8/4(月)~8/5(火)の2日間、
江津市にある県立少年自然の家で、
第19回島根県緑の少年団活動発表大会及び交流集会が
開催されました。
主催は、島根県緑の少年団連盟、
(社)島根県緑化推進委員会並びに島根県です。
県内から14の緑の少年団が参加し、
うち益田管内からは、
真砂中学校さくら少年団、道川小学校緑の少年団の
2団が参加しました。
活動発表大会では、
波佐小学校緑の少年団と出雲第三中学校緑の少年団が、
それぞれ発表を行いました。
審査の結果、
波佐小学校緑の少年団が最優秀賞に選ばれました。
おめでとうございました。
さて、期間中、様々な活動が行われましたが、
“ネイチャートレイリング”という面白いプログラムが、
行われましたので、御紹介します(写真1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/fa/40389a80fd87d225f287c9646bcfdb7f.jpg)
写真1 ネイチャートレイリングの様子
(子どもの一人が、木の上に設置された設問を読み上げ、
班員全員で答えを考えているところです)
ネイチャートレイリングという言葉、
今まで聞いたことがありませんでしたが、
ネイチャー・トレイルとは、“自然・路”ということで、
自然散策路即ち“自然観察のための遊歩道”という意味だそうです。
ネイチャートレイリングとは、
ネイチャートレイルを利用して行い、
あらかじめ設けられた観察ポイントにて、
自然からの問いかけに答えながら、
ゴールを目指すという
自然観賞プログラムのことだそうです。
林業課のS調整監の指導のもと、
このネイチャートレイリングの事前の準備等について、
我々、林業普及員で行い、手法を学びました(写真2)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/32/69ded2432795d810c6717d584b4655b2.jpg)
写真2 ネイチャートレイリングのルールについて説明するS調整監
(右下の机上にあるのが標識テープ)
ネイチャートレイリングの概要については、
次のとおりです。
■準備する物
標識テープ(黄・ピンク・緑)、問題を標示するボード、
その他必要な物
3色の標識テープを用意します。
黄色は、 “そのまま進め”
ピンクは、“分かれ道”
緑色は、 “設問(観察ポイント)あり”を
それぞれ意味します。
色の種類は、基本的に何でも良いと思いますが、
山の中では、ピンクが一番目立ち、
黄色は、やや目立つ程度で、
緑色は、風景に溶け込んで分かりにくい
という性質を意識していると思いますので、
でたらめな色で良い訳ではないと思います。
例えば、山の中に茶線のように路があり、
青の波線のようにコースを歩かせたい場合、
次の図のように、黄色テープとピンクテープを配置します(図1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/b4/60c9c4d3006718e9437cfb2a0838bc37.jpg)
図1 黄色テープとピンクテープの配置例
テープは、枝先等に結びつけますが、
テープの間隔をあまり近付けずに、
テープの長さも20cm程度にするのがポイントです。
テープから次のテープが見えたり、
テープが目立ちすぎると面白くありません。
ピンクテープのあるところは、分かれ道ですから、
班員が手分けして、正しい道を探すことになります。
自然と班員同士が協力するようになるわけです。
道を外れて歩かせることも可能で、
コース取りの自由度の高さも優れた特徴です。
ネイチャートレイルの途中には、
その場にあるものにちなんだ設問を設置します。
設問を設置した箇所には緑テープで目印します(図2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/fb/85e2c86fadbb3e7992b1f38a9f343f8a.jpg)
図2 問題の配置例
設問は、ナンバーを書いたボードを針金等で設置し、
その裏に貼り付けます。
ボードをめくると設問が見えるというわけです。
木の上に設置したり、
足下に設置したり、目線を変えてやると、
設問を探す楽しみも増えます。
設問の正答数で、採点するほか、
コースタイムを競わせたり、
決められたタイムに近いチームに得点を与えたりすると、
ゲームとしても面白くなります。
学校の先生方や、
森林環境教育に取り組んでいらっしゃる方、
機会があれば、ネイチャートレイリングをやってみて下さい。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)
江津市にある県立少年自然の家で、
第19回島根県緑の少年団活動発表大会及び交流集会が
開催されました。
主催は、島根県緑の少年団連盟、
(社)島根県緑化推進委員会並びに島根県です。
県内から14の緑の少年団が参加し、
うち益田管内からは、
真砂中学校さくら少年団、道川小学校緑の少年団の
2団が参加しました。
活動発表大会では、
波佐小学校緑の少年団と出雲第三中学校緑の少年団が、
それぞれ発表を行いました。
審査の結果、
波佐小学校緑の少年団が最優秀賞に選ばれました。
おめでとうございました。
さて、期間中、様々な活動が行われましたが、
“ネイチャートレイリング”という面白いプログラムが、
行われましたので、御紹介します(写真1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/fa/40389a80fd87d225f287c9646bcfdb7f.jpg)
写真1 ネイチャートレイリングの様子
(子どもの一人が、木の上に設置された設問を読み上げ、
班員全員で答えを考えているところです)
ネイチャートレイリングという言葉、
今まで聞いたことがありませんでしたが、
ネイチャー・トレイルとは、“自然・路”ということで、
自然散策路即ち“自然観察のための遊歩道”という意味だそうです。
ネイチャートレイリングとは、
ネイチャートレイルを利用して行い、
あらかじめ設けられた観察ポイントにて、
自然からの問いかけに答えながら、
ゴールを目指すという
自然観賞プログラムのことだそうです。
林業課のS調整監の指導のもと、
このネイチャートレイリングの事前の準備等について、
我々、林業普及員で行い、手法を学びました(写真2)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/32/69ded2432795d810c6717d584b4655b2.jpg)
写真2 ネイチャートレイリングのルールについて説明するS調整監
(右下の机上にあるのが標識テープ)
ネイチャートレイリングの概要については、
次のとおりです。
■準備する物
標識テープ(黄・ピンク・緑)、問題を標示するボード、
その他必要な物
3色の標識テープを用意します。
黄色は、 “そのまま進め”
ピンクは、“分かれ道”
緑色は、 “設問(観察ポイント)あり”を
それぞれ意味します。
色の種類は、基本的に何でも良いと思いますが、
山の中では、ピンクが一番目立ち、
黄色は、やや目立つ程度で、
緑色は、風景に溶け込んで分かりにくい
という性質を意識していると思いますので、
でたらめな色で良い訳ではないと思います。
例えば、山の中に茶線のように路があり、
青の波線のようにコースを歩かせたい場合、
次の図のように、黄色テープとピンクテープを配置します(図1)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/b4/60c9c4d3006718e9437cfb2a0838bc37.jpg)
図1 黄色テープとピンクテープの配置例
テープは、枝先等に結びつけますが、
テープの間隔をあまり近付けずに、
テープの長さも20cm程度にするのがポイントです。
テープから次のテープが見えたり、
テープが目立ちすぎると面白くありません。
ピンクテープのあるところは、分かれ道ですから、
班員が手分けして、正しい道を探すことになります。
自然と班員同士が協力するようになるわけです。
道を外れて歩かせることも可能で、
コース取りの自由度の高さも優れた特徴です。
ネイチャートレイルの途中には、
その場にあるものにちなんだ設問を設置します。
設問を設置した箇所には緑テープで目印します(図2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/fb/85e2c86fadbb3e7992b1f38a9f343f8a.jpg)
図2 問題の配置例
設問は、ナンバーを書いたボードを針金等で設置し、
その裏に貼り付けます。
ボードをめくると設問が見えるというわけです。
木の上に設置したり、
足下に設置したり、目線を変えてやると、
設問を探す楽しみも増えます。
設問の正答数で、採点するほか、
コースタイムを競わせたり、
決められたタイムに近いチームに得点を与えたりすると、
ゲームとしても面白くなります。
学校の先生方や、
森林環境教育に取り組んでいらっしゃる方、
機会があれば、ネイチャートレイリングをやってみて下さい。
投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ
主任林業普及員 大場寛文
~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~
なつかしの国石見(いわみ)