このblog内で時々話題に上らせてます「ソドンヨ(薯童謡)」。ご存知の通り、「大長今」と同じ監督・脚本家のせいか、他の韓国史劇よりもずっと馴染みやすい作品です。
ちなみに現在、BS朝日にてアンコール放送中であります。
参考リンク
http://www.bs-asahi.co.jp/sodonyo/index.html
http://sodonyo.net/cast/soukanzu1.html
(※本庵のブックマーク欄にもリンクがあります)
そこで未見の方の為におせっかいがてら、薯童謡の登場人物たちはどんな感じのキャラなのか、大長今の登場人物たちと比較した上で簡単に解説(案内?)申し上げたいと思います。
なお、人物名の後に「→」が付き、その先にあるのが(庵主の私見による)例えとなる大長今の人物(もしくはキャラとしての役割)となっております。そしてそれ以降は各キャラに見る共通点になります。
それでは早速…
*チャン(璋)→チャングム+ミン・ジョンホ
・類稀な発想力や不屈の精神などを含めた優れた才能の持ち主
・思いついたらすぐ行動し、時々暴走ぎみ
・家族運が無く、降りかかる災難が半端ではない
・自然に本人の味方になる人物が多い
・様々な経験を経て自分を確立してゆく
・高い理想を抱いているが、愛のためにあっさり忘れそうになる
・なぜかしょっちゅうお縄になる
・左遷されてもすぐに復活
・突出した才能ゆえに妬みや危険性を指摘されることも多い
・天のお告げでその運命が定められている
・親の形見の品にとても重要な意味が込められている
☆庵主から一言
チャンはほんとチャングムとよく似ている境遇の人物です。子供の頃から好奇心旺盛でなぜ?なに?に関しての探究心がスゴイと思います。異端視されながらもやることはしっかり評価されるという、今ならノーベル賞候補になりそうな才能の持ち主ですね。
*ソンファ(善花)→ミン・ジョンホ+ヨンセン
・主人公を日に陰に支え続け、理想実現に尽力した人物
・主人公を追っかけてどこでも行く
・主人公の言う事成す事をとことん信じて揺るがず
・自らの立場にかまわず、どんな犠牲もいとわない
・忠実な部下を持つ
・とりあえずどこにいても地に足の着いた生き方ができる
・愛のためには身分や地位も捨てることを躊躇しない
・苦楽を共にすることで絆が深まった
・何があっても主人公の味方であり続ける
・主人公のライバルに多少の負い目がある
☆庵主から一言
本来ならチョンホとは性別が違うので正当な評価になってないかもしれませんが、役割としては同じものだと解釈しました。主人公とライバルの間に入り、己のなすべき道を正しく見出し実行に起こした点も高評価していいですね。
*サテッキル(沙宅己樓)→チェ尚宮+クミョン+ヨリ
・愛する人を介して主人公とは宿命のライバル関係
・名門の出を誇りにしている
・肉親の情が強く、ここぞという時に団結を見せる
・子供の頃から聡明で他人よりもずっと抜きん出ていた
・しかし、途中で名声は主人公に取って代わられた
・当初は主人公との仲はおおむね良好だった
・主人公よりもずっと世渡り上手で出世も早い
・胸に秘めた野心で燃え盛っている
・顔の使い分けがうまく、一定の信頼を勝ち取っている
・結局、人生に狂いが生じたのはすべて主人公のせいだと解釈している
・悪事を働いている自覚があるが、あくまで必要悪だと信じる
・基本的に冷静沈着だが、挫折を味わうとキレまくる
☆庵主から一言
元々ちゃんとした才能の持ち主なのに、順風満帆な生活が主人公と出会ってしまったことで崩れ去ってゆく…
成功者としての生き方も恋もすべて奪われたと歪んだ考えに至り、悪の道を突き進む様はどちらかと言えばチェ尚宮よりもクミョンに近いのではないかと…
*モンナス(木羅須)→ハン尚宮+ソ・チョンス
・主人公にとって自分の才能を見出してくれた生涯の師
・天のお告げを受け、運命の人が生まれるきっかけになった
・時には厳しく時には愛情深く主人公に教えを与えた
・しばらくの間、主人公の正体に気づくことが無かった
・暴走しがちな主人公を度々制止して事を収めた
・主人公の母との因縁が深い
・大切な人を失ったことでそれがトラウマになった
・またそれにより仕事一筋で才能はあるが心を閉ざした人間となった
・主人公との出会いは最悪な状況下にあった
・弟子のために何度も危機に陥るが、決して見放しはしなかった
☆庵主から一言
ママニムもモンナス博士も同じような心の傷を持った人です。仕事は出来て信望も厚いが、どことなくとっつきにくいと周りから思われるのも共通してます。
ただ、博士は意外と融通が利く考え方ができる人で、間接的な政治力も持ち合わせています。また師であると同時に肉親に準じる存在ですね。
*ヨンガモ(燕嘉謀)→パク・ミョンイ
・主人公の母親である
・国の未来を担う人物を生んだ
・才能ある宮仕えの女性だったが、志半ばで去ることになった
・のっぴきならない事情で殺されかけたことがある
・母子ともども故あって人目をはばかって暮らしていた
・腕白な子供時代の主人公に手を焼く
・自ら果たせなかった思いを子に託し運命付けた
・子の目の前で悲運の生涯を終える
・子が信頼する人間の下で大成した
☆庵主から一言
出番はどちらもかなり少なく、初期段階で退場の憂き目に遭います。それでも我が子へ残した戒めは生涯主人公を生かすか手になったことは間違いなく、まさに「すべての物語における母」であります。
それと余談ながら、どちらも演じた女優さんは時代劇ながらだいぶ独特の色っぽさが感じられました。(ミョンイは内人時代に、ヨンガモさんは母親になってからがそう感じました)
こちらもチャングム同様、物語は長丁場であり多くのキャラ(主要キャラだけで約30名はいると思います)がいますので、とりあえず今回は第一回講座ということで… 読んでみて興味が湧いた方は、BSを見るなりDVDを借りてきて見ることをしま~す! チャングムにハマった人であればこちらも負けないくらいに面白く見れるはずです。
次回は今のところいつアップするかを特に決めてませんが、もしかしたら庵主の独りよがりが過ぎて意外と反応が薄くて今回のみで没になる可能性も無きにしも非ず…
追記:本ログテーマとはずぇんずぇん関係ないですが、10月10日ってば昔は「体育の日」で決まってたんですよねぇ… 今じゃHMのおかげでさながら「Flying Dutchman」みたいですね。
だからどうした?って言われたらそれまでですけど…
ちなみに現在、BS朝日にてアンコール放送中であります。
参考リンク
http://www.bs-asahi.co.jp/sodonyo/index.html
http://sodonyo.net/cast/soukanzu1.html
(※本庵のブックマーク欄にもリンクがあります)
そこで未見の方の為におせっかいがてら、薯童謡の登場人物たちはどんな感じのキャラなのか、大長今の登場人物たちと比較した上で簡単に解説(案内?)申し上げたいと思います。
なお、人物名の後に「→」が付き、その先にあるのが(庵主の私見による)例えとなる大長今の人物(もしくはキャラとしての役割)となっております。そしてそれ以降は各キャラに見る共通点になります。
それでは早速…
*チャン(璋)→チャングム+ミン・ジョンホ
・類稀な発想力や不屈の精神などを含めた優れた才能の持ち主
・思いついたらすぐ行動し、時々暴走ぎみ
・家族運が無く、降りかかる災難が半端ではない
・自然に本人の味方になる人物が多い
・様々な経験を経て自分を確立してゆく
・高い理想を抱いているが、愛のためにあっさり忘れそうになる
・なぜかしょっちゅうお縄になる
・左遷されてもすぐに復活
・突出した才能ゆえに妬みや危険性を指摘されることも多い
・天のお告げでその運命が定められている
・親の形見の品にとても重要な意味が込められている
☆庵主から一言
チャンはほんとチャングムとよく似ている境遇の人物です。子供の頃から好奇心旺盛でなぜ?なに?に関しての探究心がスゴイと思います。異端視されながらもやることはしっかり評価されるという、今ならノーベル賞候補になりそうな才能の持ち主ですね。
*ソンファ(善花)→ミン・ジョンホ+ヨンセン
・主人公を日に陰に支え続け、理想実現に尽力した人物
・主人公を追っかけてどこでも行く
・主人公の言う事成す事をとことん信じて揺るがず
・自らの立場にかまわず、どんな犠牲もいとわない
・忠実な部下を持つ
・とりあえずどこにいても地に足の着いた生き方ができる
・愛のためには身分や地位も捨てることを躊躇しない
・苦楽を共にすることで絆が深まった
・何があっても主人公の味方であり続ける
・主人公のライバルに多少の負い目がある
☆庵主から一言
本来ならチョンホとは性別が違うので正当な評価になってないかもしれませんが、役割としては同じものだと解釈しました。主人公とライバルの間に入り、己のなすべき道を正しく見出し実行に起こした点も高評価していいですね。
*サテッキル(沙宅己樓)→チェ尚宮+クミョン+ヨリ
・愛する人を介して主人公とは宿命のライバル関係
・名門の出を誇りにしている
・肉親の情が強く、ここぞという時に団結を見せる
・子供の頃から聡明で他人よりもずっと抜きん出ていた
・しかし、途中で名声は主人公に取って代わられた
・当初は主人公との仲はおおむね良好だった
・主人公よりもずっと世渡り上手で出世も早い
・胸に秘めた野心で燃え盛っている
・顔の使い分けがうまく、一定の信頼を勝ち取っている
・結局、人生に狂いが生じたのはすべて主人公のせいだと解釈している
・悪事を働いている自覚があるが、あくまで必要悪だと信じる
・基本的に冷静沈着だが、挫折を味わうとキレまくる
☆庵主から一言
元々ちゃんとした才能の持ち主なのに、順風満帆な生活が主人公と出会ってしまったことで崩れ去ってゆく…
成功者としての生き方も恋もすべて奪われたと歪んだ考えに至り、悪の道を突き進む様はどちらかと言えばチェ尚宮よりもクミョンに近いのではないかと…
*モンナス(木羅須)→ハン尚宮+ソ・チョンス
・主人公にとって自分の才能を見出してくれた生涯の師
・天のお告げを受け、運命の人が生まれるきっかけになった
・時には厳しく時には愛情深く主人公に教えを与えた
・しばらくの間、主人公の正体に気づくことが無かった
・暴走しがちな主人公を度々制止して事を収めた
・主人公の母との因縁が深い
・大切な人を失ったことでそれがトラウマになった
・またそれにより仕事一筋で才能はあるが心を閉ざした人間となった
・主人公との出会いは最悪な状況下にあった
・弟子のために何度も危機に陥るが、決して見放しはしなかった
☆庵主から一言
ママニムもモンナス博士も同じような心の傷を持った人です。仕事は出来て信望も厚いが、どことなくとっつきにくいと周りから思われるのも共通してます。
ただ、博士は意外と融通が利く考え方ができる人で、間接的な政治力も持ち合わせています。また師であると同時に肉親に準じる存在ですね。
*ヨンガモ(燕嘉謀)→パク・ミョンイ
・主人公の母親である
・国の未来を担う人物を生んだ
・才能ある宮仕えの女性だったが、志半ばで去ることになった
・のっぴきならない事情で殺されかけたことがある
・母子ともども故あって人目をはばかって暮らしていた
・腕白な子供時代の主人公に手を焼く
・自ら果たせなかった思いを子に託し運命付けた
・子の目の前で悲運の生涯を終える
・子が信頼する人間の下で大成した
☆庵主から一言
出番はどちらもかなり少なく、初期段階で退場の憂き目に遭います。それでも我が子へ残した戒めは生涯主人公を生かすか手になったことは間違いなく、まさに「すべての物語における母」であります。
それと余談ながら、どちらも演じた女優さんは時代劇ながらだいぶ独特の色っぽさが感じられました。(ミョンイは内人時代に、ヨンガモさんは母親になってからがそう感じました)
こちらもチャングム同様、物語は長丁場であり多くのキャラ(主要キャラだけで約30名はいると思います)がいますので、とりあえず今回は第一回講座ということで… 読んでみて興味が湧いた方は、BSを見るなりDVDを借りてきて見ることをしま~す! チャングムにハマった人であればこちらも負けないくらいに面白く見れるはずです。
次回は今のところいつアップするかを特に決めてませんが、もしかしたら庵主の独りよがりが過ぎて意外と反応が薄くて今回のみで没になる可能性も無きにしも非ず…
追記:本ログテーマとはずぇんずぇん関係ないですが、10月10日ってば昔は「体育の日」で決まってたんですよねぇ… 今じゃHMのおかげでさながら「Flying Dutchman」みたいですね。
だからどうした?って言われたらそれまでですけど…
先日、ヨンガモがチャンとモンナスの目の前で非業の最期を遂げる場面を見たばかりです。
最初からふたりと一緒に船に乗っておけば死ななくてもすんだのにー!! ぎゃんぎゃん!!
「ソドンヨ」には、チャングムに出て来た、ソチョンスとパクミョンイが歩いたり、流刑になるミンジョンホをチャングムが追いかけていったりした道が、よく出てきますね。
チャンとソンファ姫も馬に乗って散歩しているし……
今のところ、チャンは、ひどい悪がきです。
モンナス博士は、博士になる前は、ちょっとおつむが軽く見えるぐらい明るくてやさしい若者だったのに、すっかり憂い顔の人になってしまって、かわいそうです。
でも、ヨンガモも、どうにもならない運命に巻き込まれて、かわいそう。
で、サテッキルって、今のところ、チャンよりもずっといい子の、賢くて優しくてチャンの強い味方の男の子のことでしょうか。
あの子がクミョンのようになってしまうとは……
新羅の女官の女の子と仲良くなりそうだったのに。
あと、ソドンヨには、カンドックおじさんとイルトがほとんどそのままで出てきますね。
それから、チャン執事やチョンウンベクさんが、まるで太王四神記みたいな服装で出てくるので、ちょっとびっくりです。
性格はあんまりチャングムのときと変わってないみたいだけど……
チャングムでは女官長のスバル尚宮をやっていた人が、今回は、わりとやさしそうな人で出てきていますね。
チャングムのときとの変化の大きさにびっくりしたのは、チェパンスルです。
今度はまるでピルトゥや「海神」のヨンムンみたいになってます。
何かつらい経験をしたのかと、思ってしまいました。
脇役で、「商道」と同じ顔の人が同じような脇役で出てくるので、もし二つのどらまの時代が近かったら、全然見分けがつかないと思います。
えーと、「チャングム」では、天然痘がはやったとき、こどもを連れて来た物乞いの人が、「商道」では商人に、「ソドンヨ」では太学舎の職人に、なっていますね。
他にも、脇役はほとんどみんな共通みたい。
太学舎の服装が、とってもかわいいので、あこがれます。現代でもどこかの学校の制服として通用しそうな、ジャンパースカートと帽子の組み合わせ。
太学舎では、男も女も職人として技術と学問に精進していて、こどもの教育もしていて、親子で勤めている人もいて、なんだか理想的に見えます。
でも、その太学舎が襲撃されて、おおぜいの人が殺され、十数人の人だけが、新羅に亡命するんですね。
このときの、モンナスは、みんなを率いるリーダーとして、優れていたと思います。
「商道」の主人公のイムサンオクが、モンナスと、ちょっと似ているような気がします。どちらもリーダーとしても優れているんですね。
サンオクが、旅芸人の一座で踊っているチェヨンを見る場面は、すてきです。
モンナスも、舞を舞っているヨンガモをじっと見詰めていましたね。
モンナスにとってチャンは、ヨンガモを奪った憎い男のこどもであると同時に、愛するヨンガモのこどもでもあり、愛憎半ばするようですね。
今のところ、厳しさばかりが目立ちますが……
このふたりが、ハン尚宮とチャングムのように強い絆で結ばれる日が来るのを、楽しみに待ちます。
花郎徒様が「薯童謡」の話題を挙げてくださったので、早速食いついた食欲旺盛のまんてんちゃんでございます。
「大長今」との人物比較楽しいですね。
*ソンファ→ミン・ジョンホ+ヨンセン
・主人公を追っかけてどこでも行く
(疫病の村であろうと、怒りで剣を振るう暴君の下であろうと、本当に後先考えてもなお渦中に飛び込んでいく凄さ!)
・忠実な部下を持つ
(ソンファの部下のほうが、ミン・ジョンホ様の副官よりキャラがずいぶん濃いですよね、3人の部下のうち2人は長今の出演者ですね、親孝行者?のチョギちゃんはホント楽しくて大好きです。でもヨンセンの部下は、ミン尚宮様とチャンイということになるのでしょうか?)
・愛のためには身分や地位も捨てることを躊躇 しない
(身分の剥奪もなんのその!自分を殺してくださいと王様に訴える信念、愛を貫く姿勢が凄い!)
・主人公のライバルに多少の負い目がある
(たしかに・・・クミョンにウヨン姫、深い激しい愛を知っているからこそ無視できない・・・)
*サテッキル→チェ尚宮+クミョン+ヨリ
・愛する人を介して主人公とは宿命のライバル 関係
・子供の頃から聡明で他人よりもずっと抜きん 出ていた
・当初は主人公との仲はおおむね良好だった
・主人公よりもずっと世渡り上手で出世も早い
・胸に秘めた野心で燃え盛っている
・結局、人生に狂いが生じたのはすべて主人公 のせいだと解釈している
・悪事を働いている自覚があるが、あくまで必 要悪だと信じる
・基本的に冷静沈着だが、挫折を味わうとキレ まくる
確かにサテッキルとクミョンは、主人公と対峙するよく似た境遇の人物ですが、サテッキルのほうが、より悪の道に落ちていく葛藤がよく描かれていて,何回もDVDを見ていると,彼の哀れさがすごく感じ取れてきます。
「大長今」から韓国時代劇にはまりましたが、「薯童謡」は長今よりもっと貼りいやすい作品でした。花郎徒様、またこの続きを話題にあげてくださいね。お待ちしています。
>「ソドンヨ」には、チャングムに出て来た、ソチョンスとパクミョンイが歩いたり、流刑になるミンジョンホをチャングムが追いかけていったりした道が、よく出てきますね。
イ・ビョンフン監督お気に入りの絶景ロケ地なんでしょうね。でも、純粋に物語の広がりを感じられますし、何より自然の風景と愛する者たちの情景描写には欠くことのできない一枚の絵なのかもしれませんね。
チャングムを見た方でしたら、ほんとすぐにって気づくことでしょう。
>で、サテッキルって、今のところ、チャンよりもずっといい子の、賢くて優しくてチャンの強い味方の男の子のことでしょうか。
てるてるさんのように見始めた方にはいささかネタバレになってしまうのですが、仰っている男の子は、恐らく「ポムセン」の事だと思います。
何かと太学舎の人たちから阻害されるチャンのほぼ唯一の味方である子ですね。親友であり良き先輩であり、尊敬すべき先駆者でもある彼です。モンナス博士やモジンさんにはとても受けがよく、他の人たちからもとても大切にされています。
しかし、少しも奢ることなく劣等生であるチャンに何かと目を掛け、喜びも苦しみを共有してくれる頼れる存在です。でも…
これ以上は後の楽しみになるので詳しく語りませんが、とりあえずサテッキルはポムセンとは別人です。
>チャングムでは女官長のスバル尚宮をやっていた人が、今回は、わりとやさしそうな人で出てきていますね。
ククス(鞠首)さんですね。太学舎の下級技術士ですが、プヨソンによる謀反でっちあげ事件の際に夫と子供を殺された悲しい人です。
それでも男性が多い亡命者一行の中では、メクトスおじさんと並ぶムードメーカー的存在です。見た目に反して(?)けっこう向学心も強い人です。
>えーと、「チャングム」では、天然痘がはやったとき、こどもを連れて来た物乞いの人が、「商道」では商人に、「ソドンヨ」では太学舎の職人に、なっていますね。
それは私もすぐ気づきました。ついでによ~く思い出してみたら、ホジュンでもユ医院に担ぎ込まれた傲慢な両班男性役で出てまして、下層民よりも自分の診察を早くしろ!と文句を言って、ユ・ウィテから「死人が来たようだ。手遅れなので早く家に帰って葬式の準備でもしたらいい」と酷評された人だと記憶しています。
>モンナスにとってチャンは、ヨンガモを奪った憎い男のこどもであると同時に、愛するヨンガモのこどもでもあり、愛憎半ばするようですね。
ヨンガモを奪われたことをトラウマにしている博士にしてみれば仰るように対処に困る存在であります。同時に、博士を慕うモジンさんにとっては「秩序を乱す者」そして「博士を困らせる者」としてかなり疎ましく思っているようです。
博士とチャンの関係だけでなく、モジンさんの存在も絡めるとなお一層面白く見ることが出来るでしょう。
☆まんてんちゃんさん
>「薯童謡」の話題を挙げてくださったので、早速食いついた食欲旺盛のまんてんちゃんでございます。
ありがとうございます!
ぶっちゃけ、反応がぜんぜんないとどーしようかと思ってました。
>(疫病の村であろうと、怒りで剣を振るう暴君の下であろうと、本当に後先考えてもなお渦中に飛び込んでいく凄さ!)
常人はここが一番マネできないところですね。だからこそ視聴者は無理無茶無謀な主人公を活躍時には賞賛の拍手を、危機時には絶える事のない声援を送るのでしょう。
>確かにサテッキルとクミョンは、主人公と対峙するよく似た境遇の人物ですが、サテッキルのほうが、より悪の道に落ちていく葛藤がよく描かれていて,何回もDVDを見ていると,彼の哀れさがすごく感じ取れてきます。
やはりそこは男性と女性の違いでしょうね。女性であるクミョンには自ら手を下すということがなく、権力と言えども政治的なものを得る手段ではなく、自分の存在意義を確認するものでした。
その点、サテッキルは自分の利益になることに対してはまさしく何でもありだったので、悪辣さが決定的に違ったのかもしれません。
畑の手入れが終わって、天気の良い午後です。
金木犀がまるでオレンジ色の絨毯を敷いた様に散り始めました。
流石です、人物設定の読みが深いです。
チャングマの、きーみさんやRomeoさんのお薦めでしたので視聴しはじめましたが、おっしゃるように、チャングムの監督・脚本家らしく、息をもつかせぬ展開に引き込まれました。
昼間の時間でしたので、録画を夕食を作りながら視聴。(ここがチャングムと違うところ、チャングムの場合は夕食も全部終わらせ、TVの前に正座をして視聴)
百済の技術、日本との関係なども興味深かったです。発想が豊かなチャンの探求心は、ノーベル賞を受賞された方々と同じですね。
*サテッキルの>人生に狂いが生じたのはすべて主人公のせいだと解釈している
これはクミョンと全く同じです。
自分で選び進んできたはずなのに。
「自分が苦しんでいる時、だれも側にいてくれなかった・・・」
それは幼い時、両親を失いながら「強いのではなく他に生きる方法を知らなかった」と言うチャングムさんと、違う生き方です。
これから花郎徒さんの興味をもっていらっしゃる、ウヨン姫も出てきますね。主人公を巡って
まるで中宗とチョンホ様ですね。
また比較楽しみにしています。
どの作品にも共通するのですが、イ・ビョンフン監督作品には独特なテンポの良さと様々な伏線と常に見せ場がどこかにある点が魅力なんじゃないかと思います。
>自分で選び進んできたはずなのに。
「自分が苦しんでいる時、だれも側にいてくれなかった・・・」
それは幼い時、両親を失いながら「強いのではなく他に生きる方法を知らなかった」と言うチャングムさんと、違う生き方です。
結局は自分中心の考え方から抜け出せない人間ってことでしょうね。誰かが悪いから自分は損をしているとか、いつも自分が幸せになる資格があるというような凝り固まった意識が、すべての面で悪い方に答えを導き出してしまってるのかもしれません。
>また比較楽しみにしています。
ありがとうございます。その一言がかなり励みになります。まだウヨン公主の出番は先になりそうですが、とりあえずまた比較ログを立てたいと思います。