来る2023(令和5)年3月18日(土曜日)から実施予定の名鉄過去最悪級のダイヤ。
豊橋駅乗り入れの急行列車もごく一部を除き名鉄岐阜駅ではなく名鉄一宮駅の始発になってしまいます。
また豊橋駅には何と一部特別車の急行が1往復増発されるようだ。
名鉄は1957 (昭和32)年から58年にかけて初代5200系を投入し、岐阜〜豊橋間を通しで運行する一般特急、急行はごく一部を除きSR車化。その時に3800系などのAL車や、当時は電制付きで簡易密着型自動連結器搭載のOR車(初代3850、3900系?)は本線特急や急行からは基本的には引退したものとみられます。
また、OR車は連結器も今のEL120型みたいな単なる柴田式自動型に変更されてしまったらしい。
そして、1959年には5500系、61年には7000系、63年には7500系、そして73年には7700系を迎えましたね。
71年には7300系をデビューさせましたが、AL車なため、本線特急などには入りませんでした。
そして77年夏頃からは最高運転時速が100キロなものの、一応はSR車とも併結可能な6000系はあくまでも季節ダイヤの休日限定で豊橋駅に顔を出すことになり、79年1月には平日にも。2月からの基本ダイヤでは通年化されています。
これにより、特に正月の平日ダイヤで多かった岐阜〜美合間でのOR車(主に初代3400系)の代走による一般特急運用も姿を消しています。
中には東岡崎駅で折り返して岐阜に向かっていたAL車8連運用も出ました(確か1976年1〜2月頃。車体がダークグリーンの編成もいた……)が、その現代版はもしかして平日朝でのECB車による8連運用に相当するのかな?
それから84年春までは豊橋駅での6000系列はすっかりとお馴染みに。その後は旧国鉄での117系“東海ライナー”との対抗上からか、5700系の登場もあり、豊橋駅乗り入れの急行も再び6000系列をなるべく使わないようにしていたらしい。
しかしながら、輸送力増強的な立場からか、1994(平成6)年春には6000系列に代えて120キロまで出せる今の3500系が豊橋駅にも一般特急や急行として進出。その頃から片側2扉転換クロスシートのパノラマカーやNSR車は厄介者になり、1998(平成10)年からは廃車も本格化。そして、2008年の辺りまでには豊橋駅乗り入れの一般特急、急行は全部が今のECB車になりました。
しかしながら、今回ばつかりは本線急行も、もはやECB車である必要もなくなりそうな気もしますね。
そのため、今度は6500、6800系、そして場合によっては5000系が再び豊橋駅にも暫くは現れそうな気がするのだが。これらだけならば、110キロまで可能な筈だ。うん。河和線の平日昼での一般特急や空港線方面の準急がむしろ、すべてECB車化になる場合が出ても、少しも不思議ではなさそうだが。
しかし、新年度からは6500、6800系の初期型の廃車も一部では囁かれており、そちらも気にはなります。
私自身も体調次第では、ダイヤ変更後、ちょいとばつかり視察には行きたいとは思いますが、皆さんからの目撃情報もお待ちしております。
………また、コメントが遅くはなりましたが、6500系後期型のリニューアル情報を頂いた方には本当に感謝します。何だかリニューアル内容が念入り過ぎるのだが。
あとは6523、6524Fを残すだけになり、それからは6809〜6839Fのリニューアルに移行するのか?
あるいは3100系の内装リニューアルやワンマン対応化なども行われ、その3100系や6800系後期型の一部が蒲郡線や広見線末端部にも活躍の場を広げて、6009〜6013Fを本当に淘汰するのかも要注意です。
また、今の5000系については、やはり6500系との運用機能統一化の有無も気にはなりますね。
なお、3850系や3900系は昭和40年辺りには他のAL車との併結が初めて可能になったらしい。5000系もいっそのこと、それに倣えば良かろうと私自身は考えます。
また、6008、6052両Fもダイヤ変更や6523、6524Fのリニューアル完了時までには、いよいよ引退だろうね。うん。
画像は三度の再掲にはなりますが、最後の豊橋駅乗り入れの名鉄初代パノラマカーです。この列車をもち、1961(昭和36)年6月1日から親しまれた7000系は全く姿を見せなくなりました。撮影は恐らく2009(平成21)年5月16日の昼過ぎだったかな?
一度は提案したいが、今の3500系の一部組成にダークグリーンや5500系の歴代カラー、7000系の歴代カラーでも復刻させたらどうか。
但し、あの3780系で見られたライトパープルだけは視認性の問題で除外が望ましいところだが。うん。