花郎徒の庵 

目指せ楽隠居! 大長今ファン&歴史フリークの隠者・花郎徒による よろずつれづれ日記です。(*>∀・*) 

ソドンヨ キャラ比較 其の二

2008-10-23 22:51:45 | チャングム(大長今)
 前回に引き続き、庵主お気に入り韓国ドラマ「ソドンヨ(薯童謡)」に登場する人物を「大長今」の登場人物と比較してあれこれ独断と偏見にて語るログです。よろしかったご意見・ご感想をお寄せください。

 其の一にては主人公・ヒロイン・ライバル・恩師・生母をそれぞれ取り上げましたが、今回は主人公チャンが関わる
太学舎(テハクサ)(※)」の主要メンバーからのご紹介です。

モジン(毛津) → ハン尚宮+シン・イクピル+クミョン
・何よりルールを守ることを最優先し、突飛な行動を取る者や謙虚さのない者には容赦しない
・主人公の才能や功績を内心では評価しているようだが、それを褒めることは稀である
・やたら主人公を誤解しているフシがあり、なかなか人柄を信じなかった
・しかし、その本質を知ると己の不明を悟り、しっかりと礼を尽くす振る舞いを見せた
・主人公の親代わり的存在の人物から行為を持たれている(?)
・ある意味で仕事はできるが恋愛で身を滅ぼしかねないキャリア女性

☆庵主から一言
 あまりにも原則主義者なので正直始めの頃は、ヨンガモとの因縁ゆえチャンを目の敵にする意地悪な女性に見えたのですが、博士に対する滅私奉公的な愛の捧げ方やどんな時にも百済の事を思う気持ちを段々感じるようになり、立派な人に思えるようになりました。

 ちなみにこのモジンさんですが… 個人的に彼女の容姿を見ていると、きっとわが国の飛鳥~奈良時代の女性もこんなスタイル(衣装だとか髪型など)だったんだろうなぁと思ってしまいます。
 
 ついでに申せば、遠い未来には技術士ではなく国を代表する流行歌手(エ○ーナ?)になる予定らしいです。
(わかる方にはわかるネタですみませんw

メクトス(脈度水) → カン・ドック+チョ・チボク
・明るく楽しく調子がいいお笑い担当キャラ
・そこそこ才能はあるが、目立ってそれが役に立つことは少ない
・仕事はするがあまり熱心ではなく、むしろ息抜きの時間のほうがはるかに長い
・人生の半ばで愛する我が子を不慮の事態で失ってしまった
・他人から見たらかなり怪しいことを平気でするのが多い
・何かと主人公に対して擁護的態度で接し、ほとんどのそのスタンスが変わりなかった
・大事な場面でおちゃらけが過ぎてしまい、空気を読めない行動をしてしまう傾向がある

☆庵主から一言
 演じているのが同じイム・ヒョンシクさんと言うこともあり、トックおじさんとメクトス技術工は極めて同類に見えがちですが、割とパニクり易いトックおじさんとは違い、メクトス技術工はところどころでけっこう泰然としている場面が多い気がします。
 何よりも口うるさい(?)夫婦漫才の相方のあるなしも決定的な違いですね。

ウンジン(銀進) → ヨンセン+シンビ+ミン尚宮
・仕事において特に抜きん出た才能はないものの、人一倍強い健気さの持ち主である
・最初は主人公の存在を少し危うく思っていたが、付き合いが長くなるにつれ仲良くなった
・お気楽な性格で意外と職場のムードメーカー的存在
・ある分野に限ると優れたセンスを持っており、はっきり言って自信がある
・面倒なことは嫌いだが、楽しいこと面白いことには興味津々
・主人公の恋愛に理解を示し、それが成就するようにこまめに働いた
・どことなく夢見る少女そのものの生き方をしている

☆庵主から一言
 単なるヒロインのライバルキャラ的役割かと思いきや、恋も仕事も両立したいというある種貪欲なキャラでした。フィクションとは申せ、服飾や装身具に関してのデザイナーとしての才能は意外とあるんじゃないかと…
 あと、ポムノから好意を寄せられていてもまったく意にも介さないクセに、その心が移り気になるとちょっと悔しいと思うようなそぶりがあるなど、随分と現代的センスの持ち主のようです。

 ところで、ドラマのOPの映像を見るとキャスト紹介の時、ウンジンは本編にはないお姫様っぽいスタイルで微笑んでいますが、これはきっと当初は彼女(ク・ヘソンさん)がウヨン姫に相当する役になる予定だった名残りなのかもしれません。

ポムノ(凡路) → イルト+チャンイ
・子供の頃から主人公と兄弟のように育つ
・主人公と同世代のはずなのに根が子供っぽい
・野心は持たず何事も楽な生き方を選択し、その日が楽しければ幸せな考え方をしている
・至って人当たりがよく無害な存在であるため、他人から警戒されることはない
・あまり目立たないながら隠れた癒し系である
・気がつけば情報収集担当やメッセンジャー的役割をこなしていた
・最後の最後で出世した

☆庵主から一言
 とりあえず技術者としての才能云々よりも、普通に人柄の良さが長所なキャラですね。お世辞にも際立つイケメンというわけじゃありませんが、マニアックなある女性にしてみれば母性本能くすぐり系なんでしょう。チャンを親友と思う気持ちは誰にも負けず、常にその役に立とうと本業をほっといても頑張る姿は中々大したものです。

 あ、ちなみに、彼の子役時代を務めた子はよ~く見てみると「大長今」でイルト役だった子と同じ子ですよ。

コモ(古模) → 尚膳令監+チョン最高尚宮
・物静かで冷静沈着かつ公平無私な人柄
・自分がトップに立つよりも誰かのサポート役に徹するポジション
・多岐にわたる才能を持ち、周囲から一目置かれている
・裏方から主人公の味方になってくれた
・主人公の師にとって良き相談相手である

☆庵主から一言
 これまた尚膳令監とかなりキャラが被っておりますが、こちらはキラースマイルが武器じゃなくて故実に通じて医術も収め、しかも太学舎の幹部クラスであります。ただ国益を思う気持ちでは共通しているようです。

ウス(優壽) → ヨンノ+チョドン&チョボク
・主人公と親しい女性キャラと性格的に対極にある生き方をしている
・ライバルキャラに接近し、意識のあるなしにかかわらず結果的に悪事の片棒をかつがされる
・あまり快く思っていなかった主人公に対し、徐々に心を開き素直に接するようになった
・世間一般に言うと十分に美人の部類に位置する女性

☆庵主から一言
 官婢の身分から這い上がり技術士の道を目指した彼女。モンナス博士を恩人と思い、そして自分自身を高めるべくひたむきな姿勢は評価できます。でも、初期に多いウンジンを小バカにした態度やサテッキルを妄信する姿はいただけません。

 それにしても、時には内医院の医女だったり、太学舎の技術工だったり、サチュルトの神女に仕える侍女だったりと、時代を超えて忙しい女性のようです。

(※太学舎とは、現代流に言い換えると「国立総合技術開発研究所+中央文化財団+国家祭礼実行委員会」的な存在です。要するに国内の行事だけでなく、技術立国を推進することで諸外国との親交や係争に対処するために設置されている特殊機関だと言えます。
ドラマ内でも時々描かれていますが、幼少時から技術者養成を目的として就学することから始まり、基本的には生涯を国益を第一とする技術者として過ごすものの、優れた者は培った才能を武器に稀に技術官僚にも転身する者もいるようです)

 というわけで、BSでのドラマ放送はそろそろクライマックスですが、このテーマログは懲りずに次回に続く予定です。


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2 コメント

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ソドンヨソヨソヨ? (てるてる)
2008-10-24 21:39:44
「ソドンヨ」、第一回から見ていたのですが、途中、何回か、抜けてしまいました。

気がついたら、チャンはおとなになっているし、あの優しく賢い男の子は死んだみたいだし、しかも、チャンの回想場面では、拷問にあっているみたいで、かわいそうでした。

チャンは自責の念に苦しめられていましたね。

こども時代、イルトそっくりだった、ポムノも、おまえの親友はにいさんが死んだときに一緒に死んだんだ、と言って、チャンを殴っていたし……

モジンさんを、てっきり、嫉妬にかられた意地悪な人だと思っていたので、ほんとうはハン尚宮のようなりっぱな人だと教えていただいて、安心です。

クミョンのように主人公を苦しめるのかと思っていました。

「クッキ」では、主人公の幼友達で、わがままだけど根はいい子でしたね!

>*コモ(古模) → 尚膳令監+チョン最高尚宮

太学舎では、ほんとうに落ち着いて考え深くてすてきなおじさまで信頼できる方ですね。

「商道」と同時進行で見ているので、こっちではまるで正反対の性格になっているので、おもしろいです。

イ・ビョンフン監督のドラマでは、「商道」「ホジュン」では、主人公とからむ女性は、おとなしく控えめで淑やかで、「大長今」では女性が主人公になってとても活発になって、むしろ主人公をとりまく男性のほうが紳士で静かで控えめなぐらいで、「ソドンヨ」では、主人公のカップルはふたりとも活発すぎるぐらいですね。

「大長今」と「ソドンヨ」では脚本が同じ女の人だからでしょうか。

ソンファ姫がとても魅力的です。しかし、ソンファ姫は、太学舎の人々にとって、敵側の人間では?

あ、でも、花郎徒さんのキャラ比較によると、チャンの恋を応援する人もいるみたいだから、ソンファ姫も、だんだん、太学舎に受け入れられていくのかな?
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ネタバレ  (花郎徒)
2008-10-26 18:24:12
てるてるさん、こんばんは!
すっかりレスが大遅刻してしまい、申し訳ありません。

>気がついたら、チャンはおとなになっているし、あの優しく賢い男の子は死んだみたいだし、しかも、チャンの回想場面では、拷問にあっているみたいで、かわいそうでした。
 途中見れない回があったりするとどうしても話の展開に早さと前後の事情が把握しづらいものです。
 史劇は特にそうですが、子供時代をあまり長く続けてしまうと視聴者の動向が流動的になりやすいので短めになっているようです。
 個人的にチャンは子役の子の声がいまいち(ちょうど変声期だったのかも?)だったので大人になったときは少し安心できました。
 ポムセン(チャンが兄貴と呼んだ子)が非業の死を遂げ、太学舎の人々から根本原因として忌避された少年チャン… その苦悩と記憶を胸にどんな「立派な人間」になるのか楽しみに見てくださいませ。

>モジンさんを、てっきり、嫉妬にかられた意地悪な人だと思っていたので、ほんとうはハン尚宮のようなりっぱな人だと教えていただいて、安心です。
 元々はしっかりとした信念のある大人の女性なのですが、博士とヨンガモの事(+ポムセンの事)がどうしても引っかかってしまい、チャンを直視することができずにいる人です。
 仰るとおり、物語の中ではしばらくはそのスタンスを続けますが、後には「嗚呼、この人も本当は理の人ではなく情の人だったんだなぁ」と思うはずです。

>「ソドンヨ」では、主人公のカップルはふたりとも活発すぎるぐらいですね。
 これはほんとそうですね~
見ていてあまりにエネルギッシュなのでかなりハラハラさせられます。
 まぁ、その反動というか、各々病気になったり傷心になるシーンもあり、ちゃんとメリハリが出来てもいますが…

>しかし、ソンファ姫は、太学舎の人々にとって、敵側の人間では?
 何と言ってもそこは背景が仇敵になっている別々の国の男女の恋ですから、おのずと障害は大きいと言えます。
 大長今の時は「身分」や「職責」の壁がありましたが、今回は「国益」とか「イデオロギー」ですし、それ以上の試練が待ち受けているのはたしかです。
 これ以上は詳しくお話しすると後が面白くなくなりますので、お許しを…
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