E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

12月に読んだ本

2024-01-10 08:16:30 | book
昨年12月に読んだ本です。
 
11月にあの難しい「三体」を読んだあと読み始めたのが、娘から買ってもらったアンディー・ウィアーの「プロジェクト・ヘイル・メアリー」
 
昨年38冊目になります。
 

 
この作品も宇宙を舞台にしたSF小説です。
 
物理とか何とか小難しいところもありますが、気にせず読み進めると、イヤイヤ、楽しいです。(^^;
 
本当に以前も書いたように思いますが、ハリウッド映画を観てるような感じで楽しめます。
 
実際映画になるようですけど。(^^;
 
おもしろかったです。



39冊目は、西村健「地の底のヤマ」
 

 

 
大牟田出身の作者が描いた警察官を主人公とした大河小説。
 
上下巻共720頁位あり4部からなっていて、読み応えあります。
 
この本を読むと、大牟田の地理、三池炭鉱ひいては近代エネルギー産業の歴史、人権問題・・・いろいろな事を教えてくれます。
 
実際の地名や場所が出てきますので、とても興味深く読めました。
 
ただ、九州北部出身か、大牟田市周辺で暮らした事がないかたにはお薦め出来ません。
 
方言でのやりとりが多いので、他地方の方は読みづらいかな?と。(^^;
 
しかし、主人公以外に出てくる人も多く、色んな伏線があって、最終的には回収されて行くんですが・・・
 
ん---面白い!!
 
昨年、読んだ本の5本の指に入ります。(^^;
 


40冊目は、NHKスペシャル取材班「老後破産」長寿という悪夢
 

 
これは、10年程前に放送された番組内容を本にまとめ出版されたもの。
 
ノンフィクションです。
 
年金暮らしの人や無年金で暮らす人を取材し、当時での社会保障問題を指摘する本。
 
現在も何にも変わりません。
 
明日は我が身・・・・です。
 
どなたか知りませんが、ネット上にはこう言う意見もありました。
 

「生活保護についてだが、日本の生活保護の水準は国際的に見ても贅沢でもなんでもないし、支給額だけで見れば、まずまず妥当なレベル。
また、不正受給者が2~3万人いるそうだが、問題は保護を受けるレベルなのに受けてない人が800万人もいると推計されること。
つまり、無理して働いて生保以下の収入で税金も医療費も払って大変な思いをして暮らしている。
ドイツなら失業保険と生保が連動しているが、日本にはそういう仕組みもない。
それどころか、今ではハローワーク職員すら非正規で失業者予備軍だ。
当然、政府はこれを分かっているが、この貧乏人たちは政府に文句を言わないし、選挙にもいかないので予算を回したくないので黙っている。
そして不正受給者の情報ばかりをマスコミに流すのだ。
で、結局予算の大部分は経済界の支援や役人の権益のために分配されてしまうのだ。
生保が恥とか思う必要はない。生活が苦しいならすぐ大声で申請すべし。」
 
あくまで、こう言う意見もあるという事。
 
生保は、受けたくても受けられないのが現実のよう。
 
悲しい。



41冊目は、デボラ・インストール「ロボット・イン・ザ・ガーデン」松原葉子訳


 
これは、あれです、えーーっと二宮和也主演の映画・・・・・「TANG タング」
 
映画は観ていませんが、本は面白かったです。
 
でも・・・・・日本人の配役では、どうなのかな?
 
想像出来ない。(^^;
 
英国での話なので、やはり英国人主演で英国で撮った方がよかったのでは?
 


42冊目は、垣谷美雨「夫のカノジョ」
 

 
夫が浮気をしていると勝手に思い込んだ奥さんが、その浮気相手と目する女性と心と体が入れ替わる。
 
そう、大林宣彦監督映画「転校生」みたいな感じ。
 
実際は浮気をしている訳でもないのですけどね。
 
入れ替わりかたが強引(力ワザ(^^;)だけど、ま、楽しいのでよしとしましょう。(^^;
 
(博多弁のおばあちゃんが出てきて入れ替える。)
 
これもドラマになったそう。
 
視聴率がどうだったかは、存じませんが。
 


43冊目は、湊かなえ「少女」
 

 
子供の頃から友達の女の子二人が、互いに相手のことを思い違いしながらも友情を深めていく。
 
ちょっと違うか?(^^;
 
どちらも人が死ぬところを見たい、というところから話が展開して行くんだけど・・・・・。
 
ストーリーは面白いんだけど、ちょっと男子の私からすると、女子の気持ちがよくわからない・・・・かな。(^^;
 


という事で昨年12月は、6冊。
 
昨年は年間43冊という結果でした。
 
しかし、昨年は(昨年もかな?)、結構面白い本と出会いました。
 
ORIONさんから教えて頂いたギャビン・ライアル「深夜プラス1」とか、カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」。
 
大江健三郎「人間の羊」、ピエール・ルメートルの三部作、相場英雄「血の轍」、福井晴敏「亡国のイージス」、原尞の沢崎シリーズ等々。
 
さてさて、今年はどんな本に出会えるか。
 
楽しみです。





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4 コメント

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Unknown (るぱんじい)
2024-01-11 19:52:21
プロジェクト・ヘイル・メアリー、面白そうです。
読んでみたいとおもいます。
私は読めていません。

でもちょっとラブストーリー?に興味が。
サイレントラブっちゅうのを調達しちゃいました。
単純に「君の膵臓を食べたい」の浜辺美波が気に入ってしまっただけっていう理由ですが。
返信する
Unknown (hotchocolate)
2024-01-11 21:12:16
サイレントラブ
映画化されたヤツですかな?

私も原さんの沢崎シリーズの長編は全て手元にあって、いつでも読めるのですけど、全ては読んでいません。
短編を読みたくて調達準備中ってとこですかね。^_^
プロジェクト・ヘイル・メアリー、面白いですよ。
多分絶対映画も面白いと思います。

あと、カズオ・イシグロのわたしを離さないでも読んでみて下さい。
琴線にふれるんじゃないかと・・・思います。^_^
返信する
アンディーウィアー (るぱんじい)
2024-01-23 20:52:27
プロジェクト・ヘイル・メアリー、これって僕が以前読んだ「オデッセイ」?だったかとにかく火星で一人取り残された主人公のお話を書いた人じゃないですか!アンディーウィアーでしたっけ?
面白くないわけないですよね!
買ってきちゃいましたよ。だけど文庫はまだ出てなくて単行本の上下。高!(笑)。
でもきっと損は無いはず!
返信する
きっと損はありません。 (hotchocolate)
2024-01-24 12:59:03
おっしゃる通り、アンディー・ウィアーはオデッセイの作者です。
宇宙科学とかそういう小難しいことは無視(^^;して、すぐハリウッド映画の世界へ誘ってくれます。
楽しいですよ!
なかなか地球外生命体を想像するのは難しいですけど。(笑)
るぱんじい さん、楽しんで下さい。
ありがとうございます。
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