くても問題ない

1号線に入り
大阪までガソリン無給油

さすが、パリダカ、ガソリンタンクは22リットル

2号線に入り・・・・
アレ、雪だ

ここで、テントを張るべきか?
時間は確かまだ早い
3時か4時
明日のことを考えて少しでも先を進もう
予定通り、岡山まで無理して進む
雪は20cmほど積もっていた
さすがにテントは無理。安い旅館を探す

翌朝、がっくり

朝になって、瀬戸大橋が雪のため通行止めだって

と、朝一で教えられた
と言うのも、一人でどこ行くの、と昨夜聞かれ答えてから部屋に行ったから
寝ている僕を起こしながら言った

何とか、四国に渡る方法は?

ない。

と、雪のように冷たく言われた


仕方ない、雪に埋もれたバイクにエンジンをかけ、雪の中
敗走

横浜に向かって

走りにくい、ただでさえ狭い路肩
そこに、雪が沢山あって、車と一緒に走る
抜かすことが出来ない、皆雪に不慣れ?やたらゆっくり

途中、姫路のあたり?神戸に入るころ?
自宅に電話

携帯なんて持っていなかった

娘が出て、
エッ、竜馬のところ行かないの?

その一言で、目的地が変わった、淡路島に渡ろう
その時はまだ、ここに橋はなかったが、淡路島から四国には橋があった

フェリーに乗り淡路島を南下し高速の入り口、僕にとっては橋の入り口
まで入って、駄目だったら、キット娘も納得してくれるだろう

なんと、お昼近く・・・除雪も済み渡れると。

ゆっくりのペースが効を奏した?

四国に入ったのがもう午後

予定が大幅に変更、帰宅ルートだったコースで高知を目指す

程なく暗くなり始める
ガソリンスタンドが閉まる前に給油

一応、道を尋ねるとパチンコ屋の角を左折

ありがとうございます

の一言を残し、一路パチンコ屋さんを目指す

人が歩いていない
もう、真っ暗、

パチンコ屋さんのネオンがすぐに分かる

と言っていたのにどこにもない・・・・
ピンジャー

通り過ぎた??

やがて、30km以上も走った時に、やっと遠くに文明の明かり

パチンコ屋さんだった

あの、ガソリンスタンドのおじちゃんは、こんな遠くまでパチンコに来るの??

大ボケ、小ボケ
を過ぎ、高知市内、はりまや橋をわたり道路を右に行ったり左に行ったり
まるで、通いなれた道路のように曲がる

地図で丸暗記したとおり♪

ちゃんと桂浜に着きました
雪はもうなかった

駐車場の片隅にバイクを止めテント設営
と言っても、簡単なものだ
傘みたいにパッと開くと出来上がり

良く眠れた。
疲れていたから?
神経が太いから?

朝。起き抜けに丘を登り
坂本竜馬さんと対面



連休も今日まで、今日中に横浜まで帰らねば。

桂浜の右億の岩場で日の出を待つ



竜馬さんが呼んでいる!
再び対面。
その、後ろの水のみ場で洗面と歯磨き

近所のホテルから朝の散歩に出てきた観光客に白い目で見られる・・・

お土産やさんの開店を今か今かと待つ

お土産を・・・当然竜馬さんの像、何個買ったんだ?

かなり、重い、背中に食い込む

10時出発

昨夜のコースの逆戻り
四国に名残惜しいが、又今度

淡路島から神戸に渡るフェリーで昼食

京都に入るころにはもう夕方、
ガソリンを満タンにする
これで、横浜までは無給油だ。

少し走るとまた、雪。
三連休毎日雪に降られる

鈴鹿に入ったころはもう夜8時過ぎ
雪は土砂降り、猛吹雪

大げさでなく40cmは積もっていた

そこは、パリダカールラリー用バイク
熱さにも強いが寒さにも強い

地元のバスの後ろ轍をトレース

そのうち、先行のバスもいなくなる

タンクが重い!
なんていったって、灯油缶をあんなに高い位置に載せて走っているようなもの

それでも、東を目指す

何とか、峠を越えたのがもう連休の終わった月曜日
間に合わなかった・・・・。
でもしょうがない、店を開けるまでには帰らなくちゃ!!

走り通し

眠い。

眠気覚ましには大声で歌い
大声で自分の行動の実況中継

これは、面白く眠気も覚める
この先100mほどのところに大きく右に曲がるコーナーが見えます
そこで、石黒6速から5速4速と気持ちよくシフトダウン

とか、真っ暗の中見える景色の実況・・・とか


愛知から、静岡に入ればもう隣県
もうすぐそこ

学生のころから何度も通った道だ

と、言い聞かす・・・・自分に。


沼津なんて伊豆の入り口、出口
ここまでくれば寝ていたって帰れる

神奈川県に入り茅ヶ崎から横浜

びっくり、我が家の周りにも雪が20cmほど積もっていた

朝、5時到着
デイラン・・・

足掛け二日になってしまいましたが・・・・
24時間以内ということでお許しをいただければ
一般道のデイラン 800km以上

食事の時間を抜いて実際走った時間は??
17時間くらい?
早いな!!
平均時速47キロ!!

この、平均時速が延びたのも
本州に入ってからずっと夕方から夜だったから?
いや、18時間くらいは走ったのかな??
それとも、お土産やさんがもっと早くから開いていたのかな?

それにしても、強行軍でした

帰宅後、娘が エ~ッ 竜馬のところに行かないの?

で、行った。と言うと、そんなこといったの?
こっちでもすごい雪だから早く帰ってくればいいのに
といっていた。
と、のりこちゃんと母


翌年、車で当然家族で四国に出かけたことは言うまでもありませんが
その話は次回。


そう、今日はのりこちゃんは手話でお出かけ
ゆっくり、打てました♪

コメント
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