益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

大正ロマンの建造美

2008年09月03日 | 名所旧跡探訪
 (子どもの)夏休み最後の土日は、
 友人の結婚披露パーティーに参加するため、
 松江市宍道ふるさと森林公園に行きました。

 家族や友人と森林公園のログハウスに宿泊したのですが、
 床板や壁の丸太(ログ)をさすったり、眺めたりしながら、
 「これ、スギだよなぁ。いや、外材かも?」
 と独りブツブツ言いながら、悩んでました。

 職業病です(笑)。

 さて、県東部に出かけることもあまりないので、
 以前から、見てみたかった木造建築物を訪れるため、
 ちょっと、寄り道しました。

 場所は、出雲市。
 出雲大社の門前町の一角です(写真1)。


 写真1 訪れた木造建築

 
 この風格のある建物は一体なんでしょう?
 老舗の旅館?木造校舎?

 次の写真をみれば、わかりますよね(写真2)。


 写真2 建物の一部分 


 そうです!駅舎です。

 旧大社駅は、明治45年に国鉄大社線の開通により開業され、
 大正13年に新たに改築がされました。
 以後、出雲大社の表玄関として人々に愛されてきましたが、
 平成2年、JR大社線の廃止により、
 駅舎としての役目を終えました。
 平成16年に国の重要文化財に指定されています。

 駅舎内が、また趣があります(写真3)


 写真3 駅舎内(天井が高い)


 駅舎内にあった芳名録をめくると、
 全国各地から人が訪れています。
 

 感想欄には、
「すばらしい。」
「来て良かった。」
「永久に保存して欲しい。」等々、
 絶賛の声が並べられていました。

 私自身、このような風格のある駅舎を見るのは初めてでしたが、
 このように全国各地の方が賞賛しているのを見ると、
 全国的にもこれだけの駅舎は珍しいんじゃないでしょうか?

 あまり賑やかなところではないのですが、
 私たちが、見学している間にも、
 家族連れやカップル、一人旅の女性、
 3人連れの関西弁のギャル等、
 何人も人が訪れていました。

 ブログを御覧の皆さん、
 出雲大社に観光の際は、
 是非、旧大社駅も訪れてみて下さい。
 入館料はいりません。タダです(笑)。 

 
 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ)

 
 


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